- 看護師がしんどい
- 夜勤がつらい
- 病院や施設で看護師をするのが無理
看護師からケアマネジャーになれるって聞いたんですけど、どんな仕事なんですか?
こんな疑問にお答えします。
この記事では下の内容を解説。
- ケアマネジャー(介護支援専門員)とは何か
- ケアマネになる方法や勉強方法
- ケアマネの仕事内容
- 1日の流れ
- 転職するメリットやデメリット
- あなたに合った求人の探し方までを紹介
その他の看護師におすすめな他職種を知りたい方は下の記事が参考になります。
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介護支援専門員(ケアマネジャー)とは?
介護支援専門員とは、介護保険法により2000年から定められた資格で、要介護や要支援者に向けて介護保険や医療保険などから必要なサービスを調整・提供するケアプランを作成するのが主な仕事です。
法律では以下のように定義されています。
「介護支援専門員」とは、要介護者又は要支援者(以下「要介護者等」という。)からの相談に応じ、及び要介護者等がその心身の状況等に応じ適切な居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は特定介護予防・日常生活支援総合事業を利用できるよう市町村、居宅サービス事業を行う者、地域密着型サービス事業を行う者、介護保険施設、介護予防サービス事業を行う者、地域密着型介護予防サービス事業を行う者、特定介護予防・日常生活支援総合事業を行う者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして第六十九条の七第一項の介護支援専門員証の交付を受けたものをいう。
介護支援専門員(ケアマネ)の具体的なお仕事内容や役割とは?
介護支援専門員の仕事ってケアプランの作成だけじゃないですよね?具体的にはどんな仕事をしてるんですか?
介護支援専門員(ケアマネ)の仕事内容や役割は下のようにまとめられます。
ケアマネのお仕事や役割
- ケアプランの作成
- 利用者・家族の介護相談
- 要介護認定書類の作成代行
- モニタリング
順番に解説していきます。
ケアプランの作成
ケアプランとは、介護サービスの説明や、スケジュールをまとめたもので、このケアプランの作成を行わないことには、介護サービスや訪問介護、訪問リハビリといったサービスを受けることができません。
ケアマネの最も大切な仕事のひとつで、数あるサービスの中から利用者に最適なプランの作成を行います。
ケアプランは、利用者・家族の要望や希望を聴取して、どのようなサービスがその利用者に合っているのか、家族に適しているのかを吟味して、また具体的にどのようなサービスが提供できるのかを説明することがケアマネに求められます
ケアプランを作成する際には、サービスを行ってくれる事業所をどこにするのか、利用料金はどのくらいか、介護保険や医療保険でどの程度費用軽減がされるのかなどの確認します。また、サービス事業者とのスケジュールの日程調整から連絡も行います。
利用者・家族の介護相談
ケアマネのもう一つの仕事が、利用者や家族からの介護相談にのること。
ケアプラン作成の依頼が地域包括支援センターからくることもあれば、直接ケアマネのところに相談が入ることもあります。
介護サービスを始めて利用する方やその家族に、介護保険や医療保険で利用できるサービスの説明や、介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割などをしっかりと説明することも重要です。
要介護認定書類の作成代行
ケアマネは、下のようなことが発生した場合には、要介護認定などの書類の作成の代行も行わなくてはいけません。
書類代行が必要な事象
- 病気でADLが低下して要介護・要支援などの介護度が変わりそう
- 新たな介護保険サービスを利用するために再度要介護の確認が必要
介護保険サービスを新たに使いたいけど今の介護度じゃ利用できない、もしくは要介護・要支援度が変わりそうという場合には、地方自治体に要介護認定の手続きを行わなくてはいけません。
この手続きには介護保険に関しての専門的な知識がないと難しいため、ケアマネが代行して行います。介護度の変更のために要介護度の認定調査を再度行う手配をしたり、そのための書類を代行して行ったりします。
サービスのモニタリングと訪問
利用者にケアプランの作成を行い、サービス利用のスケジューリングをおこなったあとには、サービスが不満なく利用できているか、変更が必要はないかなどのモニタリングのために訪問を行います。
下にまとめることに注意してモニタリングを行います。
モニタリング注意点
- 現在のサービスは利用者に合っているのか
- 利用者の健康状態に変化がないか
- サービスへの不満や悩みはないか
上の内容を踏まえて、利用者や家族の必要に応じてケアプラの変更したり、要介護の再調査などを調整したりするために、サービス担当者会議やカンファレンスの調整を行うこともあります。
また、サービス事業者やサービス提供者からの不満やクレームがないかも確認して必要時事業者や提供者の変更の調整を行うこともあります。
ケアマネジャー(介護支援専門員)になるための試験や実務研修とは?
