結論、看護師の退職は就業規則を確認した上で病院ごとで違います。
ただ看護師の退職は2ヶ月~3ヶ月前に申し出るのが一般的です。
この記事では退職を伝えるタイミングや時期、退職理由、病棟や同僚に伝えるタイミングなどを解説します。
退職の伝え方を間違えると引き止めにあったり、面倒事に巻き込まれたりする危険性があります。
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- 看護師が退職を伝えるタイミング(時期)は?何ヶ月前のいつ言う?
- 看護師におすすめの転職時期(=入職時期)は1月、4月、7月【年間月別おすすめ転職時期早見表】
- 看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき3つの理由
- 看護師は月始め、月の中旬、月末のうちどの時期に転職すべき?【結論:月初めです】
- 看護師転職のおすすめ時期は経験数何年目?
- 看護師の転職時期のベストなタイミングや注意点
- 看護師の状況別おすすめ転職時期
- 転職時期や退職時期に悩む看護師によくある質問
- 看護師が退職する具体的な時期やタイミングの決め方2選
- 看護師におすすめの退職時期は5つのタイミング!
- 看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
- 看護師の転職活動はまず就業規則を確認しよう
- 看護師が退職を何月に申し出するかの答えは3ヶ月前【おすすめは3月、9月、12月】
- 看護師転職や退職の流れ
- 看護師が辞めるときにはじめに伝える上司とは誰?
- 看護師が退職を申し出るのは何月がいい?各月別で解説
- 看護師転職の時看護師長(直属の上司)に確認する5つのこと
- 転職活動は何カ月前から始めればいいのか?
- 看護師の転職時期は何年目がいいのか?
- 転職するなら転職サイトへ登録がよい?
- 転職成功は転職サイトへの登録だった?
- 逆におすすめできないNGな退職時期とマナーは?
- 看護師が円満退職するための退職理由は?
- 退職は誰から伝えるべきか?
- 退職の意思表示から退職までの流れは?
- 円満退職ができる3つのポイントとは?
- 看護師が退職するときの挨拶のマナーやよくある質問
- 看護師の円満退職を成功させるためには立つ鳥であれ
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看護師が退職を伝えるタイミング(時期)は?何ヶ月前のいつ言う?
看護師が退職を伝えるタイミングは、あなたの退職の意志が完全に固まったときです。
看護師の退職を伝えるタイミングについて検索してみるとわかりますが、1月~12月の間でこの時期がいいのではないかという提案がたくさんされていますよね。
いろいろと思うところはありますが、まず自分の中で
- 「つらい」
- 「苦しい」
- 「もう無理」
- 「しんどい」
と思った時点で、今の職場はあなたに合っていないということ。
退職を先延ばししたところ、結局は「辞めたい気持ち」はなくなりません。
参考までに退職する具体的な時期の決め方も話しておきます。
看護師におすすめの転職時期(=入職時期)は1月、4月、7月【年間月別おすすめ転職時期早見表】
看護師におすすめの転職時期はズバリ1月、4月、7月。 看護師が転職活動や退職日や転職日をもっと具体的に言うなら次の表のとおり。 ※転職活動を始める時期、退職日、入職日(転職時期)を記入した表の作成を。 看護師が4月に転職するのがおすすめの理由は、年度初めで切りがよく、4月入職の採用試験は6月~8月頃からされるので余裕を持って準備をしやすいから。 看護師が1月と7月に転職するのがおすすめの理由は、ボーナス(賞与)をもらって経済的な余裕を持って転職できるから。また転職先でもボーナスの数えがほぼ6カ月分になります。 「4月に転職したら2カ月分のボーナスしかもらえない・・・」という悩みもありません。
この記事でいう『転職時期』は『入職時期』を指します。転職時期1月=入職時期1月頃(1月1日)と言う事になります。そのため転職活動を開始するのはその2ヶ月~3ヶ月前になります。 ザックリと年間(月別)でのおすすめ具合は次の表のとおり。 ※星でおすすめ度表現、1月、4月、7月は星5つ。その他は適宜調整。 それぞれの転職時期について詳しく説明していきます。
転職時期1月で転職活動開始10月~11月の場合
※あいキャッチ作成 看護師におすすめしたい転職時期の1月は、ボーナスをもらってから転職というのもありますが、求人数も多い時期で特におすすめ。 転職活動自体は10月~11月頃に始めますが、看護師はボーナスをもらっての転職が多いので、病院や施設側も求人を多く出す時期。 1月に転職すれば、1月~6月にかけて勤務したこととなり、6月末のボーナスもほぼフルにもらえて、取りこぼしがないのみ魅力的ですよね。
転職時期2月で転職活動開始11月~12月の場合
看護師が2月に転職をするのは、おすすめ4つです。 おすすめ度が5つではなく、4つになる理由は、12月~1月にかかり、採用担当者が年末年始休暇に入り、書類のやりとりや面接調整の連絡ができないから。 ただ2月に入職できれば、ボーナスは2月~6月分となり5カ月分とほぼ丸々もらえるのはプラス。
転職時期3月で転職活動開始12月~1月の場合
転職時期を3月にするのはおすすめしません。 なぜなら、3月に入職するなら4月に入職した方が、同期看護師と一緒に研修を受けられるから。 また病棟的にも3月は委員会の引き継ぎや看護研究でバタついているので、指導が手薄になりがち。指導係のスタッフも『4月の新人看護師と一緒にまとめて指導の方がラク』と考える場合も。
転職時期4月で転職活動開始1月~2月の場合
4月は転職におすすめの時期です。 転職活動を始める1月~2月頃より4月に採用する看護師向けの求人が増えていきます。 また国立や公立病院の場合には4月採用試験を前年6月~8月頃に求人募集を開始するので、余裕を持って転職活動ができます。 病院によっては『退職は半年前から申し出が必要』という謎の暗黙ルールがあるところもありますよね?6月~8月に採用試験に合格すれば看護師長にも余裕を持って相談ができ、円満退職しやすいと言えます。 一方で月途中の採用が最も少ないのが4月になります。4月15日、4月末などに転職を考えている人は求人側が困るので避けるのが無難です。
転職時期5月で転職活動開始2月~3月の場合
看護師が5月に転職するのはおすすめしません。 看護師が転職時期を5月にするのは、次の3つの理由からおすすめしません。
- 求人自体が少ない
- 4月採用の新人看護師の指導で忙しい
- 6月~7月まで粘ればボーナスがもらえる
5月に転職するのはボーナスがもらえないという点で損ですし、新人看護師の教育で病院内や施設内がゴタついている点でもおすすめできません。
転職時期6月で転職活動開始3月~4月の場合
看護師が6月に転職するのはおすすめしません。 なぜなら、ボーナスがもらえないで転職するのがもったいなすぎるから。
- いじめや嫌がらせが酷くて無理
- 求人が「6月にどうしても入職してほしい」といっている
- 結婚や育児、夫の転勤など家庭の事情で動かしようがない
やむを得ない理由がない限りは6月を転職時期にするのはおすすめしません。
転職時期7月で転職活動開始4月~5月の場合
看護師が7月を転職時期にするのはおすすめです。 転職におすすめの時期な理由は、夏のボーナスを満額もらえて、ボーナスをもらって退職者が増えて、看護師を補充したい時期で求人情報が増えるから。 7月は新人看護師の指導も終わり新人看護師が夜勤に入ってくる時期で、指導的な意味では落ち着いている時期。 ただ、7月~8月にかけて夏季休暇を取得する看護師が増えるので、スタッフ人数が少なく、バタバタする時期でもあります。 中堅~ベテランナースですぐに動ける人にはおすすめの時期ですが、第二新卒や2年目~3年目の看護師にはあまりお勧めできない時期です。
転職時期8月で転職活動開始5月~6月の場合
8月は看護師転職にややおすすめの時期。 なぜなら、新人看護師の指導が終わって落ち着いてくる時期であり、またふるいにかけられた看護師が辞めて人手不足になるの時期だから。 求人数も多いので転職先を選ぶのにも困りません。また年度末12月のボーナスも5カ月分は支給されるのもメリット。 8月は7月同様、夏季休暇でスタッフが少なく、お盆休みもあるため、スタッフ人数に対しての業務量が多くなる時期。
転職時期9月で転職活動開始6月~7月の場合
9月は転職におすすめできない時期。 また年末年始程ではないにしても、お盆の時期は採用担当者や事務方の職員は長期休暇に入るため、面接の調整がしにくいのもマイナスポイント。 半年経ち、新人看護師が辞める時期でもあるため、即戦力が求められる時期でもあります。
転職時期10月で転職活動開始7月~8月の場合
10月は看護師業界では人事異動の時期。 異動のスタッフと一緒に指導やシャドーィング等のトレーニングを受けられるので、10月は転職におすすめの時期です。 この時期に息切れや心身の不調をきたす新人看護師も多いため、即戦力が求められるのは頭に入れておきましょう。
転職時期11月で転職活動開始8月~9月の場合
11月は転職におすすめしません。 まず1つ目の理由が、1ヵ月~2ヶ月粘ればボーナス支給月の12月になるから。もう1点は、10月の異動スタッフの教育で忙しいから。 10月は転職する時期というよりは1月に転職をするのに向けて転職を開始する時期という色合いが強いです。
転職時期12月で転職活動開始9月~10月の場合
12月は転職におすすめできない時期です。 この時期に転職をしてしまうとボーナスをもらえず転職になり損。 できれば1月に転職できるよう調整しましょう。 また仮に12月に転職をしても年末年始で病棟や現場が忙しい時期。 12月1日に転職しても、12月末から長期休暇に入るため指導やトレーニングがしにくいのもマイナスポイント。
看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき3つの理由
看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由は次の3つがあります。
- シフト調整や引き止め調整が必須だから
- 1ヶ月~3ヶ月で転職を完了する人が多いから
- 就業規則の退職規定が2ヶ月~3ヶ月が相場だから
シフト調整や引き止め調整が必須だから看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由①
看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由1つ目は、シフト調整や引き止め調整が必須だから。
上のように突然辞められてしまうと、看護師長や同僚、先輩看護師にシフト調整で迷惑がかかります。 患者さんの看護や治療に携わる仕事なので、シフトに穴が空くと、間接的に患者さんや家族に迷惑がかかるので、2~3ヶ月程シフト調整に時間的な余裕を持たせるのがおすすめです。
また1ヵ月後に辞めるというと、「シフト調整ができない」「そんないきなり辞められると困る」とトラブルや引きとめの原因になります。 看護師長の引きとめも考慮して2カ月~3ヶ月前から余裕を持って転職活動を始めるのがおすすめです。
1ヶ月~3ヶ月で転職を完了する人が多いから看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由②
看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由2つ目は、1ヶ月~3ヶ月で転職を完了する人が多いから。 BIZREACHさんが2020年3月に行ったアンケート調査(n=802)によると、3ヶ月未満40.3%、3ヶ月~半年未満32.9%、半年以上26.8%となっており、3ヶ月以内に転職活動を完了している人が多いです。 また年代別で「1ヶ月~3ヶ月未満」と回答した20代は46.2%、50代は27.7%となっており年齢が若くなるとそれだけ転職期間も短くなる傾向にあります。 これは一般職の転職活動にかかる期間なので参考程度ですが、周りの看護師さんを見てみても、1ヵ月~3ヶ月程度で転職活動を終了する人が多いのでは?
