こんな悩みをお持ちではありませんか?
こんにちは。現役で精神科看護師をしているhachiです。
実際のところは、私も日々、
- 患者の荷物チェックや危険物対応を渡したり返したり。
- 隔離や拘束の対応で暴言や暴力のリスクと隣り合わせ
- ボーダーやパーソナリティの患者に振り回されたり
- 不穏とか興奮としてる患者さんの対応がしんどい。
- 精神症状とわかってても暴言を言われると落ち込むしつらい
- 急変で挿管とかドクターコールが怖い
と悩んだり、感じたり、しんどくなったりしています。
こんな悩みはあなただけではありません。
そこから転職を何度も考えたこともあります。
そこで、今回はその経験を踏まえて下のような内容を紹介していきます。
記事内容
- 精神科看護師を辞めたくなる6つの理由
- 辞めるかを判断するポイント
- 精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと
この記事を読めば、ずっと悩んでいた精神科の看護師から転職するか、辞めないか決められるようになっているはずです。
もし、精神科を辞めると決めているのであれば、下手に自力で転職して失敗するよりも、無料で利用できて好条件の求人を探せる看護師転職サイトへの登録がおすすめですよ。
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- 【現役】精神科看護師を辞めたくなる6つの理由【口コミと体験談】
- 精神科看護師が転職するか、辞めないかを判断するポイント
- 精神科看護師が転職する!辞める!と決めたらやるべきこと
- 退職活動を始める【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと①】
- 転職活動を始める【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと②】
- 看護師転職サイトに登録する【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと③】
- 現実と理想のギャップに打ちのめされている看護師は精神科がおすすめ
- 看護師の理想と現実の違いで辞めたいのは私だけ?【体験談踏まえて精神科への転職を勧めます】
- 新人看護師はまず「看護」を「仕事」としてできるようになる【でもしんどいなら転職していい】
- 看護師の理想と現実のギャップで感じるよくある質問
- 【まとめ】精神科看護師を辞めたい!6つの理由と転職・退職マニュアル
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【現役】精神科看護師を辞めたくなる6つの理由【口コミと体験談】
精神科看護師が辞めたくなる理由は下のようにまとめられます。
- 患者さんのネガティブな言動や思考に引っ張られるから
- 患者の暴力や暴言でしんどくなるから
- 隔離や拘束、抑制帯の対応がつらいから
- 患者との疎通がとれない、慢性期すぎて進歩を感じられなくなるから
- 看護技術が身につかない、もしくは下手になるから
- コミュニケーションや記録などの業務が量が意外と多くて疲れるから
全部⑥つありますが順番に説明していきます。
患者さんのネガティブな言動や思考に引っ張られるから【精神科看護師が辞めたい理由①】
1つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、患者さんのネガティブな言動や思考に引っ張られるからです。
精神科は、入院患者の病気が下のようにまとめられます。
- 統合失調症
- 双極性感情障害(躁状態、うつ状態)
- アルコール使用障害、薬物使用障害
- 発達障害
上記は一例ですが、やはり患者から言われる言葉や、ふいな精神症状からくる行動に看護師のメンタルがやれます。
たとえば、
- 『近寄るな!』『うざい!』『死ね!』などといった暴言を言われることもあり
- 物を投げつけられたり、病院のものを壊されたりして怖い思いをする
- 抑うつ状態の患者が『つらくて死にたい』『消えたい』といった言葉に考えさせられる
- 社会常識やルールからズレた考えを聞かされる
などなど。
精神科の看護師といえど、人間なので、どうしても、患者さんのネガティブな言動や行動に揺さぶられることがあり、辞めたくなることがあります。
患者の暴力や暴言、患者トラブルでしんどくなるから【精神科看護師が辞めたい理由②】
2つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、患者の暴力や暴言でしんどくなるからです。
なぜなら、精神科では、暴力や暴言は日常茶飯事ですし、患者同士のトラブルもよくあることです。
たとえば下のような具体例があります。
- 精神症状で入院時や不穏時に暴れたり、物を壊されたり、ものを投げつけられたりする
- 幻覚や幻聴に左右されて「ぶっころすぞ!!」と怒鳴られたり、揚げ足を取られたり、興奮して「お前ふざけんなよ」と掴みかかられそうになる
- 知的な問題がある患者さんと、物質使用障害の患者さんとが別々で派閥形成していがみ合う
などなど。
これは一例ですが、上記のような状態のときに間にはいるのは看護師なので、精神的に疲弊したり、「なぜ私が暴力を受けそうになったり、暴言を言われたりしなきゃいけないの?」と悩んだりすることはよくあります。
患者の暴力や暴言、患者トラブルでつらくなる、しんどくなるというのはよくあることですが、精神科看護師を辞めたくなる大きな理由の一つです。
隔離や拘束、抑制帯の対応がつらいから【精神科看護師が辞めたい理由③】
3つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、隔離や拘束、抑制帯の対応がつらいからです。
隔離や拘束帯、抑制帯をつけることで、
- こんなひどいことをしている
- 患者の想いとは裏腹なことをしている
- 倫理的、人権的に大丈夫なのかと悩む
上記のように想い悩んで、精神科看護師を辞めたくなることもしばしばあります。
実際下のような意見もあります。
何が言いたいかと言うと…
そりゃ、身体拘束は出来ればしたくない。
だけども、点滴もCVもドレーン類も…どれも命に関わる。看護師の仕事を減らしたいからそれをするんじゃない!
