転職に失敗しないためにはどんなことに気をつけたらいいんだろう?
やっぱ転職サイトとかハローワークに行った方がいいのかな?正直あまり看護師転職サイトを使いたくないんだよね。
こういった疑問にお答えします。
私も保健師から看護師に転職するとき自力で求人を探して転職しようか迷って看護師転職サイトを使いました。その理由は、自力だと転職先の内部情報が全然わからなかったから。
アドバイザーから現場の看護師の声を聞いて安心して転職し無事給料も5万円アップして今精神科看護師5年目にもなったのでその経験を基に下の内容を解説していきます。
- 看護師が自力で転職するメリットとデメリット
- 求人を自分で探す流れ
- 自力転職の注意点
- 自力転職が向いている人と向いていない人
3分ほどで読める内容になっています。3分後には自力がいいか、看護師転職サイトを使うのがいいのか決めれていると思いますよ。
貴重な3分いただきますねm(_ _)m
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
看護師が自力転職するメリット
看護師が自分で求人を探すデメリットは下のとおり。
- 病院に歓迎されやすい
- 転職支度金がもらえる
- 連絡から採用までが早い
- 自分の目で職場や距離をみれる
- 自分のペースで転職活動を進められる
病院に歓迎されやすい
看護師転職サイトを利用すると看護師を紹介してもらった病院は転職サイトに紹介料(約100万前後が相場)を払わなくてはいけません。
そのためよくある話は以下のようなことをボヤかれるのです。
看護師にはあまり関係のない話なのですが、病院はコストがかからない自力転職の方が助かるため、転職サイト利用に比べて自力転職の方が採用されやすいし病院にも歓迎されやすくなります。
転職支度金がもらえる
自分で探して転職すると転職支度金をくれる病院もあります。
これは看護師転職サイトを経由しなかった人だけがもらえる支度金なので自力転職最大のメリットです。
なぜ転職支度金がもらえるかというと、転職サイト経由だと病院は転職サイトに「看護師を紹介してくれてありがとう」と紹介料を100万円程支払わなくてはいけません。
しかし、自力転職ならコストは0円。その分、転職してきてくれた看護師に還元してくれるわけです。
転職方法 | 採用コスト |
直接応募 | 0円 |
求人サイト | 40万円 |
看護師転職サイト | 年収の3~4割(約100万円) |
連絡から採用までが早い
病院の人事担当者にあなたが直接連絡する分、連絡から採用までの時間が早いのはメリットです。
仮に看護師転職サイトやハローワークを経由するとあなたと求人の間にワンクッション入ってしまいます。そうなると連絡が遅くなることも、すれ違いになることもあります。
間に誰も入っていない分、あなたがすべての連絡に対応しなくてはいけないですが、受けたい病院が決まっているのなら自力での転職が最短の転職方法です。
正直ハローワークやナースセンターは自分の希望は聞いてくれるものの、関係のない病院も勧めてきたりしますし、転職サイトもアドバイザーの当たり外れで的外れな病院を紹介されたりもします。
そう考えると自分で探す場合は、そのような無駄を省けて目標の病院まで最短距離で転職活動ができると言えます
自分の目で職場や距離をみれる
転職サイトやハローワークで紹介された病院をすべて自分の目で確認したり、距離を確認したりするのは難しいです。
自分で探して自分で応募するので
- 自宅からの距離や通勤ルートはどうか?
- 通勤時間はどのくらいか?
- 病院周辺の店や施設は何があるか?