就業規則の退職規定が2ヶ月~3ヶ月が相場だから看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由③
看護師が転職時期の3ヶ月前から転職活動を始めるべき理由3つ目は、就業規則の退職規定が2ヶ月~3ヶ月が相場だから。
看護師が転職活動を始めるならまず就業規則を確認すべきです。 なぜなら、就業規則にはその病院や施設ごとの『退職に関する規定』が書かれているから。 私の病院の就業規則には『退職意思の表明は退職する月の3ヶ月前に申し出ること』と記載されています。 例えば、4月に退職するのなら1月には退職の意志を申し出ることになります。
看護師は月始め、月の中旬、月末のうちどの時期に転職すべき?【結論:月初めです】
看護師が月のうち、月始めに転職するのがおすすめです。 4月で具体的に言うなら月始めは4月1日、月中旬は4月15日、月末は4月30日になりますが、月始めなら4月1日です。 この理由は、退職する場合でも入職する場合でも、都合がいいから。 3月31日に退職して4月1日入職すれば、どちらも給料の日割り計算や煩雑な手続きが不要です。 逆に4月15日に入職されると、4月15日~4月30日分で給料の日割り計算が必要。また健康保険も中途半端な日にちから開始となるので、事務方にも迷惑がかかります。 求人や現在の職場のどうしようもない理由がない限りは月始めが転職時期として適切です。
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看護師転職のおすすめ時期は経験数何年目?
看護師の経験年数的にいつが転職におすすめの時期かというと次の表のとおり。 ※
1年目~2年目【第二新卒】看護師経験年数別でのおすすめの時期①
1年目~2年目の時期は第二新卒OKの求人を探しましょう。 第二新卒とは、学校卒業後、一度就職したが数カ月~数年内に離職し、転職活動をする求職者のこと。 看護業界で第二新卒というと、数カ月~1年以内での退職者を指すことが多いように感じます。 いずれにしても、1年目~2年目の看護師が辞める場合には第二新卒扱い=基礎看護技術が未熟、未習得の看護師として扱われるので注意が必要です。 そのため、即戦力を募集している病院や基礎看護技術がベースにある前提の訪問看護求人などは狙えません。
3年目~5年目【即戦力】看護師経験年数別でのおすすめの時期②
3年目~5年目の看護師は基礎看護技術が習得できており、どこの病棟、診療科でも通用するレベルになっています。 キャリアチェンジやキャリアアップのタイミングでもあるので慎重に自分の環境を見つめ直し時期でもあります。 臨床経験が3年あれば、ほぼどこの求人も募集条件を満たすので、あとはいろんな診療科を回ってジェネラリストを目指すのか、専門的な医療・看護技術や知識を極めるスペシャリストを目指すのか、キャリア形成を目指して管理職やマネジメントを目指すのか、選択肢が複数あるのでよく検討しましょう。
6年目~10年目【後輩育成やリーダーシップ】看護師経験年数別でのおすすめの時期③
看護師6年目~10年目になると、徐々に後輩育成やリーダー業務などを任される様になり、「ナースとして現場でバリバリ働く」から「周りを動かすマネジメントやリーダーシップ」などを求められる時期。 採用する側からすると即戦力であり、後輩育成もできリーダーシップもある中堅看護師なので喉から手が出るほどほしい人材と言えます。 看護師転職サイトを利用すると、中堅ナースならスカウトされたり、アドバイザーからヘッドハンティングなどの話を持ちかけられたりする可能性もあります。
11年目以降【管理職】看護師経験年数別でのおすすめの時期④
看護師11年目以降になると、管理職も視野に転職活動ができます。 ここで長期間勤務したい、この病院なら条件さえ合えば就職したいと本気で仕事をしたいと思える求人を探すべき時期。 看護協会での学生指導研修を履修済みであったり、認定看護師や専門看護師等を取得済みであったりすると、市場価値が急上昇するので、あなたの武器をしっかりと示して有利に転職活動ができるようにしましょう。
看護師の転職時期のベストなタイミングや注意点
看護師の転職時期のベストタイミングや注意点は次のとおり。
- 転職活動は入職希望月の2~3ヶ月前に開始する
- 4月入職は6~9月に募集がかかる傾向あり
- 看護師の面接は1回で終わりが多い
- 職場への退職意志の申し出は早めに
転職活動は入職希望月の2~3ヶ月前に開始する看護師が転職活動をするベストなタイミングや注意点①
転職活動は前述するとおり、入職希望月の2~3ヶ月前に開始するのが大切です。 具体的に言えば、入職希望月が7月1日なら4月~5月くらいには転職先の求人探しや看護師転職サイトの登録をするべき。 なぜなら、就業規則にも退職に関する規定がかかれているのもありますが、そもそも転職には2~3ヶ月かかるのが常識。 はやめに準備を進める意味でも2~3ヶ月前から開始しましょう。 また病棟の暗黙ルールで半年前には退職意思を伝えないといけないならそれに準じましょう。
4月入職は6~9月に募集がかかる傾向あり看護師が転職活動をするベストなタイミングや注意点②
看護師がもし4月入職を目指して転職活動をするなら他の中途採用月と違い早めの転職活動が必要になります。 なぜなら、4月入職の場合には、ほとんどの病院が6月~9月に4月採用の試験をするから。 特に国立病院や公立病院では6月頃から開始して募集締め切りも短いので自分で入りたい病院のホームページを確認して、応募書類や試験準備をしなくてはいけません。
看護師の面接は1回で終わりが多い看護師が転職活動をするベストなタイミングや注意点③
看護師の面接は1回で終わり、集団面接や議論形式の面接などもほぼありません。 逆に、書類選考と面接を1回して終了になることが多いのであなたがどんな看護師か、どの診療科、どの病棟ならあなたを活かせるかが伝わりにくい可能性も。 1回の面接であなたの人となりや看護師経験、得意な分野が伝わるように工夫しましょう。 面接での志望動機や転職理由の伝え方は『』で解説しています。
職場への退職意思の申し出は早めに看護師が転職活動をするベストなタイミングや注意点④
職場への退職意思の申し出は早ければ早いほどいいです。 そもそも退職意思の申し出自体は、就業規則の退職の項目に記載されています。 就業規則の退職規定には「2ヶ月前には退職意思を申し出ること」などと記載されています。 この記載されている○ヶ月よりも数か月前には伝えるのが無難です。 なぜなら、引きとめられる上に、シフト調整や有給調整が必要になるから。 看護師長としても看護師の人数が減るとそれだけシフト作成に時間がかかりますし、何より看護師が辞めると看護師長自身の評価も下がります。 確実に引き止めに合うので、早めに退職意思を申し出るのがスムーズな退職が目指せますよ。
看護師の状況別おすすめ転職時期
ここからは看護師の状況別でのおすすめの転職時期の解説をしていきます。 基本的には1月、4月、7月のいずれかの入職がおすすめという結論です。
- お金の心配がある人はボーナスをもらって転職の12月退職1月入職か6月退職7月入職がおすすめ
- 正職員は辞めて派遣看護師やパート・バイトナースならいつでもOK
- 1年目~2年目の新人看護師は4月入職がおすすめ
- 職場にいくのがしんどい、つらいなら今すぐ退職
- 子育てママ看護師は4月以外ならいつでもOK
- ブランクあり、潜在看護師は4月入職がおすすめ
- 訪問看護師やクリニックなら基本4月がおすすめ
お金の心配がある人はボーナスをもらって転職の12月退職1月入職か6月退職7月入職がおすすめ