ケアマネ(介護支援専門員)になるためには、まず介護支援専門員実務研修受験試験に合格しなくてはいけません。
介護支援専門員は、国家資格ではなく、各都道府県が管轄する資格です。毎年10月ごろ1年一回都道府県主催で試験が行われますので、各都道府県のホームページにて試験日程を確認しましょう。
また試験に合格した後には、すぐにケアマネになれるわけではなく、『介護支援専門員実務研修』(32時間以上の研修)の受講を全日程出席・修了することで、ようやく介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を得れます。
実務研修後に、各都道府県にケアマネの登録申請をし受理されると、各都道府県知事が発行する介護支援専門員証が交付されます。これでケアマネとしてのスタートラインに立つことができます。
ケアマネの具体的な一日の流れ・スケジュールとは?
介護支援専門員の1日の流れ・スケジュールは以下のようになっています。
の1日の流れ
- 8:15:ミーティング
今日の訪問やサービス担当者会議の予定の確認。注意事項や申し送りなどの確認を行います。
- 8:30〜12:00:利用者宅訪問・サービス担当者会議への参加
上で説明したとおりサービスがうまく利用できているかの確認のために利用者宅を訪問したり、サービス担当者会議に参加して細かい調整をしたりします。
必要時は福祉用具の車椅子や要介護者用の食器、箸などの調整を行うために事業所にいくこともあります。
- 12:00:休憩
出先でそのまま休憩することもありますし、事業所や地域包括支援センターなどの所属先で休憩をとることもあります。
- 13:00:午前に引き続き業務、記録や報告書の作成
午前に引く続き訪問や会議に参加することもありますし、事業所に戻ってケアプランの作成や見直し、その他の書類作成や利用者や家族、サービス事業所との電話対応を行います。
- 17:00:勤務終了・帰宅
書類整理や電話対応がなければ、業務終了し定時に帰宅できます。
利用者や家族の都合で訪問が遅くなったり、電話対応をしたりして残業になることもあります。
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介護支援専門員の給料や年収は?