と自分の目で職場や距離をみれます。
自分のペースで転職活動を進められる
自分のペースで転職活動を行えるのも良い点です。
たとえば友人や同僚の紹介で転職しようとするとどうしても仲介に入ってる分、転職活動が煩雑になります。しかし、すべてを自分でするのであればそのようなペースを乱されることもなく、マイペースに転職の手続きを進めることができます。
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
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看護師が自力転職する7つのデメリット
看護師が自分で求人を探すデメリットは下のとおり7つあります。
- 非公開求人を探せない
- 休みや夜勤明けも返上になる
- 給料や雇用条件の交渉が難しい
- 転職活動が大変でうやむやになる
- 求人への連絡や面接調整や手続きが大変
- 自分に合った求人が客観的に分からない
- 病院のホームページや求人情報誌が情報源になる
順番に解説します。
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
非公開求人を探せない
自力転職だとホームページやネットに公開されている求人しかみれず、看護師転職サイトが保有している非公開求人を探せません。
非公開求人とは:看護のお仕事に登録することでしか確認できない求人のこと。
主には、病院のホームページに出すと在職者から文句を言われそうな高待遇な求人。もしくは大っぴらに求人募集すると人気すぎて採用側が大変になる求人など
もし、非公開求人を探したいのなら看護師転職サイトを利用しなくてはいけません。非公開求人を豊富に持っているのは看護のお仕事です。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
休みや夜勤明けも返上になる
自分で転職活動をするので休みや夜勤明けも返上で転職活動をしなくてはいけません。
特に育児中や介護中の看護師にとってはかなりきついです。
給料や雇用条件の交渉が難しい
給料や雇用条件の交渉をあなたがしなくてはいけません。
病院の言い値で採用されると前職よりもかなり安くなったり、雇用条件がかなり厳しいものになることもあります。
と思うのならば、看護師転職サイトのアドバイザーに頼んでしまうのが楽です。アドバイザーなら転職のプロなのであなたが希望する給料や雇用条件に合わせて求人と交渉してくれるので失敗しませんよ。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
参考【最大40万円は嘘】看護師転職サイトお祝い金比較ランキング4選【なぜもらえるか解説】
転職活動が大変でうやむやになる
一人で転職活動をするため、普段の看護業務が忙しくて転職活動に足が向かず「そこまで不満にもおもっていないしこのままでもいいや」と転職がうやむやになることも。
もし、給料や雇用条件に不満があるのなら転職すべきですが、一人ではなかなか持続しませんよね。
例えば、ダイエットも同じでいざ「痩せるぞ!」と思っても三日坊主になった経験は誰しもありますよね。これは「継続できないから」です。ダイエットで言えばジムにいったり、ライザップなどのパーソナルジムに通うとなぜ痩せれるかというと一人じゃないので「継続させてくれる」からです。
もし、本気で転職したいと思うのなら一人の環境よりは強制的に転職までの流れを作ってしまってもいいかもしれません。
ダイエットでいうジムやパーソナルジムが、看護師の転職で言えば「看護師転職サイト」になるわけです。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
参考【最大40万円は嘘】看護師転職サイトお祝い金比較ランキング4選【なぜもらえるか解説】
求人への連絡や面接調整や手続きが大変
求人の連絡や面接調整、手続きをすべての自分でしなくてはいけないので大変なのはデメリット。
どんなに仕事が忙しかろうが、家事が大変であろうがあなたが動かなければ転職は進んで行きません。そのためあなた自身への負担はかなりのものです。履歴書の書き方から、面接の調整、給料条件の交渉まですべて一人で行わなくてはいけません。
- 履歴書や職務経歴書の作成
- 面接調整や細かい電話連絡
- 面接対策
- 給料交渉や雇用条件交渉
- 内定後の入職日の調整
参考【テンプレDL付】看護師が転職に失敗しない履歴書&職務経歴書の作り方と書き方