「結婚を控えていて結婚式資金や引っ越し費用がかかる」「お金があるに越した事はない」と考えているなら、ボーナスをもらってから転職できる次の2つのいずれかの退職時期がおすすめです。
- 12月31日退職の1月1日入職
- 6月30日退職の7月1日入職
派遣看護師やパート・バイトナースならいつでもOK
派遣看護師やパート、バイトナースになる予定なら退職時期はいつでもOKです。 欲を言えば、ボーナスをもらってから辞めるのがベスト。 でも派遣看護師やパート看護師は案件によって高給料案件が多いので、求人選びに失敗しなければ経済的に不安定になりにくいでしょう。
1年目~2年目の新人看護師は4月入職がおすすめ
1年目~2年目の新人看護師が退職を考えるなら、4月入職を目指すのがおすすめです。 なぜなら、1年間、今の病棟で基礎看護技術を磨いた方が次の職場で困らないから。 もっと具体的に言えば次のような技術は最低限できるようになっていた方がいいでしょう。
- 採血
- 点滴
- 注射
最低限これらの看護技術やスキルを習得するには1年~2年間程の勤務が必要です。 大学病院によっては1年間採血や点滴などの患者さんへの浸襲性のある手技をやらせてもらえないところもあるくらいなので、それぞれの教育システムに合わせて時期を検討するのがおすすめです。
職場にいくのがしんどい、つらいなら今すぐ退職
病棟に行くのがしんどい、つらいといった次のような状況なら退職時期や転職時期を気にせずに今すぐ辞めましょう。
- 胃がキリキリと痛む
- 病棟にいくと涙が止まらない
- いじめや嫌味を言われてつらい
- お局や苦手な先輩がいると手が震える
- 心電図モニターやナースコールの音が耳に残って頭痛がする
これら以外にも、死ぬほどつらい、苦しい状況ならすぐに逃げて下さい。看護師は求人がたくさんあるので、あなたに合う職場は必ずあります。
子育てママ看護師は4月以外ならいつでもOK
子育てママ看護師は4月以外の時期での転職がおすすめです。 厳密に言うと4月でもいいのですが、4月は保育園の入園式、小中学校・高校の入学式がありスケジュールが忙しい傾向にあります。 4月入社早々に「この日は娘の入園式で・・・」とは言いにくいはずなので、なるべく4月以外の時期での転職がおすすめです。
ブランクあり、潜在看護師は4月入職がおすすめ
ブランクや潜在看護師からの復職なら4月入職がおすすめです。 なぜなら、4月入職なら病院や病棟での研修や教育制度にしっかりと乗れるので、看護技術の勘やスキルの復習がしやすいから。 逆に5月~12月、1月~3月の時期に復職すると、中途採用扱いで病棟のスタッフによっては十分に指導を受けられず挫折のリスクが高くなります。
訪問看護師やクリニックなら基本4月がおすすめ
訪問看護やクリニックへの転職も基本的には4月がおすすめです。 訪問看護なら年度初めでスタッフごとでの受持ち患者宅の割り振りを見直す時期。 クリニックなら3月31日に辞めるスタッフと入れ違いで採用されやすいから。
転職時期や退職時期に悩む看護師によくある質問
- 看護師が転職しやすい(転職し まくる)理由は?
- 看護師が転職に踏み切れない理由
- 中途採用看護師が転職後にすぐ辞めたい・退職したいと思う理由
- 中途採用で転職するのが難しい看護師の特徴
- 看護師の転職先がすぐ決まる時期は?
看護師が転職しやすい(転職し まくる)理由は?
看護師が転職しまくる理由は次のようなものがあります。
- 人間関係
- 家庭の事情
- 体力的な問題
- スキルアップ
- キャリアアップ
- 結婚や出産、育児
- 自身の体調の問題
これらの根拠になるアンケートがあります。 ※
看護師が転職に踏み切れない理由
看護師が転職に踏み切れない理由は次のとおり。
- 経済的な不安
- 転職先が見つかるか不安だから
- 転職しても状況は変わらない諦め
- 現場の同僚や先輩看護師に迷惑をかけるから
- パワハラやいじめで視野狭窄になっているから
中途採用看護師が転職後にすぐ辞めたい・退職したいと思う理由
※
中途採用で転職するのが難しい看護師の特徴
中途採用で転職が難しい看護師の特徴は次のとおり。
- 転職回数が多い看護師
- ブランクが長い潜在看護師
- 未経験分野に転職する看護師
- 体調不良を理由に退職した看護師
- 新卒ですぐに辞めてしまった看護師
看護師が退職する具体的な時期やタイミングの決め方2選
退職すると決まれば具体的にいつ退職するのかを考えなくてはいけません。
中途半端に「時期はまだ決めてないんですけど」っと師長に話したところで、真剣に取り合ってもらえません。
退職する具体的な時期の決め方は以下の2つのポイントを押さえながら考えましょう。
- 自分の辞めたい気持ちが完全に固まっている
- ボーナス時期に合わせて辞める
また退職の申し出時期については『【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】』で徹底的に解説しているのでぜひ参考にしてください。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
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自分の辞めたい気持ちが完全に固まっている
自分の辞めたい気持ちが完全に固まっているのであれば、退職をする時期はいつでもいいです。
辞めたいのにだらだら続けてもあなたの苦しみが先延ばしになるだけです。
「私はもうやめる」と決めたなら動き出しましょう。
もし辞める決意がつかない人は一度自己分析をしてみましょう。自己分析とは『【看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】』の記事で徹底解説しているのですが、下のとおり自分の希望や条件を洗い出す作業です。
- 振り返り:今までの経歴や経験
- Will: 何がやりたいか
- Can:何ができるのか
- Must:何を求められているか
自己分析をやってみたい人は『看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】』を参考にしてください。
参考 看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】
ボーナス時期に合わせて辞める
ボーナスの時期6月末や12月末に辞めるのも大切。
当たり前ですが、退職後も生活は続けなくてはいけません。そのためにはお金が必要不可欠です。
そして退職のときにもスーツをそろえたり、引っ越しが重なったりとお金がかかるものです。
あなたがこの記事を読んでいるのが何月かはわかりませんが、今の時期からボーナス時期に合わせて辞めるのが一番よいです。
ボーナス時期に辞めると、辞めたときにお金がないということがないうえに、次の転職先でもらえるボーナスも満額に近いボーナスがもらえます。中途半端に9月に辞めて10月から再開すると2か月分のボーナスしかもらえず損をします。
本当に辞めるのであれば、6月末の夏季ボーナスをもらってから7月より新しい転職先にいくか、12月の頭の冬季ボーナスをもらってから1月より新しいところへ就職するといったように、ボーナスが満額もらえるように調整すべきです。
と思い強い気持ちで6月末か12月末に標準を合わせて辞めましょう。
辞めたあとにお金がなくて困るのはあなた。
あなたが頑張ったからもらえるボーナスです。もらえるものはもらっても何も悪くありません。
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看護師におすすめの退職時期は5つのタイミング!
