- 退職理由の良い回答例文や悪い例とかないかなぁ。
- 面接での転職理由をうまくまとめるポイントが知りたいなぁ。
- 面接官が退職理由を聞く理由とか意図って何?
こんな悩みや疑問に答えします。
こんにちは。面接で退職理由をうまく伝えれて、前の月収20万から25万へとアップさせた現役看護師のハチです。
今回は下のような内容をまとめます。
- 退職理由・転職理由10の良い・悪い回答例
- 面接時の5つのポイント
- 面接官が退職理由や転職理由を聞く2つの意図
- 退職理由をまとめる4つの手順
- 看護師の退職理由の本音と建前の話
この記事を読めば、面接での退職理由の対策はばっちりになり、面接でいい印象をもってもらえます。
いい印象を持ってもらえば、給料の交渉や雇用条件の調整なんかもスムーズにできるようになりますよ。
退職理由の考え方や、ネガティブな理由をポジティブな理由に言い換える方法を知りたいあなたは下の記事で徹底解説しています。
参考【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
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看護師面接の退職理由・転職理由10の良い・悪い回答例文
退職理由の良い例と悪い例は下の5つの退職理由別にまとめていきます。
- 給料が安い
- 人間関係
- 勤務待遇が悪い
- 1ヶ月~3ヶ月と短期間で退職
- 自身の体調や腰痛
- 家族の介護
- 結婚や育児
- 配偶者(夫)の転勤
- 自己成長やスキルアップ
- 他の医療施設や診療科の経験のため
順番に説明していきますね。
現在の病院を退職するときに看護師長へどんな退職理由をいうかは『看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】』や『【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】』が参考になります。
参考 看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】
参考 【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
給料が安い【看護師の退職理由と転職理由①】
給料が安い場合の悪い例と良い例を紹介します。
悪い例
上のようなニュアンスで伝えると当然ですが、悪い印象しか残りません。
給料が低すぎるときのポイントは、正当な評価が、よりよい看護につながること、転職先の評価に対して正当な給料になるところに共感するのが大切です。
良い例
自分の努力が成果に繋がりにくいという看護師という仕事ではありますが、年齢だけでなく、実力や実績を評価してもらえる病院で看護をしたいと考えて、この病院への転職を決意しました。
給料が低すぎるということはいっているものの、自己努力をしていくことや、評価してもらえる病院で仕事をしたい熱意が伝わるようにするとよいですよね。
人間関係【看護師の退職理由と転職理由②】
人間関係が悪い場合や、師長や上司のパワハラ、嫌がらせがひどい場合の、退職理由の書き方を紹介します。
まずは悪い例からです。
悪い例
スタッフ同士で嫌味や悪口をいう雰囲気や、師長や上司からは叱責される毎日でした。
上記のように人間関係が悪い、師長や上司のパワハラはどこの病院でもあることではありますが、そのまま伝えるのは悪い印象を与えます。
人間関係が悪いという退職理由を使うときのポイントは、周りと協力して看護を展開したい、チーム医療を生かして患者と関わりたいという思いをもっていることを伝えるのが大切です。
良い例
その影響もあり、患者の情報共有ができなかったり、協力体制が築けなかったりといった環境でした。
私は、周りとのコミュニケーションを取りながら、患者の治療や看護をチームで進めていきたいという思いがあります。
御社では、チーム医療を重視しているということもあり、個人の力をチーム医療で活かしたいと思い、転職を決意しました。
人間関係がいいところがいいという人も多いでしょうね。
もし、人間関係がいいか調べてほしいということであれば、内情調査をしてくれる看護師転職サイトを使うのがよいかもしれません。
自力や知人の紹介では、人間関係がどうとか、師長や上司がどんな人かというのは調べられませんよね。看護師転職サイトを使うと内情調査で人間関係がいいか、どんな職場か調べてくれますし、そこに勤めている看護師から直接話しを聞いてくれたりして、転職したあとの『違ってた!!』を減らせますよ。
残業が多い【看護師の退職理由と転職理由③】
残業が多い、休日がない、とれない、勤務待遇が悪い場合の退職理由の答え方を紹介します。
まず悪い例からです。
悪い例
上記のようにそのまま伝えてしまうと、仕事への意欲が低い、責任感が弱いと評価されかねません。
ただ、仕事を速く終わらせて残業をしない、休暇をしっかりと取ることは、リフレッシュできて、仕事の質も上がり、仕事への意欲も高まりますよね。
そこで、仕事の効率化を図り、高い質の看護を患者に提供したい思いを伝える方向に変えていきましょう。