患者さんの命を守りたいから!急性期から終末期をまとめて考えちゃダメだよね(;´д`)
急性期病棟では必要だと思う
— はる☆haru saku (@sakuharu_game) October 17, 2019
病棟には患者7人に対して看護師さんが常に1人配置されています。
患者全員を転倒させない様に看護しなくてはなりません。どうしましょうか?
誰だって、人を人として尊重したいし、できれば、拘束なんてしたくないと思いますよ。— あうち (@KaG0919) October 16, 2019
精神科救急いた時、蹴られて腰いわしたり肋骨折られたり押し倒されてカメラの死角に引きずられていったりということがあったんだけど、看護師はそれでも黙ってろってことかな
隔離拘束は自傷他害の危険のある患者さん、対応する医療従事者を守るために最低限の期間行っているものですよ https://t.co/lI7C3OJFVv— 🧸めるも🍓🍼 (@miyabi_yume112) February 8, 2020
患者との疎通がとれない、慢性期すぎて進歩を感じられなくなるから【精神科看護師が辞めたい理由④】
4つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、患者との疎通がとれない、慢性期すぎて進歩を感じられなくなるからです。
なぜなら、慢性期の看護師は下のように感じたり、思われたりしがちだからです。
- 慢性期看護はコミュニケーション中心で医療処置ができなくなる
- 精神科あがりは何もできないと思われてつらい
- 慢性期患者は症状の変化に乏しく、看護師としての役割を感じられないこともある
実際下のように感じている方も多いようです。
気が付けば看護師になって2年が経過してるが成長を実感できない。退院の約半分は死亡退院で残りは施設退院レベルの超慢性期病棟なので処置らしい処置も少なく、採血もそうしない。さりとて急性期の速さについて行ける気はもっとしない。
オムツ交換と呆け老人のあしらい方だけは上手くなったが…— 筋トレナースマン (@m2_tanaka) June 8, 2019
私は、1年目慢性期の精神科。
その後、病院イチ忙しい病棟に移動。
内科の看護師達からは、「精神科あがりは何にもできないと」と言われ、同級生、同期と比べられました。
おかげで、精神的にやられて身体を壊し離脱。
自分の合うところ思う所で働く方が長く続くと思う… https://t.co/qnUW4XC8qB— おばっちゃ (@White_big_bear) November 3, 2019
実際医療処置や、看護技術が成長できない、進歩がないと感じて辞めたくなる精神科看護師も多くいます。
看護技術が身につかない、もしくは下手になるから【精神科看護師が辞めたい理由⑤】
5つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、看護技術が身につかない、もしくは下手になるからです。
看護師の業界にいると、精神科の看護技術が低い、医療処置が下手といわれて悲しい想いをすることもおおいですよね。
実際、精神科看護師は看護技術が低いこともありますが、それ以上にコミュニケーション能力は高いですし応用力があるのですが、、、、。
実際下のような声もあるので悲観的になる必要はないかなぁと個人的には思います。
「精神科病棟勤務です」と言うと
「暇でしょ」「楽だよね」「看護技術知らない」「使えない」と言うスタッフがいますケロ🐸お黙りなさいケロ🐸!!!!