看護師が退職する時期は主に以下の5つがあります。
- ボーナス支給後の6月末や12月末
- 年度末の3月末
- 人事異動のタイミングの6月や10月頃
- 求人情報が増える1月や7月頃
- 研究活動や委員会活動がひと段落つく2月
順番に解説していきます。
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ボーナス支給後の6月末や12月末
ボーナス支給後の6月末や12月末は退職するのにうってつけの時期です。
ボーナスを軍資金に引越しもできますし、転職の活動費として当てることもできます。
また、この時期は転職者が続出することも見据えて求人情報も増え始めるので転職側にも有利な時期と言えます。
ただこの時期には注意点があります。
- 周りも同じことを考えているため周りの退職希望の動向に注意が必要。出遅れに注意。
- 入職時期や退職日を明確にしておかなくては損するかも。
- 委員会や業務変更がされたばかりの時期であることもあり迷惑がかからない退職を。
上記のようにボーナス時期には退職希望者が多数現れます。あまりにも退職者が同じ部署から出すぎると引き止めに合うリスクが上昇します。
出遅れないようにできる限り早めに退職の意思を伝えて引き止めに合うリスクや嫌な雰囲気にならないように努めましょう。
また、退職日や入職日を明確に伝えていないとボーナス支給をしない病院もある様子なのでしっかりとボーナスが支給されるのかなど確認してから日にちの設定をおこないましょう。
また6月末に関しては委員会や研究などが途中で中途半端になってしまう場合もあるためしっかりと委員会関係や研究の引継ぎや調整を行い、迷惑がかからないようにしてから退職をしましょう。
年度末の3月末
年度末も看護師に限らず一般的な退職、転職時期と言えます。
特に看護師にとっては3月末に異動が発表されることもあり、今の環境から悪い環境になるまえに転職を決めてしまいたいですね。
年度末であれば委員会の仕事や研究発表も終わっており、引継書さえしっかりと作成しておけば気兼ねなく退職できるのもこの時期がおすすめな理由です。
ただ、やはりこの時期にも注意点があります。
- ボーナス時期同様退職者多数に。
- 引継書の作成はしっかりと。
年度末も退職者が続出する時期なので周りの退職希望動向の把握は欠かせません。できれば退職の意思は早めに伝えましょう。
ちなみに細かな退職意思を伝える関係の情報は後ほどまとめておきますので参考にしてください。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
人事異動のタイミングの6月や10月
病院によっては年度途中で人事異動が行われる時期があり、大概は9月か10月頃に行われることが多いように感じています。
人事異動のタイミングでの退職もちょうどいい退職時期と言えます。
新人も形になりつつある中での退職なので気負いも少なくて済みますし、事前に退職の調整を行っておけば、人事異動のタイミングであなたの不足分の補充も師長が調整できるので早め早めの申し出を行いましょう。
また注意点としては以下のようなものがあります。
- 退職申し出はできるだけ早く3カ月〜半年前に
- 人事異動の規模も少し考慮する
- 10月頃は求人数が少ないので早めの活動を。
上記でも説明したように、この時期は病院全体で人事移動が発令される時期です。
人事異動の規模は平看護師には予測しにくいですが、できるだけこの時期退職する意思は早めに伝えておきましょう。そうすることで師長や看護部などの上層部が人員不足を調整しやすく立ち回れます。
立つ鳥跡を濁さずということです。
それに加えて早めに転職活動を行うことも必要になるのが人事異動の時期です。
どうしてもその他の時期に比べると求人情報が少なくなる時期なので希望のスキルアップができる病院や高給与の病院などを探しているのであれば早めの転職活動が必要です。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
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求人情報が増える1月や7月頃
1月と7月は求人情報が増えて、売り手市場になりやすいです。その理由は上記のボーナス支給後ということが一番の理由です。
ボーナス支給からロスを最小限にしようとする方(私のような笑)は6月末や12月半ばで退職しますが、病院のことを考えて退職をする方はこの1月や7月に退職する方が多いのではないでしょうか。
ここでの注意点は以下のようにまとめられます。
- 競争率が高く転職活動が大変
- 入職日がズレてロスになる可能性が高い
この時期は求人情報が増える一方で、その影響から転職活動の競争率がとても高くなります。
つまり、自力でのんびりと転職活動をしていると続々と内定者が決まって希望していた病院に入れなかったってことも珍しくないということです。
また、その関係から退職日や入職日がずれ込んでしまう可能性も秘めています。つまり現在の職場にも迷惑をかける恐れが高い時期といえます。自力で不安というかたは転職サイトを利用した方が高給与で好条件の場所に転職できる可能性が高いですよ。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
研究活動や委員会活動がひと段落つく2月
最後の退職おすすめ時期は、研究活動や委員会活動がひと段落つく2月頃です。
大概は疲弊しきっていて転職活動をしている余裕もなくなっている方がおおくいるのではないでしょうか。
たとえば看護研究であれば研究の立案から実際の研究実施から分析、考察、病棟内での発表に加えて、◯県支部での看護発表なども経験しているかもしれません。
また委員会であればアクシデントやインシデント関係のリスク委員会であれば常にアクシデントやインシデントの分析や対応策を考える必要がありきがやすまりません。
そのため委員会が終わるのと同時に退職したくなるものですよね。
- しっかり吟味できずに条件が納得いかない転職になる可能性も
- 余裕がない人は転職サイトの利用を。
委員会や研究に疲弊してしまっている看護師の方は、転職活動をしたいものの、あまり時間がとれず、転職先をよく吟味できずに転職に失敗してしまったということも、、、、。
そうなってはなんのための転職だったのかわからなくなってしまいます。
特に自分が余裕がないと思っているあなたは、無理せずに看護師の転職のプロである転職サイトのアドバイザーに相談してみてはどうですか。後ほど詳しく説明しているのでしばしお付き合いください。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
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看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
キャリアを考えると何年目がいいのかな?あーなんか全部わかんないよぉ。
こういう疑問にお答えします。
結論は、看護師が退職を申し出るのベストなのは2ヶ月~3ヶ月前。
法律上は『14日前』でも退職できますが、シフト制の看護師では現実ではありません。もっと具体的にいうなら下の表のとおりです。
退職月 | 申し出時期 |
3月 | 12月 |
6月 | 3月 |
12月 | 9月 |
看護師に一番おすすめ退職月は4月。なぜなら4月は新規採用の募集が増えるので転職先に困らないから。
6月と12月はボーナス支給月なので転職や退職の資金、引っ越しの資金などお金に余裕をもって転職できる上に、新しい入職先でもボーナスをほぼフルにもらえるように転職できるのでおすすめです。
参考 職場も納得!看護師が転職を申し出るのにベストなタイミングは◯◯だった!?
このあたりを踏まえて、下の内容を解説します。
- 転職時期や退職意思を伝える前に就業規則を確認しよう
- おすすめの退職時期と退職の意思表示時期
- 転職や退職の注意点
転職時期に迷っている人はまずこの記事のために3分という時間をください。そうすることであなたの転職への道のりが見えてきますよ。
それでは解説していきますね。
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看護師の転職活動はまず就業規則を確認しよう
看護師の転職活動や退職の申し出る前に確認すべきなのが、就業規則です。
なぜ就業規則を確認しなくてはいけないのかというと、就業規則には退職規定が書かれているから。
この記事では3ヶ月前がおすすめと解説していますが、あなたの病院の就業規則には4ヶ月前に申告するなどと書かれている可能性があります。
退職の意思表示である申告時期は病院や施設によって違うので必ず就業規則を確認しましょう。
実際私の病院の就業規則には下のとおりにかかれています。
『退職の意向を決めた場合には、部署長に3ヶ月前までに申し出ること。この規定よりも短い期間での申し出をした場合には退職金を減額する場合もある。』
退職金が減額されたら溜まったもんじゃない!!
就業規則にはこのように決められた退職申し出期間が書かれているので、退職金を減額する罰則が規定されていることもあり注意が必要です。
また職場での辞め方について信頼できる先輩や同僚に確認してもよいかもしれません。なぜなら病院によっては独自のルールや暗黙の了解などが存在することもあるから。
理想をいえば、就業規則を確認することに加えて、看護師長に『退職の意思表示=退職の申告時期』はいつまでにしておく必要があるか事前確認しておきましょう。
看護師が退職を何月に申し出するかの答えは3ヶ月前【おすすめは3月、9月、12月】
看護師が何月に退職を申し出るのがよいか、その答えは退職する3ヶ月前です。
具体的に何月かというと
- 3月
- 6月
- 12月
です。
この理由も踏まえて順番にお答えします。
3月は退職シーズン
3月は退職シーズンです。特記するとすれば、退職者が有休消化するため看護師数には数えられるけど、実際の勤務数が少ないという現象が起きます。
そのためこの時期に転職してくる人にとってはフォローも受けられず苦労する時期です。逆にこの時期を乗り越えば、4月からは夜勤を開始できて新年度からどんどん働いていけるようになれます。
3月で注意が必要なのは、この時期に転職活動をすると求人数が少なくて大変だということ。4月に看護師を採用する関係で、3月、4月はどの病院も求人を出さない傾向にあります。でも6月のボーナス後に転職したい人はこの時期に転職活動を始めるべきです。
こういう求人が少ないときこそ、非公開求人を持っている転職サイトへの登録がいいのではないでしょうか。
6月は月末に退職を。転職活動にお勧めの時期
6月30日前後はボーナスが支給される心躍る時期です。6月はボーナス支給されてから退職する人が続出する時期でもあり、どの病院も中途採用者を狙って求人が増加する時期です。
しかし、6月末に転職するということは、3~5月頃にかけて転職活動をしていたことになります。その時期はどうしても求人数が少なく各病院も求人をしぶりがちです。このタイミングで転職したいのであれば、求人情報誌やハローワークにはない非公開求人を多く保有している転職サイトの求人を確認しておくのがよいでしょう。
12月はボーナス支給月なので辞めるのに適してる
12月はボーナスがもらえる時期なので、6月同様で転職に適した時期といえます。ボーナスをもらってから辞めるので、10月〜11月頃から準備が必要になります。
求人が多くなる時期なだけにどこがいいのか迷うこともしばしばありませんか?
