スポーツ看護師になるには養成講座がいる!?スポーツナースの仕事内容や資格を解説

病棟勤務しながら週末、子どものスポーツ大会に参加したり、プロのスポーツチームの救護活動をしたり…スポーツ看護師として副業ができたらお小遣い稼ぎになって最高ですよね!?

スポーツナース(スポーツ看護師)とは、イベント救護や感染症対策、介護予防などスポーツにかかわる人の健康を護る看護師のこと。

ちなみに、イベント会場の救護室のスポーツナースもいれば、プロスポーツチーム専属のスポーツナースもいれば、地域で健康や運動の講習会をするスポーツナースもいます!!

そこでこの記事では、スポーツナースの情報をGoogleやYoutubeを駆使して丸3日かけてリサーチした現役看護師ブロガーが「スポーツ看護師なるにはどうしたらいいか？」「養成講座や資格の取り方は？」「仕事内容や病院のスポーツナースって何？」といったスポーツ看護師の疑問を徹底解説します。

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スポーツ看護師(スポーツナース)とは、イベント救護や感染症対策、介護予防などスポーツにかかわる人の健康を護る看護師

スポーツナース(スポーツ看護師)とは、イベント救護や感染症対策、介護予防などスポーツにかかわる人の健康を護る看護師のこと。

基本的にみなさんがイメージするスポーツ看護師とは、スポーツ大会の救護室にいる看護師、もしくはプロスポーツチーム専属のトレーナー兼看護師をイメージするのではないでしょうか。

スポーツ看護師と一言でいってもさまざまな看護学会や会社で定義が異なります。

• 日本健康運動看護学会の健康スポーツナース：健康スポーツナース（健康運動看護師）は、運動療法を必要とする患者、健康づくり運動あるいは競技スポーツの実践者に対し支援するために、看護職として必要な知識と技術を修得し、十分なサポートができる能力を有する看護師
• ケアプロ株式会社のスポーツ看護師とサッカーナース：救護と感染症対策で、スポーツに関わる人の健康を護ります
• 日本スポーツ救護看護学会のスポーツ救護ナース：スポーツに関する専門的知識や技術の向上を目指すと共に、これを習得した本会が認定するスポーツ救護ナースとして、多職種・他団体と連携し、スポーツ活動 現場の全般において、その救護・安全管理・障害予防・健康増進等への活動・支援を 行う（日本スポーツ救護看護学会会則より）

スポーツ看護師(スポーツナース)になるにはケアプロ株式会社のサッカーナース登録するのが一番早い!!養成講座を受けて認定を受けるのも◎

スポーツ看護師（スポーツナース）になるには特別な資格や認定は不要です。

• 「自分の看護スキルを活かしたい!!」
• 「スポーツが好きだから関わりたい!!」
• 「週末だけでも副業でイベント参加してお小遣い稼ぎをしたい」

という人はケアプロ株式会社さんのサッカーナースに登録するのをおすすめします!!

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このように不安な人は日本健康運動看護学会の健康スポーツナースや日本スポーツ救護看護学会のスポーツ救護ナースの養成講座を受けるのがおすすめします。

それぞれの養成講座は下のリンクから養成講座の日程を確認してください。

• 日本健康運動看護学会の養成講座
• 日本スポーツ救護看護学会の養成講座

整形外科病院のスポーツナースの募集もある

イベント会場での救護するスポーツナースや、プロスポーツチーム専属のスポーツ看護師になる以外に病院でもスポーツナースを募集しているところがあります。

大分県の大場整形外科ではスポーツ好きな看護師さんにスポーツナースの募集をかけています。

• 働きながらスポーツ疾患を学びたい方
• スポーツ選手の看護を行いたい方
• 実際にスポーツ現場で看護サポートを行なってみたい方

このように考えている人は一度ホームページをご確認ください!!

大場整形外科の採用募集をみる

スポーツ看護師・スポーツナース・サッカーナースの求人の探し方は？

スポーツ看護師の求人を探したいなら、ケアプロ株式会社さんのサッカーナースに登録するのをおすすめします!!