それぞれ科の特性がありますケロ🐸相手を敬うことができない残念な看護師だなぁと思ってしまいますケロ🐸
— ケロケロナース🐸 (@nursekerokero) April 17, 2019
「やっぱり看護師経験あっても精神科あがりはダメだわ〜。使えないわ〜」
コレ、
どんなに経験を積んで凄い技術を持ってたとしても、こんな言葉をかける看護師は残念すぎる。 https://t.co/i1mknRtcKs— てるりん@ナース応援/ナースマン (@nurseman_teru) January 14, 2020
看護学生のみんな!
先生から最初は精神科はやめといた方がいいと言われてると思うけど気にすんなよ!
看護技術バリバリできるようになりたい人は精神科は向いてないけど、看護の質について向き合えるのは精神科!いい看護をしたいなら精神科!人間的に成長できるのは精神科!— A.P.C.好きナースマン (@kni_pb) October 4, 2019
精神科看護師にはいい面も多くあるのでそこまで、医療処置が下手とか、看護技術がないと自分を責める必要はありません。
ただ、実際問題としては急変の対応ができない、看護技術が低いと悩んで辞めたくなる精神科看護師も多いですね。
コミュニケーションや記録などの業務が量が意外と多くて疲れるから【精神科看護師が辞めたい理由⑥】
6つ目の精神科看護師が辞めたくなる理由は、コミュニケーションや記録などの業務が量が意外と多くて疲れるからです。
なぜなら、精神科看護師の仕事の大部分はコミュニケーションに始まり、コミュニケーションに終わることが多いからです。下のようなことが多いです。
- 患者の話を聞く
- 患者の話を記録に残す
- 患者の話のアセスメントをして何が言いたかったのを考える
実際、下のように考えている人も多いはず。
精神科看護に求められること
待つ
コミュニケーションの質を高める
聴く
知る。感じる。共有する。認める。
示す
先を見通す。困り事を話し合う。
歩む
変化を促す。共に動く。待つ時間が長いのが精神科看護。
語れるようになったら70%回復。— くるりLoveナースマン (@sw8LMjvCktA3AgE) June 24, 2019
ただ、コミュニケーションや記録が多くてが負担になって辞めたくなる人もいるのが事実ですね。
精神科看護師が転職するか、辞めないかを判断するポイント
精神科看護師が転職するか、辞めないかを判断するポイントは、下のようにまとめることができます。
- 精神的にきついと感じた時
- 職場環境が悪いと感じた時
- 一般科へ転職してスキルアップしたい時
- やりがいを感じられない時
それぞれについて簡単に解説していきます。
精神的にきついと感じた時【精神科を辞めるかの判断ポイント①】
1つ目の精神科看護師から転職するかの判断のポイントは、精神的にきついと感じた時です。
なぜなら、精神的にきついということは下のような症状が出ている可能性があります。
- 仕事への気分がのらない
- 腹痛や下痢、胃痛などの身体症状あり
- なんでこんなことしてるんだろうと疑問に感じてしまう
などなど。
精神科の看護師ならわかるかもしれませんが、うつ傾向、もしくは適応症状、精神的虚弱状態になっている可能性があるので、無理に続ける必要は全くありません。
もし、上のような症状があるのであれば、まずは休職してもいいと思いますし、一層のこと退職してから精神的に落ち着いたら転職をしてもいいでしょう。
職場環境が悪いと感じた時【精神科を辞めるかの判断ポイント②】
2つ目の精神科看護師から転職するかの判断のポイントは、職場環境が悪いと感じた時です。
職場環境が悪いかは下のようなポイントを見ていきましょう。
- 人間関係がギスギスしている、お局様にうんざり
- 残業や業務量が多くブラックな病院
- 給料が割りに合わない、納得いかない
上のような不満がある状態だと、仕事へのモチベーションも下がりがちです。
一般科看護師へ転職してスキルアップしたい時【精神科を辞めるかの判断ポイント③】
3つ目の精神科看護師から転職するかの判断のポイントは、一般科へ転職してスキルアップしたいと感じたときです。
精神科だけだと下のようなことを思いますよね?