そういう時こそ、いい条件で転職できるように転職サイトを利用することをおすすめします。給料の交渉や雇用条件の調整ってなかなか自分でするのは億劫ですが、転職サイトの転職アドバイザーに相談すればスムーズに話が進みます。
あくまで目安なのであなたが辞めたいと思った時期が最適な時期です。
それでは、4月~3月にかけての他の月も確認していきます。
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看護師転職や退職の流れ
ここからは簡単に看護師の転職活動や退職活動の流れを解説していきます。ざっと下のような流れで看護師転職を進めていきましょう。
- 退職の意思表示をする
- 看護師転職サイトに登録する
- 求人を探す
- 求人応募する
- 書類作成する
- 面接対策する
- 内定と給料交渉をする
- 円満退職、円満転職する
順番に解説します。
退職の意思表示をする
この記事でも紹介したとおり、退職の意思表示を看護師長に伝えましょう。
退職意思を伝える時の注意点は下のとおり。
- 就業規則を確認して規定の申し出期間を守る
- 病院独自のルールや暗黙の了解を事前に確認する
この2点に注意しましょう。
大抵の病院ではシフト調整や引き継ぎ、有給消化の調整があるので退職の意思表示は2~3ヶ月前にするのが一般的です。
退職意思を伝えたら、病院と相談の上で正式な退職日と最終出勤日を決定しましょう。
有給消化を使うと最終出勤日と退職日がずれるのでそれに合わせて引き継ぎの準備などのスケジュール管理をしなくてはいけません。
またここで決めた退職日をずらされないように退職届もすぐに提出しましょう。
どうしてもやめられないときには退職代行サービス『【退職代行ガーディアン】』を使うのもありです。
看護師転職サイトに登録する
看護師の転職方法はざっと5つの方法があります。
- 自力で探す
- 友人の紹介
- ハローワーク
- ナースセンター
- 看護師転職サイト
この中でも看護師転職サイトは転職の手間を減らしてい、あなたを楽にさせてくれるので利用は必須です。
看護師の転職方法は『【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件』で詳しく解説しているので参考にしてください。
参考 【マル秘】看護師の転職方法で5つ中1つだけが転職成功する進め方だった件
また当サイトでおすすめしている看護師転職サイトは下のとおりです。
看護師転職サイト | 詳細ページ | |
1位 | レバウェル看護(旧レバウェル看護(旧看護のお仕事)) | レバウェル看護(旧レバウェル看護(旧看護のお仕事))の登録方法をみる |
2位 | マイナビ看護師 | マイナビ看護師の登録方法をみる |
3位 | ナースではたらこ | ナースではらたこの登録方法をみる |
看護師転職サイトを使わずに転職すると、『転職したけどひどい人間関係だった』『給料が面接のときに言われたものと違いすぎる・・・』と後悔します。
無料で利用できる上に面接調整や給料交渉もしてくれるので使わないと損するかもしれません。
求人を探す
求人を探す方法は下の通りさまざまな方法があります。
- 看護師転職サイト
- 看護師求人サイト
- ハローワーク
- 友人の紹介
求人探しを成功させるのは13のポイントがあります。この看護師求人の探し方のポイントは『【徹底網羅】看護師転職の求人の選び方-13のポイント-【決め手は長く働ける病院】』で解説しています。
参考 【徹底網羅】看護師転職の求人の選び方-13のポイント-【決め手は長く働ける病院】
転職を成功させるためのポイントは下のとおり。
- 希望にあった職場環境や雇用条件
- 給料は今の職場より高く交渉
- 面接でしっかりと自分をアピールする
特に希望条件や職場環境、雇用条件はよく考えて優先順位をつけておくと、ズレの少ない求人選びができますよ。
希望条件や雇用条件をあなたの個別性に合わせて考えるには自己分析が重要。自己分析の方法は『【看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】』で徹底解説しています。
参考 【看護師&保健師必見】転職必勝の自己分析のやり方を徹底解説【看護学生も就活に◎】
求人応募する
応募する求人が見つかったら、求人応募しましょう。求人応募の手順は下のとおり。
- 求人票の問い合わせ方法を確認する
- 電話やメールにてお問い合わせする
- 履歴書や職務経歴書、看護師免許の写しなどの提出書類の確認
- 面接の日時の調整をする
看護師の転職を徹底サポートしてくれる看護師転職サイトについてよくわからないあなたは『看護師転職サイトとは?【失敗しないために複数登録して使うべき】』で詳しく解説しているので参考にしてください。
参考 看護師転職サイトとは?【失敗しないために複数登録して使うべき】
書類作成する
求人応募するための書類を作成しましょう。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 看護師免許や保健師免許、助産師免許
上の書類が基本的な書類になります。
履歴書や職務経歴書の書き方がよくわからない人向けに、履歴書の書き方を徹底解説した記事も用意しているので参考にして下さい。
参考 【失敗から学べ】看護師の履歴書の書き方【素直に書くのがベスト】
参考 【テンプレDL付】看護師が転職に失敗しない履歴書&職務経歴書の作り方と書き方
面接対策する
面接対策もあなたが行きたい病院への内定をもぎ取るためには必須。
内定と給料交渉をする
無事、面接が終了して内定をもらえたら、最後に給料交渉と雇用条件の交渉をしましょう。ここで妥協すると年間50万円ほど損するかも。
なぜなら、給料交渉をして基本給が3万円アップするとそれだけで12ヶ月+ボーナス4ヶ月で50万円も特になるから。
給料交渉が苦手、雇用条件で絶対譲れないものがあるという人は看護師転職サイトのアドバイザー経由で交渉するのがよいでしょう。
円満退職、円満転職する
次の職場への入職日まで有給消化したり、職場の人への挨拶をして円満退職を目指しましょう。
退職日までに必要な書類ややるべきこともあるので『【現役Nsが分析】看護師転職の7つの準備&手順【転職時期を決めてスケジュールを立てる】』を確認してみて下さい。
保険の書類、年金書類も転職のときに必要な書類になるのでもらえる時期をしっかりとスケジューリングしておいてくださいね。
看護師が辞めるときにはじめに伝える上司とは誰?
看護師が辞める時にまず伝えるのは、病棟のトップであり直属の上司である師長です。
病院の組織とは、トップを理事長、院長がおり、その下に人事部、医事課、診療部、看護部、検査部などなどと部署が続いています。そして看護師部はその下に病棟ごとで師長や主任がいます。
平の看護師であれば直属の上司は病棟の師長になるのでまずは師長に伝えるのが基本です。
師長から看護部長、人事部長と伝わる
また、師長に退職の意思を伝えるとその後以下のような順番であなたの退職意思が伝わっていきます。
下から順番に伝わっていき上の人事部にまで伝わっていきます。
ここで注意が必要なのは、人事部にはじめに相談してはいけないということ。あくまで直属の上司に退職の意思を一番はじめに伝えるのが常識です。その常識から離れるだけであなたの円満退職が挫けることになってしまいます。
病棟スタッフにはどのタイミングで伝わるのか?
そしてここで気になるのが、同じ病棟のスタッフにいつあなたの退職意思が伝わるのかですが、基本的には以下のような流れで伝わっていきます。
あなた→師長→主任→(あなたの退職日が正式決定する)→病棟スタッフへ報告
上記のような流れになります。これは基本の流れなのでこの通りにいかない場合もあります。
師長への報告後に、主任への報告を翌日や2日後に行うケースもあります。
ただ、注意が必要なのは病棟スタッフへの報告は退職日が正式に決定してから伝えるということ。
退職日がはっきりしていないのに退職の意思だけ伝えてしまうと気まずい雰囲気になったり、風当たりがきつくなる場合もあります。
看護師が退職を申し出るのは何月がいい?各月別で解説
看護師が退職を申し出るのに適しているのが何月なのかを解説していきます。
先程解説した3月、6月、12月は除外して解説します。
月 | おすすめ度 |
4月 | × |
5月 | × |
6月 | ◎ |
7月 | ○ |
8月 | × |
9月 | ○ |
10月 | ○ |
11月 | ○ |
12月 | ◎ |
1月 | ○ |
2月 | × |
3月 | ◎ |
看護師転職の時看護師長(直属の上司)に確認する5つのこと
看護師が辞める時に上司に確認しておくべき5つのことは以下のようにまとめることができます。
- 退職の意思を伝える
- 退職日を正式に決定する
- 退職願を提出し受理してもらう
- 引き継ぎ作業を行う
- 退職時に受け取るもの・返却物の確認
もっと詳しい退職手順や流れは『【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&流れを徹底解説』で解説しています。
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【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&やめ方の流れ【理由別の対処方法と注意点】
悩む看護師まだ看護師だけど辞めてしまいたい。辞めるとなったら具体的に退職の手順や流れってどうやればいいのかなぁ?合わせて注意点とか知っておきたいなぁ。 こんな悩みにお答えします。 保健師時代に退職手順 ...