参考【成功率9割増】看護師転職の面接と履歴書の長所と短所【8つの例文とNG回答】
参考看護師の転職で給料や雇用条件の交渉術【結局は転職サイトを使うべし】
自分に合った求人が客観的に分からない
自分ひとりで転職活動をするので主観的になりがち。なので自分に合っている病院や施設を客観的に提案してもらえません。
もし自力で転職をするなら始めにやってほしいのが自己分析。
参考【看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】
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【看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】
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自己分析をすると自分の過去や現在、そして未来どのような看護師になりたいかを客観的に見つめ直す機会になります。
もし、自己分析をしても自分に合った求人が何かわからないのなら無理せずアドバイザーに相談するのがよいでしょう。
病院のホームページや求人情報誌が情報源になる
情報収集不足になりがちです。
できる限り病院の内情や雰囲気や人間関係、仕事内容を把握に努めたいものの、どうしてもホームページや求人情報などの表面的な情報しか手に入りにくいというデメリットがあります。
また、主観的に自分がこの病院が合っていると思っていても実際就職してみると合わなかったということも発生しやすいのも難しいところ。周りからの客観的な視点がないからこそ起こることです。
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
看護師が求人に直接応募から採用までの流れ
看護師が求人に直接応募から採用までの流れは下のとおり。
- 求人を探す
- 連絡して応募内容を確認する
- 履歴書の作成と送付する
- 面接調整や病院見学する
- 内定後に入職の手続きをする
- 退職準備や手続きをする
順番に解説します。
求人を探す
まず一番はじめにあなたが気になる病院のホームページや求人情報のチェックから行いましょう。求人雑誌も参考にしましょう。
看護師が転職先の求人を自分で探す方法は下のとおり3つの方法があります。
- 病院のホームページをみる
- 求人雑誌をみる
- 求人サイトをみる
順番に詳しく解説していきます。
病院のホームページをみる
病院や施設のホームページをみるのが一番簡単な求人の探し方です。
あなたが気になる病院や施設の名前で検索して「採用情報」や「求人案内」のページを見ると募集要項や応募詳細が確認できます。
もっと簡単なのは、「病院名+採用」や「病院名+募集」で検索する方法。これならすぐに求人募集をしているのか、していないかわかります。
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注意が必要なのは、公立や国立病院は公務員扱いとなるため、4月採用のみがほとんど。毎年6月~9月に公務員試験があるのでそれに合わせて大学病院や自治体病院の採用試験があります。たまに中途採用募集をしているところもあるのでホームページを確認してみましょう。
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求人雑誌をみる
求人雑誌をみて探す方法のメリットは紙面さえ持ってくればすぐに探し始められることです。
ネットだと、Googleで検索して求人サイト内でも「地域で探す」「カテゴリーを絞り込む」など苦手な人は苦手ですからね。
ちなみに求人誌には無料発行のものと有料のものがあります。
無料発行のものは、ダウンタウンの松本人志さんがCMしていることで有名なタウンワーク(リクルート発行)が有名ですね。あとは地方紙にも求人枠があります。
有料発行の求人誌といえば「an」が有名でしたが現在は廃刊になっています。
ちらほら求人雑誌は基本的には月ごとでの発行なのでネットや無料版に比べると更新速度が遅くおすすめできません。
おすすめはやはりネットで看護師求人を検索する方法。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
求人サイトをみる
求人サイトとは看護師転職サイトと一般向けの求人サイトとがあります。