- 看護技術や医療処置がもっとうまくなりたい、ジェネラリストを目指したい
- 急変時の対応力や救急的な処置も学びたい
- コミュニケーションばかりでしんどくなってきた
上のようなことを学ぼう、もしくは減らしたいと思ったら一般科看護師になるしかありません。
詳しい精神科から一般科への看護師転職のことを知りたいひとは『»【失敗しない】現役看護師がおすすめの看護師転職サイトを厳選!』を参考にしてください。
参考【実体験】看護師転職で精神科から一般科への転職はできる?【メリット・デメリットあり】
やりがいを感じられない時【精神科を辞めるかの判断ポイント④】
4つ目の精神科看護師から転職するかの判断のポイントは、やりがいを感じられない時です。
精神科をずっとしているとやりがいをなくす場面もあります。
- 慢性期で変化がなくてやりがいをなくす
- 患者の暴言や暴力、興奮時の対応でやりがいをなくす
上のような精神科特有のことが起こるとどうしても、やりがいを感じられなくなったり、やりがいを失うこともしばしばあります。
精神科看護師が転職する!辞める!と決めたらやるべきこと
精神科看護師が
と決めたらやるべきことは、下のようにまとめられます。
- 退職活動を始める
- 転職活動を始める
- 看護師転職サイトに登録する
大切なのは、退職活動と転職活動を分けて考えることです。
順番に解説していきます。
退職活動を始める【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと①】
1つ目の精神科看護師が辞めると決めたらやるべきことは、退職活動を始めることです。
退職活動は、下のように10つの手順にまとめることができます。
- 退職の理由や意思を固める
- 退職と同時に転職活動も開始
- 師長に退職することを正式に伝える
- 退職日の決定
- 退職届の提出
- 引き継ぎをする
- ネームや鍵などの返却物と受け取り書類の確認
- 身の回りの整理整頓・清掃
- あいさつ回り
- 退職
詳しい内容は、『【失敗しない】新人看護師の10つの退職手順・流れ【円満に辞めれます】』でまとめているので参考にしてください。
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転職活動を始める【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと②】
2つ目の精神科看護師が辞めると決めたらやるべきことは、転職活動を始めることです。
転職の手順は下のとおりにまとめることができます。
- 在職中に転職活動をする
- 求人探し
- 面接調整
転職の詳しい内容を知りたい方は、『【必読】看護師の転職の進め方【退職活動と転職活動で分ける!】』を参考にしてください。
看護師転職サイトに登録する【精神科看護師が辞めると決めたらやるべきこと③】
3つ目の精神科看護師が辞めると決めたらやるべきことは、看護師転職サイトに登録することです。
と悩む人もいるかもしれません。
そのような場合は、一人で転職活動をするよりも、看護師転職サイトを無料で利用するのがよいでしょう。
なぜなら、看護師転職サイトは下のようなサポートをすべて無料でしてくれるからです。
- 精神科出身でも好条件な求人探し
- 面倒な面接や給料の交渉を代行
- 面接対策、履歴書の添削もしてくれる
- 精神科だからこその強みを引き出してくれる
- 退職の手続きに関するアドバイスや相談にも乗ってくれる
このように一人で転職活動をするとすべて自分で退職活動から転職活動をしなくてはいけません。
しかし、看護師転職サイトを使えば、あなたの負担が大きく減るので、仕事が疲れているなか転職活動をしたり、プライベートの時間を削らなくても済みます。しかもすべてのサポートが無料で利用できます。
看護師転職サイトのメリット・デメリット、登録方法、おすすめのサイトの選び方が気になる方は『【失敗しない】現役看護師がおすすめの看護師転職サイトを厳選!』を参考にしてください。
現実と理想のギャップに打ちのめされている看護師は精神科がおすすめ
でも現実は、毎日のようにどんどん患者が来ては手術をしたらすぐに退院。信頼関係とか個別性とかほぼ皆無・・・。私がおかしいの?
と疑問に感じてはいませんか?
結論をいうと、あなただけが理想と現実のギャップに悩んでいるわけではありません。
私は現役精神科看護師をしているハチと申します。
私の勤務している精神科では、「一般科→精神科」へと転職した看護師さんがたくさんいます。
そして、その看護師さんが口を揃えて言うのが、「看護師やってるなぁって感じる!」ということ。
一般科にいると、どうしても入院期間が短いので、
- 信頼関係を築く
- コミュニケーションを通して個別性を意識した看護計画を立てる
- 看護問題を解決していく
って難しいんですよね。(慢性期の病院で入院期間がながければ別)
逆にいうと、精神科はだいたいが入院期間3ヶ月という長い期間なので、患者と看護師が接する機会が多く、上のことを実践しやすい。
だからこの記事では、基本は一般科の人向けに精神科への転職をおすすめする内容になっています。
ただそれだけだと新人看護師さんは「私は?」となるので下のようなで解説していきますね。
記事内容
- 看護師の理想と現実が違う体験談を踏まえて精神科はどうか
- 新人看護師に向けてまず看護を仕事と捉えてみてはどうか
- 看護師の理想と現実のギャップで感じるよくある質問
それでは参ります。
精神科看護師に興味のある方は『【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】』を読まないと損かも。
看護師の理想と現実の違いで辞めたいのは私だけ?【体験談踏まえて精神科への転職を勧めます】
看護師をしていると、「なんかどんどん患者が来て、じっくりと看護をするって感じじゃないなぁ」と感じることはありませんか?