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退職の意思を師長に直接伝える
先ほども確認しましたが、直属の上司である師長にしっかりと退職の意思を伝えることが退職、転職活動開始の第一歩です。
別の記事でも確認していますが、退職するときにはスケジュールを立てることがとても重要で、どのタイミングで退職日を持ってくるのか、入職日を明確に決めてそこから逆算して退職の意思を早めに伝えることが重要です。
ちなみに退職に関する規定は、病院ごとで就業規則に細かく記載されているため確認を行っておきましょう。
大概は退職日の2ヶ月前までに申し出ることとなっていますが、退職〜転職活動の平均期間は3ヶ月程かかることが多いのでできれば退職日の3ヶ月前くらいには師長に退職の意思をつたえましょう。
ちなみに、退職の理由については必ず聞かれますのでできる限りポジティブな理由を考えておきましょう。おすすめは『スキルアップのため』というのがいいですね。そのほかにも『本音と建て前の転職理由』という記事にまとめているので参考にしてください。
また、引き止めにあった際には、迷うそぶりを見せると弱みに付け込まれますので、しっかりと退職の意思が固く気持ちに揺らぎはないということを明確に伝えましょう。言い争いにはならないように穏便に伝えるようにしましょう。
退職日を正式に決めて、退職までの予定を詰めておく
退職の意思を伝えて、その後人事部長にまで退職の意思が伝われば、ある程度退職の日にちを検討できるようになります。
だいたいの人は退職日を決めていると思うので、あなたの希望をまず師長につたえましょう。あまりにも短い日程でなければ希望の退職日で退職は可能です。
退職日を正式に決めないことには、転職先の入職日も決まらず転職活動の妨げになるので、退職の意思を伝えたあとは早々に師長や主任と退職日の調整を行ないましょう。
退職願の作成および提出、受理
退職日が正式に決まれば、あとは形としても正式に退職願を提出できるようになります。
退職日が正式に決まった段階で早々に作成して提出して既成事実を作ってしまえば退職は確実にできます。(退職願を出さずに退職ができなかったケースもあるようなので注意しましょう。)
退職願のフォーマットは病院ごとで決まっており、word形式で用意されていることが多いです。それをそのまま利用するのが一番楽ですが、もしない場合には手書きで作成しましょう。
また、提出は師長に行いますが、シフトが重ならないからといって提出BOXなどに入れたり、机に置きっ放しにするのはNGです。
必ず退職願は手渡しで提出しましょう。しっかりと目を見て渡して受理されたことを確認しましょう。
引き継ぎ書の作成と後任者への引き継ぎ
病棟ごとでの任されている業務や委員会活動、研究などが残っているのであれば必ず引き継ぎを行ないましょう。
基本的には後任者が決められていると思うのでその人と日程を合わせて引き継ぎを行えばよいです。しかし、もしなかなか日程が合わずに引き継ぎができない場合はそのままにせずに師長、主任などに上司に引き継ぎを行ないましょう。
ここをしっかりとしていないと転職したあとに電話がかかってきて『この資料ってどこにあるの?』などと嫌な連絡が入るリスクが高くなりますよ。
面倒でもしっかりと細部まで作り込んだ引き継ぎ書を作り追加で質問が出ないようにするくらいにしておきましょう。
退職するときに受け取るものと返却するものの確認
最後に上司に確認することは、退職時に受け取るものと返却するものに過不足がないかということ。
まず退職時に受け取るべきものから確認していきます。
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収
- 離職票
これらは退職後に郵送で送られてくる場合もありますが、転職先に提出したり、保険の手続きに必ず必要なものになりますので遅れがでないように確認しておきましょう。場合によっては師長ではなく人事部の担当者とやりとりした方が早い場合もあります。
そして最後に確認するのは、退職時にあなたが返却するものです。
- 健康保険被保険者証
- ネーム、社員証、社章
- 名刺
- 支給された制服や靴、定期券
- 経費で購入した事務品
上記以外にも思い当たるものがあれば事前に返却が必要なのかを確認しておきましょう。意外とわすれがちなのがオンデマンドのパスワードやIDといった個人情報です。
個々の病院でこれは確実に返却してほしいというもののリストは違うので事前に確認して後日また返却にこないといけないという二度手間が発生しないようしましょう。
転職活動は何カ月前から始めればいいのか?
転職活動は辞める月の3~4カ月前から始めるのがよいでしょう。
その理由は、就業規則を確認していただければわかります。
就業規則には、退職に関する項目があります。そこに『所属長(師長)に退職は◯カ月前までに申し出ること』となっています。
大概は『2か月前』か『3か月前』になっています。
就業規則の2~3か月前を考慮すると、転職先を探したり、退職願の作成したりすることを考えれば、転職活動を始めるのは辞める月の3~4か月前となります。
焦らずに余裕をもって用意したいなら辞める月の3~4カ月前から始めるのがいいでしょう。
転職活動期間の目安
看護師が転職活動を始めてから入職先が決まるまでの期間は平均期間は3ヶ月。
もっと細かくいうと1ヶ月〜半年くらいの振り幅のうちに決まる方がほとんどです。
看護業界はあなたもご存知のとおり転職活動をする看護師側の売り手市場。一部の大人気の大手の病院や私立病院は別として、基本的には常に人で不足の状況なので、希望者があればすぐにでも採用して看護師として勤務してほしい病院ばかりです。
そんな状況もあって、転職活動を開始してものの3日ほどで希望の条件にあう病院を見つけて面接の調整を行ってしまえば、場合によっては1ヶ月未満で転職活動が終了する人もいるでしょう。
逆に今の職場で痛い思いをして次の場所では同じ轍を踏みたくない慎重派の方。そういう方は転職サイトに登録して自分の希望をアドバイザーと入念に擦り合わせて希望に沿った求人を探していると半年程かかるケースもあります。
一概にこの期間で決まると断定はできませんが、基本的には転職活動を開始して3ヶ月前後で入職が決まる方がほとんどです。
転職サイトの求人探しのリサーチは5~6ヶ月前に始めてもいいです。
逆にこの職場から即刻いなくなりたい!ストレスでもう限界!という方は就業規則のギリギリでやめることも可能です。
しかし、スケジュールが厳しくなり、トラブルや引き止めのリスクは急激に上昇するのでそこは押さえておきましょう。
入職までの期間はどのくらい?
この記事でも解説しているとおり、退職や転職の期間は2~3ヶ月程かかるのでトータルで考えると入職までに3~4ヶ月程の時間はかかります。
求人応募して転職先の病院やクリニックに入職するまでに3~4ヶ月相手方を待たせる形になります。
と気にする方もいますが、入職まで待ってくれるのか待ってくれないかは病院の規模やクリニックの求人応募の緊急性にもよります。
替えがきく人材と思われれば、入職までの長い期間待たせる看護師より早々に入職してくれる看護師を採用するでしょう。
待たせるのなら待たせるなりに優秀な看護師であることを面接や書類でアピールするのが大切です。
【重要】退職せずに仕事をしたまま転職活動を行う
転職活動の平均期間はわかりましたが、もし転職活動をおこなうなら確認しておいてほしいのが、転職活動は今の仕事を退職せずに在職中に行ってほしいということ。
その理由は2つです。
- 空白の期間は看護師人生に損
- 保険の手続きが煩雑になる
まず仕事をしていない期間をもつと今後の看護師人生に損になるケースが多いということ。転職活動を行うたびに、面接のたびに『この空白の期間は何をしていたのですか?』といったネガティブな質問を必ずされることになり、心理的にも嫌になりますし、いわゆるニート期間があるとそれだけでマイナス評価を行う病院も少なくありません。
また、病院に勤めていれば社会保険ですが、仕事をしていない期間があると国民健康保険という保険ほ切り替えを行う必要が出るため、保険の手続きが煩雑になります。
転職活動を行う時にはスケジュールを立てる
もう一つ重要なことは、転職活動を行う時にはスケジュールを立てるようにしましょう。
上でも説明しましたが、転職活動をの平均期間は3ヶ月というのには下のような大まかスケジュールがあるからです。
転職活動のスケジュール
- 1ヶ月目:自己分析(得手不得手の確認)、自分の希望や条件の整理、優先順位付け
- 2ヶ月目:転職サイトのアドバイザーと連絡・調整、求人探し・紹介、書類応募、面接調整
- 面接、病棟内見学、条件交渉、雇用手続き、転職先で求められるスキルの確認
おおよそ上記のようなスケジュールで転職活動の期間が決まります。
スケジュールを立てなくとも転職活動を行えるという方もいると思いますし実際それで成功した方もいるでしょう。しかし、できる限り自分の希望に沿った転職をしたい、現在の職場のように不満だらけの転職にしたくないという方には、スケジュールをしっかり立てていただきたいです。
スケジュールを立てることで自分が大切にしたい希望条件や雇用条件が明確になりますし、何より自分が納得した形での転職が成功しやすいです。
看護師の転職時期は何年目がいいのか?
看護師の転職するのは何年目がいいのかと悩む方も多いのではないでしょうか?
看護師の転職時期は、大きく分けると以下の4つの節目があります。
転職時期は何年目がいい?