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その他、整形外科のスポーツ看護師になりたい人は看護師転職サイトに登録するのがおすすめです。

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スポーツ看護師(スポーツナース)の日当は1万円前後、病院勤務なら給料は25万円前後

スポーツ看護師の日当は1万円前後になると予測されます。

根拠は日本スポーツ救護看護学会の謝金が15,000円だから。

スポーツ救護ナース依頼1件につき、謝金は15,000円からでお願い致します。

日本スポーツ救護看護学会

整形外科でのスポーツ看護師の給料は一般的な看護師の給料と差はほとんどないと考えてOKです。

病院勤務のスポーツ看護師の給料は、月収24.1万円～33.7万円 +その他手当、年収357万円～499万円 +その他手当といった形が多いです。

もし詳しい給料が知りたいのなら看護師転職サイトのレバウェル看護(旧看護のお仕事)に登録するのがおすすめです。

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スポーツナースの4つの仕事内容【救護、感染症予防、講習会開催、選手の健康管理】

スポーツ看護師には主に次のような仕事内容があります。

• スポーツイベントや大会での救護活動
• 会場の感染症予防
• 健康・運動療法の講習会開催
• プロスポーツチームでの選手の健康管理

①スポーツイベントや大会での救護活動

スポーツ看護師(スポーツナース)は、スポーツイベントや小中高生のスポーツ大会などの救護活動が主な仕事。

• スポーツ中に捻挫、外傷、熱中症などを起こしたときの応急処置
• 骨折や肉離れ、靭帯損傷のおそれがある場合は応急処置の上で救急搬送の判断
• スポーツ観戦者の体調不良時の対応

細かい仕事内容や雰囲気をつかむにはケアプロさんのサッカーナースの取材動画が参考になります。

看護師の新しい働き方「スポーツ看護師」のご紹介｜ケアプロのサッカーナース｜イベント救護

②会場の感染症予防

スポーツ看護師は応急処置に目が行きがちですが、感染症予防も大切な役割です。

コロナウイルス感染症が流行した影響もあり、大人数で行うイベントでは感染症対策をどうするかが重要になりました。

ただ一般の人が感染症対策を考えようとしても専門の知識や経験がないためどうすればいいかわかりませんよね。
そこで登場するのがスポーツ看護師!!
コロナウイルス感染症の感染経路や特徴を理解した上で、どのようにアルコール手指消毒を配置するか、どのタイミングでアルコールの清拭消毒を行うのかなどを計画します。

当日に感染症予防の対策をする場合もありますし、イベントや大会事前に打ち合わせを行う場合もあります。

③健康・運動療法の講習会開催

スポーツ看護師は救護のイメージが強いですが、日本健康運動看護学会や日本スポーツ救護看護学会のスポーツ看護師は、健康や運動療法に関する講習会を開催して、健康の維持や怪我や急病の予防などにも力をいれています。

具体的な活動内容は次の記事が参考になります。

日本健康運動看護学会認定健康スポーツナース
大分県スポーツ学会認定スポーツ救護ナースで活動されている小原 優希さんの活動報告
（中略)
熱中症については、この 気温が高い中 、 スポーツナースとして 「起こさない」ために、何を準備して何 を するかの重要性を説明し、現場や指導者の責任であることを周知させて頂きました。

日本健康運動看護学会

④プロスポーツチームでの選手の健康管理

スポーツ看護師兼スポーツトレーナーとして仕事をしたいのなら、ここまで紹介した仕事内容とは全く異なる仕事内容になります。

プロスポーツの専属スポーツナースになるのであれば、スポーツ選手がベストなパフォーマンスを発揮できるようにトレーニングメニューや食事内容、睡眠の取り方、日々の過ごし方などを管理するのが仕事です。

また試合のときに怪我を負った場合には応急処置もしますし、怪我の後遺症やスポーツ障害の場合にはリハビリの計画を一緒に考えるのも役割です。

プロスポーツチームの専属看護師になるならこのあと紹介するアスレティックトレーナーやコンディショニングコーチなどの資格取得が必要になります。

スポーツ看護師に必要な資格は？【看護学会の認定資格やアスレティックトレーナーなど取ると有利になる】

スポーツ看護師関係で取れる認定資格や資格は次のようなものがあります。

• 日本健康運動看護学会の健康スポーツナース
• 日本スポーツ救護看護学会のスポーツ救護ナース

スポーツ看護師（スポーツナース）に必要な資格はありません。

例えばイベントでの救護室のスポーツ看護師なら、救急病棟や整形外科病棟などの経験があれば問題はないでしょう。

しかし、スポーツ看護師として仕事をする上で資格は信頼感や発言への説得力になります。

あなたは『合格率10%のアスレティックトレーナーの資格を持っている看護師』と『何も資格のない看護師』ならどちらがプロスポーツチームの看護師に相応しいと思いますか？

もしプロスポーツチームのトレーナーや専属看護師を目指すなら取るのが望ましい資格は次のとおり。

• 日本体育協会認定の公認アスレティックトレーナー「JASA-AT」
• ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定のアスレチック･トレーナー「JATAC-ATC」
• アスレティックコンディショニングコーチ
• スポーツ栄養スペシャリスト

前者の日本体育協会認定の公認アスレティックトレーナー（JASA-AT）は合格率10％と超難関な資格のため、プロスポーツチーム専属のスポーツナースを目指すのなら必須の資格といえます。