看護師転職サイトは看護のお仕事を始めとする看護師専門の求人サイト。基本は登録制でアドバイザーが一人つく担当型と、登録してもアドバイザーから連絡がかかってくることなく検索を利用できるサーチ型とがあります。
当サイトでおすすめしているのは看護のお仕事やマイナビ看護師、ナースJJといった担当型ですが、『ジョブメドレー 看護』はサーチ型になるので自力の人はジョブメドレーへの登録がおすすめです。
\ジョブメドレー 看護 /
/登録無料で求人を探せる\
一般的な求人サイトで有名なのはIndeedや求人ボックス.com。ただ看護師の求人に特化していないのであまりおすすめしません。一般就職を考えている、看護師を一旦辞めて派遣をしたいなど特殊な理由がないのなら看護師転職サイトで求人を探す方が確実です。
病棟看護師以外のしごとに興味がある人は下の記事が参考になります。
参考看護師免許を活かす看護師以外の他職種24種を紹介【転職サイトに登録でOK】
応募方法や内容を確認する
応募方法や内容もネット応募や求人誌応募でやり方が違います。
- 医療機関ホームページの応募フォームから応募
- 電話して履歴書を送付
- 電話で応募して履歴書を面接に持参
- 履歴書を送付して応募
- 履歴書をメールで送付して応募
順番に解説します。
医療機関ホームページの応募フォームから応募
医療機関のホームページの応募フォームから求人募集する方法。
コロナの影響でネット上で完結する応募方法が増えてきています。
この方法は下のような応募フォームを入力して送信するだけで応募が完了します。
- 名前
- 住所
- 生年月日
- 連絡方法
- 連絡可能時間帯
- 自由記載欄
応募フォームはあくまで基本事項のみで、この応募のあとに後日、人事担当者から電話やメールで連絡あり、そこで絞り込みをかけていく形です。
連絡がつきやすいか、返事のレスポンスが早いかなども選考では重要なので、連絡がつきやすい電話番号、時間帯をしっかりと記載しておきましょう。
この応募の場合には、自由記載欄に自己PRや志望動機などをしっかりと記載しておくと好感がもてます。
電話して履歴書を送付
電話して面接調整をして履歴書を送付するのも昔ながらの応募方法。
求人の人事課に電話連絡するのは緊張しますが基本は下のような流れで電話連絡したらOK。
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- 事前に聞く事を1つ~3つ考えておく
- 手帳やカレンダーで面接調整できるようにしておく
- 電話をかけて『ホームページで求人募集とあったので連絡しました。人事担当の方に回して頂いてもよろしいでしょうか。』と伝える
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面接調整が終わったら履歴書を郵送しましょう。
電話で応募して履歴書を面接に持参
基本は電話で応募して履歴書を送付するのと同じ流れでやれば大丈夫です。
履歴書を持参する時には折れ曲がりに注意して硬めのファイルや封筒に入れて持参しましょう。
履歴書を送付して応募
履歴書を送付して応募する方法は、最もポピュラーな応募方法ですよね。
履歴書や職務経歴書のフォーマットは指定されている場合もあります。もし指定されていない場合には下の記事にフォーマットを利用ください。
履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンで入力が基本です。
どちらか迷うなら手書きで書けばOKです。
履歴書をメールで送付して応募
履歴書をメールに添付の上で応募するスタイルも最近は流行りの応募方法。
履歴書をメールで送るので当然履歴書はパソコンで入力しますし字の汚さは気になりません。
ただ求人にメールで履歴書を送る機会なんてほぼ看護師にはないのでビジネスメールのマナーが分からない人も多いですよね。
書き始めや内容を踏まえて下のように書けばOKです。
※※画像+テキスト
応募メールに必要な内容は下のとおり。
- 応募の意志表示
- 氏名、年齢、住所などの基本情報
- 最終学歴
- 職務経歴
- 保有資格
- 入職可能日、退職予定日
- 面接希望日時
- 連絡先
- 連絡可能な時間帯
履歴書の作成と送付する
応募する病院が決まれば次は履歴書や職務経歴書の作成です。
基本的には履歴書の提出だけで事足りる病院がほとんどですが、大手の病院や人気の病院では職務経歴書を提出するよう求められることもありますので、その都度臨機応変に対応しましょう。