- 新卒看護師の頃
- 3年目
- 5年目
- 10年目
順番に紹介していきます。
1年目(新人看護師)
実は、新人看護師の頃でも、転職してもOKです。
新人看護師の頃は、看護技術が未熟ですが、まだどの分野にも染まっていないので、自分が極めたい看護技術や専門性を高めやすいというメリットがあります。
実際、一つの病院にとどまり続けるとその病院のルールや看護のやり方に染まってしまって転職したあとに苦労したというのは珍しくありません。
それでも、『一人前になってないから』『3年経たないとダメなのかな』と迷う人も多いのでは?
やりたい看護があるのに足踏みしているのは時間がもったいないですよ。また、人間関係で悩んだり残業が多いことで疲れ切ってしまったりしてつらい環境で頑張りすぎるくらいなら転職して自分の生活を重視した方がよっぽど有意義ですよ。
新人看護師でも新しい職場で自分のやりたい看護を目指してみませんか?
参考記事:新人看護師が転職するための完全マニュアル
3年目
3年目はもっともベストな看護師の転職時期です。
看護師を3年経験していれば、一通りの看護技術が習得できていますし、周りを見ながら仕事ができるようになっているはずです。
ただ、一つデメリットがあります。このタイミングで転職すると、新人教育に関わる機会が減るということです。プリセプターの仕事はしんどいですが、自分の看護を見直す機会になりますから勉強になります。人に教えるには自分もしっかりと学び直す必要がありますから。
そういう関係もあって、転職すると、転職したばかりの人をプリセプタ-に起用することはないので、学びの機会が減ってしまいます。(まぁここは賛否両論でしょうけど)
逆に言えば、自分のことに集中できるとも言えます。ある程度自分の技術が確立しているので、学びたい分野、高めたい専門性に力を注げるとも言えますね。
5年目
5年目も転職する時期としてはよい時期と言えます。
5年目になると、看護技術に関しては一人でできるようになっていますし、委員会活動やプリセプターを経験しているため、1日1日の業務だけでなく、チームでの自分の役割を意識して仕事をできるようになっています。
そのため、転職するときにも、『自分がどんな仕事をしたいか』『どんな看護師を目指したいか』を考えながら決めることができます。
転職してもその病院での仕事のやり方さえ覚えれれば、すぐに職場に慣れて即戦力としても見られるので転職もしやすいのが大きなメリットです。
一方で看護師として一番脂の乗っている時期なだけに転職することで環境が大きく変わってその後の看護師人生を左右することになります。
転職するときには転職先をよく吟味して、自分はどういう看護師になりたいのか、どういう方向性に向かいたいのかを考える必要がありそうです。
10年目
看護師経験が10年になると、中堅やベテランといわれる時期になります。
結婚や出産といたライフイベントも起こり易い時期なので転職するとなると少し足踏みしてしまう時期かもしれません。
しかし、その結婚、子育てといった生活リズムの変化に合わせて、転職して環境を変えるよいタイミングともとれます。
看護師になりたての1年目、3年目の時期はバリバリ働いて、残業をしてもなんら生活に支障がありませんが、結婚してご飯の用意や、夫や子どもの洗濯、次の日の用意などしているとどうしても仕事と家庭の両立が必要になりますよね。
生活リズムの変化に合わせて仕事のリズムも変えるいいチャンスとも言えます。
また、看護師としての専門性をより高めたいという方にとっては、環境を大きく変えるチャンスとも言えます。
長い間同じ病院にいるとその病院の常識が看護師としての常識のように感じてしまうものです。そういったものを一新して新たな気持ちで仕事ができるチャンスとも考えられますよね。
転職するなら転職サイトへ登録がよい?
さて、転職活動をはじめようとしたものの、
と疑問に思う人もいるのでは?
辞めるときには流れがあるので確認しておくとよいですね。
- 同期や友達に相談する
- 師長に相談する
- 退職手続き書類の確認
初めは同期や友達に相談してみてそれで気持ちが楽になれば一番です。それでも辞める気持ちが強いのであれば師長に相談しましょう。
辞める相談をするときは必ず『いつまでに辞めるかのか』を明確に伝えましょう。書類の手続きは事務方の人が教えてくれますよ。
余談になりますが、当サイトの記事を読んでくれた多くの新人看護師、ベテラン看護師が転職サイトを利用したことで転職に成功しています。逆に自力で転職した方からは変な病院に転職して失敗したという話が寄せられています。
あなたも成功した方に続きましょう。
人気記事看護師転職サイトランキング【脱看護師しましょう】
参考お祝い金がある看護師転職サイト4選【損する人はお金に目がいく人】
転職成功は転職サイトへの登録だった?
看護師の転職を専門に取り扱う看護師転職サイトを知っていますか?
マイナビ看護師やレバウェル看護(旧レバウェル看護(旧看護のお仕事))など有名かもしれませんね。
日々の看護でクタクタになっているあなたが、転職活動をしようとすると、求人探しから面接の調整まで一人でやらないといけないですよね。
『辞めたい!』と思ってもなかなか足を踏み出せないという人におすすめなのが、転職サイトへの登録です。
とくに新人看護師がすぐに辞めて転職する場合には第二新卒になります。
ハローワークや求人誌では第二新卒の求人はなかなか見つかりません。第二新卒の求人をたくさん持っているのが転職サイトなので登録しない手はないですよ。
転職サイトのメリット
- 忙しくてもスマホで1分で登録できる
- 利用はすべて無料!
- 登録後すぐにアドバイザーからのヒアリングで希望を伝えれる
- 24時間電話相談OK!
- 求人の内部事情に詳しい上、見学にもいけるから安心!
- 求人探しから面接調整までアドバイザーがやってくれるからラク!
上のサポートがすべて無料です。
無料の理由やおすすめの看護師転職サイトは下の記事を参考にしてみてください。
参考看護師転職サイトはなぜ無料で使えるのか?【病院から報酬をもらってるからです】
参考お祝い金がある看護師転職サイト4選【損する人はお金に目がいく人】
逆におすすめできないNGな退職時期とマナーは?
ここまではおすすめの退職時期を説明してきましたが、逆にこの時期は退職を申し出るのには悪いという時期も確認しておきましょう。
ちなみに一般常識として以下のようなのはNG中のNGなので確認しておいてください。
- 退職を伝えたその日にすぐ辞めてしまう
- 引き継ぎをできない日程での退職申し出
- 伝えた日から1か月以内での退職希望
民法上では『退職の14日前』に退職の意思を明示することで退職は可能であるとなっていますが、看護業界ではそれは常識的ではありません。それを行使するのは、あまりにもひどいパワハラやセクハラ、脅迫行為があるような職場での退職です。
お世話になった職場に上記の3つのような対応をしてはダメですよ。
また、以下のような時期もあまり望ましくない時期と言えます。
- 長期休暇でスタッフが少ない8月お盆や1月頭での退職
- 委員会や看護研究の真っ只中での退職
長期休暇でスタッフが少なくシフト自体が組むのが厳しい時期での退職は、師長のみならず他のスタッフにも負担がかかるため避けた方がよいでしょう。
また、委員会や看護研究の真っ只中での退職も責任を投げ捨てるような行為に当たるので望ましくありません。
いずれの時期も、もし退職するのであれば師長や関係スタッフとよく調整を行って相互に負担がかからない形で退職できるように努力をして退職するようにしましょう。
転職や退職にかかる期間については下の記事が詳しく解説しています。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
看護師が円満退職するための退職理由は?
退職理由もネットでは「結婚や妊娠出産のため」「家族の介護のため」などといろいろ理由が並べられています。
退職理由は引き止めに合わないようにと色々考えが巡ると思いますが、今の病院では絶対に続けることができない退職理由にすることがポイントです。
例えば「結婚や出産で・・・」といったところで、「引っ越しをしないのであれば結婚しても続けてほしい」、「出産後に復帰でいいじゃないか」と付け入るスキを与えます。
相手に付け入るスキを与えない理由が一番です。
私が10割の確率で引き止めに合わなかったのは、「○○について専門性を高めたいので退職したいと考えています。」という看護技術やスキルアップをしたいという前向きな理由です。
「○○」はなんでもいいですが、今勤めている病院では到底身に着けることができない看護技術や経験ができるものにしてくださいね。
どこでも経験できることだと、「じゃ○×科に配属するからそこで習得すればいいじゃないか」と引き止めに合います。
実際にもうどこか転職先を決めているのであればストレートに「もう転職先を決めていますので、○月末までで退職を考えています」とシンプルでいいと思います。当然ですが、就業規則や常識のある3か月前くらいには退職する意思表示はしてくださいね。
退職理由でNGとOKな理由を知りたい方は下の記事から。
参考嘘はダメ!看護師が、職場に伝える退職理由のNG・OK例を解説!
退職は誰から伝えるべきか?
退職の意思表示は、直属の上司です。つまり所属部署の看護師長からいうのが常識です。
師長に伝えたあとは、主任、所属部署のスタッフと下に降りていくイメージです。
また退職の申し出時期については『【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】』で徹底的に解説しているのでぜひ参考にしてください。
参考 【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】
最も悪い退職意思の伝わり方は?