その他にも、理学療法的な知識や整体系の知識などは必須になるため、資格以外でも独学が必要になります。また病棟看護師をしながらプロスポーツチーム専属のスポーツナースを目指すなら求人検索も毎日のようにしなくてはいけません。

少しでもスポーツナースの求人を探しやすくアンテナ高くいたいのなら看護師転職サイトへの登録をおすすめします!!ちなみにスポーツナースの求人は極稀にしか募集されないため複数の看護師転職サイトへの登録をおすすめします。

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スポーツナース（スポーツ看護師）以外に看護師資格を活かせる他職種

スポーツナース（スポーツ看護師）以外の看護師資格を活かせる他職種は次のとおり。

• 厚生労働省
• 訪問看護師
• シップナース
• 看護学校教員
• 検疫官看護師
• 刑務所看護師
• リモートナース
• スポーツナース
• 看護師ブロガー
• クリニック看護師
• ケアハウス看護師
• デイサービス看護師
• フリーランス看護師
• 老人保健施設看護師
• MR(医薬情報提供者)
• コロナワクチン看護師
• 保育園・幼稚園看護師
• 美容クリニック看護師
• ショートステイ看護師
• コールセンターの看護師
• 酸素ステーション看護師
• 国境なき医師団の看護師
• 健診・検診センター看護師
• コロナコールセンター看護師
• 治験コーディネーター(CRC)
• 医療系ベンチャー企業看護師
• 病児・病後児保育室の看護師
• 乳児院・児童養護施設看護師
• 養護教諭(学校の保健室看護師)
• ホテルの医務室・救護室の看護師
• 産業保健師(企業の医務室看護師）
• コロナ軽症者療養宿泊施設の看護師
• ツアーナース(アテンダントナース)
• イベントナース(大会やイベント会場)
• テーマパーク看護師（ナースキャスト）
• カウンセリングナース（看護カウンセラー）
• 特別養護老人ホーム看護師(有料老人ホーム)
• 看護師ライター(医療系ライター・メディカルライター）

スポーツナース看護師以外の看護師資格を活かしてできる他職種は『1651いいねバズツイの看護師辞めて転職におすすめの他職種37選&違う仕事』を解説します。

スポーツナース（スポーツ看護師）以外の看護師の就職先ランキング

スポーツナース（スポーツ看護師）以外の看護師の就職先ランキングは次のとおり。

• 病棟看護師【就職先:病院】
• 保健師【就職先: 都道府県・市町村】
• クリニック看護師【就職先:クリニック(診療所)】
• 訪問看護師【就職先:訪問看護ステーション】
• 産業保健師(企業看護師) 【就職先: 企業】
• 介護施設看護師【就職先:特別養護老人ホーム】
• 介護施設看護師【就職先:介護老人保健施設】
• 美容看護師【就職先:美容クリニック】
• 保育園看護師【就職先: 保育園や幼稚園】
• 健診看護師【就職先:健診センター、献血ルーム、検診バス】
• 治験コーディネーター(CRC) 【就職先: 製薬会社・CSO企業】
• スポーツナース看護師【就職先:老健や特養】
• 離島応援ナース【就職先:へき地や離島の病院】
• ツアーナース【就職先:看護師派遣会社】
• テーマパーク看護師【就職先:遊園地や水族館などのアミューズメントパーク】
• シップナース【就職先:豪華客船運営会社】
• イベントナース【就職先:看護師派遣会社】
• 検疫官看護師【就職先: 検疫所】
• 刑務所看護師【就職先: 刑務所】
• コールセンター看護師【就職先:看護師派遣会社】
• 乳児院・児童養護施設看護師【就職先: 乳児院・児童養護施設】

看護師の資格を活かす就職先ランキングや詳しい仕事内容や給料(年収)、求人の探し方一覧を見たい人は『現役6年目Nsがおすすめ!!看護師に人気の就職先ランキング22選＆求人の探し方』で解説しています。

スポーツ看護師（スポーツナース）によくある質問

• スポーツナースになるための大学はありますか？
• スポーツ看護師は大卒じゃないとダメですか？

スポーツナースになるための大学はありますか？

スポーツ看護師になるための大学はありません。

基本的に正看護師の国家資格を取得後に、各種スポーツ看護師の認定資格やトレーナーの資格を取得するのがおすすめ。

とはいえ、スポーツナースとして活躍するためには特別な資格は不要なのでまずはケアプロのサッカーナースから始めてみましょう。

スポーツ看護師は大卒じゃないとダメですか？

スポーツ看護師は大卒じゃないとダメという決まりはありません。

ただプロスポーツチームの専属看護師になるには大卒のほうが有利と言わざるを得ません。