履歴書の作成は『看護師転職における履歴書の書き方』に詳しくまとめているので参考にしてください。
面接調整や病院見学する
面接調整を行って病院見学も必ずしましょう。
面接以外に筆記試験や複数人での面接をする病院もあります。ライバルに差をつけるためにも志望動機を練ったり、退職理由、自己PRを考えたりしておきましょう。
また重要となるのが、あなたが採用されたらどのようなことをやりたいか、病院にとってどのようなメリットがあるのかも伝えられるとなおよしです。
内定後に入職の手続きをする
内定がもらえたら入職の手続きをしましょう。
ちなみに内定をもらった後にすることは下のとおり。
- 入職日を決める
- 給料や雇用条件の最終調整をする
- 必要書類や必要物品の確認をする
このあたりをしておけば安心です。
自分ですべて調整しないといけないので大変ですが、入職日をしっかりしないと退職後に空白の時間が生まれる可能性もあります。退職日と合わせて入職日も必ず調整してください。
退職準備や手続きをする
退職準備や手続きも転職活動と合わせて進めていってください。
ちなみに退職の申し出は就業規則に書かれているので早めに3ヶ月前には直属の上司である看護師長に伝えておきましょう。
退職の流れや手順を知りたい人は下の記事が参考になります。
参考【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&流れを徹底解説
担当している委員会の業務や病棟内での業務は後任にしっかりと引き継ぎを行いましょう。引き継ぎ書も作成しておくと退職後に電話連絡をされて嫌な気分になるのを防げます。
また、保険や年金関係の手続きのためにも、下のとおり退職時にもらう書類は必ずもらってから退職してください。
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収
- 離職票
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
看護師が求人を自分求人を探す時の注意点
看護師が自分で求人を探したり、直接応募する時の注意点は下の通り挙げられます。
- 病院見学は必ずする
- 給料や雇用条件の交渉は慎重に
- 気になる病院に求人募集がない場合
- 余裕を持ったスケジュールを立てる
- 転職サイト併用で二重に応募しない
- 電話連絡する時は質問を1つ~3つにする
- 病院のアドレスから履歴書や面接の連絡をしない
順番に解説します。
ちなみに看護師の転職先の選び方、求人の見るポイントは下の記事で徹底解説しています。
参考【徹底網羅】看護師転職の求人の選び方-13のポイント-【決め手は長く働ける病院】 続きを見る
【徹底網羅】看護師転職の求人の選び方-13のポイント-【決め手は長く働ける病院】
病院見学は必ずする
自分で転職活動をしているとどうしても求人情報や病院のホームページなどの情報しか入ってこないもの。
病院の雰囲気や病棟の仕事内容を把握するためにも、病棟への見学は必ず行いましょう。
そのほかには、友人や同僚に転職先の病院に勤めていた、勤めている人がいないか確認して病院の内情を聞くのも情報収集の手段の一つです。
給料や雇用条件の交渉は慎重に
最後に重要になるのが、転職後の給料や雇用条件の交渉についてです。
自力での転職だと提示された給料でそのまま転職というケースも多いですが、そうなると損してしまうことも。
やはりある程度は給料や雇用条件は交渉を行うべきです。
ただ、交渉するときには慎重に行うようにする必要があり、以下の点に注意しましょう。
- 条件をいきなりいうのではなく面接時の逆質問で提示
- 条件は最小限に
- 承認された給料や雇用条件は書面でもらう
まずいきなり条件からいうと、煙たがれるのが当たり前です。面接時の逆質問時や内定が決まってから再度面談の調整を行ってから給料や勤務体制、福利厚生について交渉を行いましょう。
また、条件はあれもこれもと言わずに最低限これだけは譲れないというものだけに絞って交渉しましょう。
最後に条件交渉を行った内容について口頭だけで済ませるのではなく、しっかりと給料や雇用条件の承認内容を書面で提出してもらうよにしましょう。
転職したあとに承認してもらった内容と違うというトラブルも少なく済みます。
気になる病院に求人募集がない場合
あなたがここで就職したいと思った病院があったとしてもその病院が看護師募集を行っていなかったら転職活動のしようがありませんよね?