最も悪い退職意思の伝わり方は、病院の友人や同僚に相談してそこから主任や師長に伝わることです。
どんなに仲がよくても同僚やスタッフには退職の意志は先に伝えてはいけません。まずは、師長に伝えてから同僚に話しましょう。
言いたい気持ちがあるのはわかりますが、夜勤や休憩時間に口を滑らせるとあとあと退職意思を師長に伝えるときに反感を買うことになりますよ。
退職の意思表示から退職までの流れは?
看護師の転職の流れや退職の流れはほかの仕事と違って独特なので一度確認しておきましょう。
退職の流れを俯瞰して確認しておけば円満退職ができますよ。
- 退職の意志を固める→時期:退職の3か月~6か月前
- 退職の意思表示→時期:退職の2~3か月前(就業規則に準ずる)
- 退職願の作成・提出する→時期:退職の2~3か月前(就業規則に準ずるが、早めの提出を。
- 引継ぎの予定を立てる→時期:退職意志表示後、引き続ぎ先スタッフは師長に確認
- 有休消化の計画を立てる→時期:退職意志表示後
- 各種手続きと書類の準備→時期:退職1か月前まで
- 挨拶→時期:退職数週間前~当日まで
- 返却物の返却→時期:退職数日前か当日
たいていの病院では就業規則の冊子にある程度、退職についての項目がまとめられているのでそこを参考に時期を決めていきましょう。
ちなみに退職の手順や流れは下の記事が参考になります。
参考【失敗しない】新人看護師の10つの退職手順・流れ【円満に辞めれます】
参考看護師転職サイトで転職するまでの流れ【準備から内定まで1ヶ月~3ヶ月でOK】
円満退職ができる3つのポイントとは?
できれば退職するときには自分も、残るスタッフも気持ちよく送り出せる円満退職にしたいと思いませんか?
そうするためには以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。
円満退職への3つのポイント
- 早めの退職意思の申し出
- 退職日と入職日は明確に伝える
- 引き継ぎは抜かりなく行う
順番に解説しますがどれも基本的なことばかりです。
早めに退職意思を申し出る
円満退職の第一歩はなによりも早く退職の意思を伝えること。
これをしないと転職活動を始めようにも始めることができません。
まず退職時期をいつにするか先程の時期を参考に決めてしまいましょう。
そこから逆算して転職のスケジュールを立てていくのが成功のポイントです。転職のスケジュールについては別の記事にまとめているので参考にしてみてください。
ちなみに退職を申し出る時期は、退職日から逆算して3ヶ月〜半年ほど余裕を持っておくとトラブルが少なく済みます。
実際退職日の2ヶ月前に退職を申し出て、転職活動をした方はシフトの調整がうまくいかず1ヶ月ほど転職する日がずれてしまうというトラブルが発生し、現職場にも転職先にも迷惑をかけてしまったということがありました。
シフトの調整はおおむね2ヶ月前くらいから始まっているので3ヶ月がギリギリのラインと言えるでしょう。
退職を急いでいる方はもいるとは思いますが、転職を成功させるためには余裕をもって行うと心理的にも物理的スケジュールもゆとりをもって行うことができますよ。
焦るような状況にならないように、まずは直属の上司である師長に退職の意思を申し出ることを優先的に行いましょう。
退職日と入職日は明確に伝える
師長に退職の意思を伝えることと同時に重要なことが、退職日と入職日を明確に決めることです。
この二つの日はあなたのいたるところに影響のある日にちです。
たとえば、退職日と入職日が少しでも離れるだけでも保険の手続きが煩雑になります。
できるかぎり6月30日に退職するのであれば、入職日は7月1日という風に空きがないように調整を行いましょう。
ちなみに退職の意思を申し出るのとは別に退職日や入職日を調整するのが一般的です。
なぜかというと、退職日は師長とあなただけで調整していいものではない場合が多いからです。
簡単な退職の流れは以下のようになります。
- 直属の上司(師長)に退職意思を伝える
- 看護部や人事部、経営陣と退職について調整を行う
- その結果を元に退職日を決定する
- 転職活動を行い入職日を調整
- 退職願の提出
上記のような流れになるため、退職日や入職日を早く決めるためにも退職意思の申し出は早めに行うべきです。
また、この日にちがあやふやだといつまでたっても転職先との入職日の調整が行えなくなってしまいます。
基本は、退職意思を伝える際に、『◯月末に退職するつもりでいます』とはっきりと伝えましょう。
退職が決まったときの引継ぎのポイント
退職が決まった後の引き継ぎのポイントは下のとおり。
- 引継ぎ者のシフトに合わせて引継ぎ日を決める
- 引き続き書を作成する
- 退職前2週間程は一緒に引き継いだ業務をやる
引継ぎ者のシフトに合わせて引継ぎ日を決める
看護師のシフトは日勤、遅出、夜勤と不規則なシフト編成をしています。
引継ぎを行う予定のスタッフが決まったらその人のシフトに合わせて一番負担のないところで引き継ぎを行いましょう。
できれば日勤の手が空く時間を探しましょう。夜勤帯で引き継ぎを行うと引き継ぎ漏れの原因になるので、集中力がある日勤帯に引き継ぎを行いましょう。
どうしてもシフトが合わない場合には、相手のシフトに合わせて自分が休みでも出てきて引継ぎを行いましょう。
実際転職経験のある10年目看護師さんが退職する時の引き継ぎについて体験談は下のとおり。
委員会や研究はもちろんのこと、看護チームとして任されている仕事はしっかりと引き継ぎを行うことが大切です。
転職したあとに新天地でいざ頑張ろうとしているときに、電話がかかってきて『この委員会の資料ってどこにあるの?』『看護研究のファイルってどこに入ってるの?』などと聞かれたら出鼻をくじかれます。
そして何より前の職場のスタッフも転職したあなたに電話をするのはかなりのストレスを感じると思いませんか?
お互いが嫌な思いをしないためにも丁寧すぎるほどに引き継ぎを行いましょう。理想をいえば、引き継ぎ書を作成してそこにファイルのあり方から資料の作成方法、ルーチンワークなども書き込み、誰がみてもわかるように作っておくと抜かりないでしょう。
引き継ぎ書を作成するのは労力を必要としますが、退職したあとに退職先から連絡がいつかかってくるのかと不安な夜を過ごすよりはましだと思います。
引き継ぎが苦手という方もいると思いますが、そこをなんとか頑張って引き継ぎ先のスタッフを捕まえて一から十まで手取り足取り引き継ぎを行いましょう。
円満退職の最後の秘訣は、引き継ぎを抜かりなく行うでした。
引継ぎ書を作成する
引継ぎをは口頭で行いがちですが、しっかりと引継ぎ書を作成しましょう。
引継ぎ書の内容としては以下のようなものを記入しておけば漏れがなくなります。
- 日ごろ行うルーティン業務(毎週○曜日はラウンド、○日までに委員長に提出)
- 毎月第○○曜日○時○分からは○階会議室にて委員会会議
- 委員会ファイルの保管場所(○○サーバー→○○委員会ファイル→・・・)
- 毎月の会議内容のメールの雛形 件名:○○、内容:○○
- メールの送り方や設定なども記載
退職前2週間程は一緒に引き継いだ業務をやる
退職前の2週間はできれば引き継いだスタッフと一緒に引き継いだ業務を練習しましょう。
事前にやっておくことで、あなたから細かい引き継ぎ内容などを確認する機会となります。
退職後に電話やラインで無用なやり取りをしたくないのであれば退職前に引き継ぎしきってから退職しましょう。
看護師が退職するときの挨拶のマナーやよくある質問
看護師が退職するときの挨拶のマナーやよくある質問は下のとおり。
- 誰かに挨拶する必要があるのか?
- 菓子折りはいる?
順番に解説します。
誰に挨拶する必要があるのか
看護師が退職するときに挨拶する人の決め方はいたってシンプルです。
挨拶するのは、あなたが関わった人たちです。
具体的には以下にまとめます。
退職時に挨拶する人たち
- 所属部署の師長、主任、スタッフ
- その他異動前などにお世話になった方
- 現在の受け持ち患者
菓子折りは用意すべき?
菓子折りは社会人として当然用意すべきです。
基本的には所属部署のスタッフ全員にいきわたるクッキーやチョコなどの軽食でよいです。
シフトの関係上日持ちするものの方がいいですね。
看護師の円満退職を成功させるためには立つ鳥であれ
看護師が円満退職するときのキーワードは「立つ鳥跡を濁さず」です。
退職の意志を伝えるときも、就業規則という方にはまること、引き継ぎや挨拶など漏れなくきっちり行うなど、やることはしっかりやるようにすれば円満退職ができます。
逆にシフトの考慮しないで退職意志を伝えたり、挨拶をしなかったり、師長ではなくスタッフに先に退職することを伝えたりすると円満退職から遠ざかっていきます。