このように感じている看護師さんはたくさんいますよね。
先程も言いましたが、
- 信頼関係を築く
- コミュニケーションを通して個別性を意識した看護計画を立てる
- 看護問題を解決していく
個別師を意識した看護って現代とはそぐわないと感じています。
内科系の病棟なら入院期間が5日とかざわにありますからね。
そんな短い期間で信頼関係を築ける看護師ってどのくらいいるのか疑問に感じませんか?
だから「学校で習ったことと違って、現実の現場は次から次へと患者が入れ替わり気持ちを切り替える暇もない」といった不満や悩みがでてくるわけですね。
あなただけでなく、誰しもが持っている疑問だと思います。
ではどうするのか?
何度もお伝えしていますが、
- 信頼関係を築く
- コミュニケーションを通して個別性を意識した看護計画を立てる
- 看護問題を解決していく
という看護をしたいのなら、精神科看護師に転職することをおすすめします。
という方も多いですよね。
精神科看護師がなぜおすすめかというと、下のようにまとめられます。
入院期間が長い
患者とのコミュニケーションを取る時間多い
患者本人の問題に対して看護計画を立てて退院に向けて取り組みやすい
ただ内科に比べるとかなり違った看護になります。
疾患と言っても目に見える創部、術後管理などがあるわけではありません。
精神科の主な疾患は下のようなものです。
- 統合失調症
- 双極性感情障害
- 発達障害・ボーダー
- アルコール・薬物使用障害
最近で言えば、発達障害の患者が早期に入院につながるっているので個別の問題もたくさんあるケースが多いので看護の力が発揮されることが多いですよ。
内科だとどうしても医師の指示どおりというのが多いですが、精神科だと医師と相談しながら個別での対応を相談しながら、それこそコメディカル全体で対応する治療を展開しやすいです。
いろいろと書きましたが、要は、
信頼関係築く→個別の問題の発見→看護の展開→評価→退院に向けて多職種が協力
といった医療を展開しやすい。
看護師の現実と理想のギャップが少ないのが精神科なんですよね。
もし、「自分の看護を展開したい」「もっと患者と関わりながら治療に参加したい」「点滴管理や入院だしばかりはライン作業みたい」と感じているのなら精神科はありですよ。
ちなみに私は保健師時代、変な病院に転職したくなかったので、看護師転職サイトの看護のお仕事を使って転職しました。看護師転職サイトってたくさんありますけど厳選すると3社くらいしかおすすめできるところがありません。ちなみに全部使ってみてのランキングは下に掲載しています。
»【失敗しない】現役看護師がおすすめする看護師転職サイトランキング!
»【すべて無料】看護のお仕事とは【登録方法、メリットと注意点も解説】
新人看護師はまず「看護」を「仕事」としてできるようになる【でもしんどいなら転職していい】
新人看護師で、理想と現実の狭間で「なんか違う」「これじゃない」と感じているあなた。
毎日、自分なりに看護や患者と向き合っているからこそ、悩みが生まれてくるんですよね。すごくわかる!というか私も保健師時代そうかんじていました。
»【自由に生きませんか?】元保健師→今看護師がブログを始めた理由と稼げた理由
一つ言えるのは、まずは看護の基本的な技術を身に着けてからでも遅くはないです。
とはいえ、私はそんな古い考え方をそのまま実行しろとは言いません。
看護技術が未熟だろうが、なんだろうが、自分が疑問に感じたまま看護するのってしんどくないですか?
「一人前になるまでは頑張らなきゃ」「3年間は同じところでやらなきゃ」と感じているあなた。
それって誰が決めたんですか?
誰かが決めた常識に縛られてしんどい気持ちで仕事するのってつらくないですか?