そんなときはその病院へ問い合わせを行ってみましょう。
求人募集がない病院への問い合わせの流れ
- 担当者へ繋いでもらう
- 採用ページをチェック済みであることを伝える
- 募集の有無の確認
上記の流れで問い合わせを行いましょう。
例としては以下のような内容で連絡してみましょう。
(病院の代表電話へ連絡を入れる)
(採用担当者と連絡が繋がる)
貴院のホームページで求人応募を確認したのですが、現在応募がないとのことでしょうか。恐れ多いのですが、今後正規職員や中途採用で看護師を募集する予定はございますか。
どうでしょうか。概ね上記のように求人情報の有無の確認を行いましょう。
また、基本的には直接の電話連絡で確認を行いましょう。その方が細かい確認がスムーズに行えますし、タイミングさえよければそのまま面接の調整をしてくれる病院もあるくらいです。
メールでも問い合わせは可能ですが、相手方も返す手間を考えると電話で直接が望ましいでしょう。
仮に電話をかけるとなったらすでに転職活動ははじまっている!面接ははじまっている!といった気持ちで丁寧な対応をこころがけましょう。
余裕を持ったスケジュールを立てる
自力での転職はすべて自分がやらないといけないので余裕を持ったスケジュールを立てて進めていきましょう。
当サイトでは看護師の転職の期間やスケジュールを2~3ヶ月程といっていますが、自分で探して転職する自力転職の場合はもう少し余裕を持って3ヶ月~4ヶ月前から動き始めるのをおすすめします。
参考【現役Nsが分析】看護師転職の7つの準備&手順【転職時期を決めてスケジュールを立てる】
参考看護師転職かかる平均期間は3ヶ月です【損する人はスケジュールがダメ】
なぜなら、自分でする分、求人を探したり、履歴書の書き方を調べたり、面接対策したりするのに時間もかかるし、何より予定よりずれ込むことが多いから。
なので具体的には下のような流れで自力転職スケジュールを立てましょう。
- 就業規則を確認していつまでに退職の申し出をするか確認
- 4ヶ月前から求人探しを開始し候補となる求人に面接の調整や転職時期が4ヶ月後~5ヶ月後になることを伝える
- 履歴書や面接対策を開始する
- 内定をもらい次第、時期を見計らって看護師長に退職の申し出といつまでに転職先に入職するか伝える
- 退職手続きを行い退職完了
転職サイト併用で二重に応募しない
自力で転職を考えているものの、看護師転職サイトのアドバイザーとも相談をしている人は要注意です。
なぜなら、看護師転職サイトは看護師を転職させることで利益を生んでいるビジネスなのであなたが「●●病院が気になる」といった時点でその病院に連絡を入れて募集状況や倍率などを確認してしまうことがあるから。
あなたが連絡が入っていることを知らずにその病院に連絡を入れてしまうと二重に応募や連絡が入ってしまい、印象が悪くなってしまいます。
なので、もし気になる病院や求人が見つかったとしても、アドバイザーさんには「まだ悩んでいる段階なので連絡はしなくて大丈夫です」と釘を指して二重応募を予防しておきましょう。
もしくは二重応募で転職に失敗したくないというのなら看護師転職サイトを退会してしまうのもありです。
電話連絡する時は質問を1つ~3つにする
電話連絡して応募する時には面接調整と志望動機を聞くのがメーン。
電話連絡で質問する内容は1つ~3つに絞りましょう。ここで質問する内容は電話なので軽いものしましょう。
- 仕事内容
- 未経験の領域でも大丈夫か
- 面接の時間や人数など
逆に電話で聞かない方がいい質問は、給料や雇用条件など。なぜ聞かない方がいいかというと、待遇面の質問を電話でするのはがめついとマイナスな評価につながりやすいから。給料も雇用条件も経験年数や詳しいあなたの経歴を知ってもらったうえで交渉する方がいいです。
病院アドレスや携帯電話のアドレスから履歴書や面接の連絡をしない
初歩的なところですが、病院から個別に渡されるアドレスや、自分の携帯電話(スマホ)のメールアドレスから病院の履歴書や面接の連絡をしないようにしましょう。
病院から支給されているアドレスから送ると転職がバレる可能性もありますが、「在籍中の病院のアドレスで転職活動をするなんて常識がない」と思われて落とされることもありえます。