介護支援専門員(ケアマネ)の給料・月収は平均が21万円前後となっており、年収は410万円ほどとなっています。
ただ、就職する場所によっては、35万円ほどの月収のところもあるため、探し方次第と言えます。
特に大きな事業所よりは小規模の事業所の方が年収が高くなる傾向にあるようなので転職の際には自力で探すよりかは、転職サイトを利用すると情報量で有利になれますし、転職の際にアドバイザーに給料交渉もしてもらえるのでおすすめです。
介護支援専門員に転職するメリット
看護師がケアマネに転職するメリット
- 看護師の経験が活かしやすい
- 活躍の場が広がる
順番に解説していきます。
看護師の経験が活かしやすい
まず看護師の経験が在宅での介護保険サービスを提供するときに活かしやすいということです。
病院から在宅へ戻るとき、看護師視点で必要なサービスを考えることができますし、介護保険以外にも医療保険で利用できるサービスやその他の活用できそうなサービスを提案できます。
これが介護視点だとどうしても福祉的な視点になり、利用者のADL拡大、自立する力をサポートする方向に向かないこともあります。
その点看護師の経験があるケアマネは、医療的な視点でケアプランの作成や利用者家族の話を聞けて、利用者や家族が在宅で生活しやすいようにサービス提供ができます。
活躍の場が病院や施設以外にも広がる
介護支援専門員は、介護施設に限らず、公務員である地域包括支援センターへの就職が可能になったり、小規模の居宅支援事業所などなどなど活躍の場がたくさんあります。
転職先の選択肢も増えて仕事のやり方もさまざまです。
また、これから高齢者がますます増えることが予測されるため、就職口には困らないと言えます。
看護師がケアマネに転職するデメリット
看護師がケアマネに転職するデメリット
- 看護師に比べて年収や給料が下がる
- 訪問先が汚い、臭い、苦手なペットがいることがある
看護師に比べて年収や給料が下がる
先ほども確認したとおり、ケアマネになると看護師に比べて年収や給料が下がる恐れがあります。
もし、看護師から転職して給料を上げたいということであれば、『【高収入】現役Nsが看護師の給料事情を徹底解説【安い理由や手取り、昇給平均も解説】』を参考にしてもらった方がよいかもしれません。
ただ、看護師に比べると夜勤がなく、訪問に出ている時間も多いので煩わしい同僚との人間関係に悩婿とは減るかもしれません。(女社会なのであまり変わらないことも)
また、看護師に比べると身体的・精神的な負担も少なく、安定して仕事ができるという点では変えがたいものがありますし、なにより利用者・家族の在宅療養を支えるやりがいも大きいですよ。
訪問先が汚い、臭い、苦手なペットがいることがある
利用者によっては日常生活動作が上手く行えず掃除をできなかったり、認知症患者であれば、病的症状で部屋の中を汚したり、食後の後片付けをできなかったりします。
その結果として、自宅が汚れていたり、悪臭が漂っていたりすることもあります。
また、ペットを飼っている利用者もいるため、自分が苦手な動物が近寄ってくる、匂いを嗅がなくてはいけないことも。
スリッパや替えの靴下、場合によってはディスポの靴下カバー、靴カバーなどがあると安心かもしれません。
あからさまに『汚い、臭い』と伝わると患者や家族との関係に傷が付く恐れもあるため、訪問前に二重に靴下を履いておいて訪問後に脱いだり、訪問前にマスクを着用したりする方法が良いでしょう。
介護支援専門員に向いている人おすすめの人とは?
介護支援専門員は利用者や家族の要望や希望を聞いてサービスに反映させるのが大切な仕事ですので、コミュニケーション能力や相手の希望を察する能力が高い人が向いていると言えます。
利用者は高齢者が多いので、相手のペースで話を聞くのが苦にならない、家族と利用者の間に入って双方の希望をうまく叶えられる人もおすすめの職種でしょう。
理想に近いケアマネの求人を見つける、探す方法とは?
ただ、看護師転職サイトを利用することで、自力で転職活動をするよりも成功率がグッとアップしますよ。
自分で探すのは難しいと考えている人も多いのでは?
やはり自力で探すと、ケアマネの求人は見つかりにくいうえに下手な求人につかまると訪問の件数が多くなってしんどい思いをするかもしれませんよ。
そんな探しにくいケアマネの求人をいかに探すか?
それは看護師転職サイトに登録するのが一番確実です。
看護師転職サイトでは、登録した人にしか求人情報が探せない機能がありますので、公に出しにくい求人も多く出ています。
つまりケアマネの求人も見つけやすいのです。
まず登録しないことにはケアマネの求人を探せませんので、当サイトでおすすめしている『マイナビ看護師』『看護のお仕事
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ちなみに看護師転職サイトとは、看護師の転職を専門に取り扱っているアドバイザーが一人付いてくれてあなたの転職活動をサポートしてくれるサービスです。しかもなんとすべてのサービスを無料で利用できます。
具体的には下のようなサポートをしてくれます。
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参考看護師転職サイトはなぜ無料で使えるのか?【病院から報酬をもらってるからです】
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