自分で誰かが決めた常識に、首をしめられて看護をするくらいなら、理想を求めてもいいですよ。
例えば、
- 患者としっかりと向き合って看護をしたい
- 看護技術は未熟かもだけど技術だけを磨く看護はなんか違う
- いやいや看護技術とかじゃなくてこんな残業だらけじゃなくてもっとプライベート充実させて旅行とか買い物とかしたい
などなど。
自分が求める理想ってありますよね?
そのために看護を仕事と捉えて転職するもの全然ありです。
ぶっちゃけ、転職したからって「未熟なんだから」「もう少し頑張れば・・」っていうのは師長や病院側の引き止め常套句です。
無視してOKです。
看護師の理想と現実のギャップで感じるよくある質問
転職していいって言ってますけど、理想と現実のギャップを感じるときっていろいろと疑問が湧いてきませんか?
順番にお答えしていきます。
看護師って一人前、独り立ちには何年かかるの?
看護師が一人前になるまでは、ネットでは大概3年と答えられることが多い。
たしかにこれは一理あります。
なぜなら、病院によって3年単位で教育制度を組んでいることも多いから。
逆に言えば、病院によってマチマチ。
1年で採血から点滴、バルーン留置、ドレーン管理を終わらせるところもあります。
つまり、独り立ちに何年かかると定義できないです。
正直、採血や点滴、ドレーン管理といった基本的な技術さえ、一人でできるのであれば看護師として独り立ち、一人前といってもいいですね。
ま、診療科によって求められる看護技術が違うので適応するしか無いですね。
途中で違う部署に転職してもいいの?
理想違うから、現実は厳しいからって途中で転職してもいいのか疑問に感じる方もいますよね。
結論、途中で別の部署、別の診療科へ転職、異動してもOKです。
新卒も新卒という状態でなければ、行った場所のやり方や求められる看護技術を身に着けれれば半年くらいで物になりますよ。
違う部署、違う分野でどんな仕事内容なの?
仕事内容は大まかには下のような場所によって違います。
外来看護師
病棟看護師
オペ室看護師
ICU看護師
外来看護師なら
外来診療の補助、入院時の必要書類の調整、検査の付添い、採血や点滴
病棟看護師なら
バイタルチェック、入浴や排せつ介助、点滴・ドレーン管理、術前の準備や術後の管理
オペ室看護師なら
器械出し、術前訪問看護、術前後の物品管理
救急・ICU看護師なら
救急患者対応、ルート確保から全身状態の確認、器械出し、バルーン留置
仕事内容は行く場所によって違いますし、勉強することも違います。・・・当然ですけど。
【まとめ】精神科看護師を辞めたい!6つの理由と転職・退職マニュアル
精神科看護師が辞めたい理由は下のようにまとめられました。
- 患者さんのネガティブな言動や思考に引っ張られるから
- 患者の暴力や暴言でしんどくなるから
- 隔離や拘束、抑制帯の対応がつらいから
- 患者との疎通がとれない、慢性期すぎて進歩を感じられなくなるから
- 看護技術が身につかない、もしくは下手になるから
- コミュニケーションや記録などの業務が量が意外と多くて疲れるから
また辞めると決めたのであれば、しっかりと行動することが大切です。
特に自力や知人の紹介で転職しようと考えている人は転職に失敗するかもしれません。
できれば、しっかりと情報収集をして、プライベートの時間も確保できる看護師転職サイトに登録する転職方法が良いでしょう。
なぜなら、
- 精神科看護師向けのおすすめの一般科求人を探してくれる
- 面倒な面接の日程調整や給料交渉を代行してくれる
- 履歴書の添削から面接対策もまとめてやってくれる
からです。
実際、私が看護師になるときにも利用しましたが、面接の日程調整と給料の交渉の代行はプライベートの時間を削られずに済んだので転職活動が楽でした。
精神科にいるとどうしても、夕方に措置入院、医療保護入院の患者が普通に来たりして時間がとれなかったり、気力がわかなかったりしますよね?
そういうときでも自分の時間を削って求人探しをしたり、病院への見学の調整をしなくても済むんです。
だってすべて看護師転職サイトのアドバイザーが代行してくれるんんです。
と感じたのであれば、下の看護師転職サイトの記事を参考にしてください。ちなみに、管理人のおすすめは看護のお仕事かマイナビ看護師ですね。