携帯のメールアドレスもニックネームや変なアドレスでなければいいですが基本的にはGmailやYahooメールなどのフリーアドレスで当たり障りないアドレスを作ってから送るのが妥当でしょう。
電話でのやり取りで「メールに履歴書を添付してください」と言われているのであればWordやGoogleドキュメントにて履歴書を作成して添付しましょう。
「本文中に記載すべき」と記載している記事もありますが、基本的に本文中に記載すると人事担当者は管理が難しいためWordやGoogleドキュメントで印刷できる状態にて送付するのがよいでしょう。
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
看護師で自力転職が向いている人と向いていない人
看護師で自力転職が向いている人は下のとおり。
- 自己管理ができる人
- 転職を急いでいる人
- スケジュールが立てられる人
やはり自分である程度スケジュールを組むのが得意で、自分の転職ペースを管理できることが重要です。
また転職先の求人に目星がついている場合も下手に転職サイトを通すより自力転職したほうが採用されやすく、転職後に病院の転職支度金がもらえます。※転職支度金は病院によって制度自体ないことがあるのでよく確認してください。
逆に自力での転職が向いていない人は下のとおり。
- 優柔不断な人
- 転職先を決めかねている人
- 内部情報や人間関係を知りたい人
自力転職は思った以上に大変なので、優柔不断だったり、転職先に迷っている人は、転職サイトのアドバイザーとタッグを組んで転職活動を進めたほうがいいです。
なぜなら、アドバイザーがいれば客観的にあなたに合った求人を紹介してくれますし、何より転職時期を決めておけば背中も押してくれるからです。
また、転職先の残業の有無や人間関係を知りたいというあなたは看護師転職サイトを使うべきです。
自力転職はスピーディーに転職活動を進められる一方で、内部情報が全くわからず博打のようなところがあります。
今まさに人間関係に悩んでいたり、いじめに悩んでいるのなら余計、転職先の内部情報を調べてくれる看護師転職サイトのアドバイザーのサポートは必須です。
参考【ドロドロ】人間関係がつらい看護師-10の改善術-【いじめ&孤立に疲れたら逃げよう】
参考【いじめ撃退】無視する先輩看護師への6つの対処法【意地悪な理由と例を徹底解説】
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
自分で探すのが不安という方は転職サイトがおすすめ
看護師転職を一人で自力で探していくのが不安という方は看護師転職サイトに登録してアドバイザーと一緒に転職活動をするのが安全かもしれません。
自力転職以外のハロワや転職サイトでの転職方法のメリットデメリットを知りたいあなたは下の記事が参考になります。
参考【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
参考9割が知らない看護師転職サイトを使わない方がいい3つの理由【3社を使った管理人が解説
看護師転職サイトとは、看護師の転職を専門にサポートしてくれるアドバイザーがついてくれて退職から転職までのすべてをフォローしてくれるサービスのことです。
自分一人で自己分析をしたり、自分で求人探しや求人の内情を調べたりするのが不安な方。面接の調整や給料の交渉などが不安な方にはおすすめといえます。
ざっと転職サイトのサービスを紹介すると以下のようなサービスを全て無料で受けることができます。
- 退職の手続きへのアドバイス
- 履歴書や職務経歴書へのフォロー
- 自分にマッチした求人探し
- 面接や見学、入職日などの日程調整
- 面接対策や面接への付き添い
- 人間関係や環境などの内部情報提供
- 給料や勤務条件の交渉
- 転職後のサポート
これらのサポートがすべて無料で受けることができるんです。
なぜ無料なのかは下の記事にまとめておきました。
参考看護師転職サイトはなぜ無料で使えるのか?【病院から報酬をもらってるからです】
ぶっちゃけ、大手の看護師転職サイトならサポートはどこも充実しています。
違いがあるとすれば、あなたと合うアドバイザーがいるかいないかくらい。
複数登録することで相性のいいアドバイザーと巡り合う確率をあげられますよ。