良い例
そこで、チーム医療が機能している貴院に身を置くことで、余暇時間を確保し、自己研鑽したいと考えています。その上で業務を効率よく行えるようスキルアップしたく、転職を決意しました。
残業が多かったということは言わずとも、業務過多で自己研鑽をする余裕がなかったこと。
転職したあかつきには、『スキルアップしたい』と転職後の仕事ぶりを、人事担当者が想像できるような答え方がベストです。
短期間で退職した【看護師の退職理由と転職理由④】
短期間で退職した場合の退職理由の答え方を紹介していきます。
まずは悪い例からです。
悪い例
上記は極端な例かもしれませんが似たようなニュアンスで退職理由を伝えては採用されるわけがありません。
前提として、病院や施設では、雇用する看護師にはできるだけ長く勤めてほしいと考えています。
短期間で退職した経緯がある看護師は、『またすぐに辞めるのではないか』と疑いを書けられるのは間違いありません。
嘘の理由をいって面接を切り抜けるのはよくありませんが、
- 入職後に条件が違っていた
- 希望した診療科や勤務地にならなかった
といった退職理由であれば大丈夫です。
自分なりに転職後に条件や希望を調整したが、うまく行かなかったことや、新天地での意欲などを伝えるとよいでしょう。
良い例
できれば病棟勤務を希望しますが、今回の経験を踏まえて新しい仕事も積極的に勉強していこうと考えています。
短期間で辞めた理由の本音の部分では、人間関係や仕事が合わなかったなどがあるとは思いますが、自己の理由にしないようにしましょう。
と感じた方は下の記事を参考にしてみてください。
自身の体調【看護師の退職理由と転職理由⑤】
自身の体調が退職理由や転職理由の場合の伝え方を紹介します。
自身の体調の場合には本当のことなので、嘘偽りなく伝えるのが無難です。
注意点としては、自身の体調の場合完治していないのであればそのことを、完治しているのであれば完治しているとしっかり伝えましょう。
良い例
現在は、腰の調子はすっかり良くなり、体調管理を万全にしていますので、業務に支障はありません。
この他の注意点は、症状や診断結果、通院の有無、服用中の薬などを具体的に伝えること。
もし明確になんらかの疾患と診断されているのであれば、退職時に診断書や転職時に診断書の提出を求められる場合もあります。
参考 【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】
症状や診断名などについて変にごまかすよりは下の内容を伝えましょう。
- 診断結果や診断名
- 外来受診や入院の必要性の有無
- 内服内容と副作用
- 勤務に支障がある場合は診断書の提出
- 家族の意向
看護師長に伝える場合も、転職先の面接で伝える場合も医療者が相手なので変に隠さないほうが無難です。
家族の介護【看護師の退職理由と転職理由⑥】
家族の介護を退職理由や転職理由として伝えるのであれば、嘘をつかず事実を伝えましょう。
家族の介護は短時間勤務や夜勤、勤務体制や休暇のとり方についても交渉をする必要がでてきます。
良い例
今夏は家族の調子も良くなったこともあり、日勤だけであれば復帰が可能だったので転職を決意しました。勤務体制については相談をさせていただくこともあるかと思います。
結婚や育児【看護師の退職理由と転職理由⑦】
面接で結婚や育児を退職理由・転職理由として使うのなら面接が気になるのは下のとおり。
- 結婚して家庭に入ったのであれば再就職でブランクは問題ないか
- 夫や家族は育児に協力的か
- 夜勤や残業はできるのか
ブランクをどう埋めるのか、家事や育児の協力度合い、勤務体制についてなるべく答える回答が望ましいでしょう。
良い例
前職では整形外科にいたので体力には自身があります。また結婚を機に一度退職して現在は家事も育児も慣れてきて、夫の協力もあるので問題なく復帰できると考えています。
ただ夜勤に関しては夫の休みに合わせてになるので土曜日しか入れませんが調整のほどをお願いいたします。
配偶者(夫)の転勤【看護師の退職理由と転職理由⑧】
夫や家族の転勤のために退職した、転職する場合に面接官や人事課の担当者が気になるのは下のとおり。
- 夫の転勤はどのくらいの周期なのか
- 夫は夜勤に協力的なのか
配偶者の転勤が理由であればどのくらいの期間働いてくれるのか、次の転勤はいつなのかなどをしっかりと伝えましょう。
悪い例
しばらく転勤はありません。
良い例
夫の転勤は3年置き程であるので、今後も転勤の可能性は否定できません。ただ一戸建てを購入する予定なので、マイホームを建てた場合には転勤がなくなるので腰を据え看護師としてスキルアップしていきたいと考えています。
入職時のトラブルを避けるためにも転勤の可能性を伝えておき、退職時に引き止められないように対策しておきましょう。
自己成長やスキルアップ【看護師の退職理由と転職理由⑨】
自己成長やスキルアップのための転職なら面接では下の内容を伝えましょう。
- 診療科はどこを希望しているか
- どんな看護やスキルを身に付けたいか
- なぜ前職では実現できなかったのか
履歴書の志望理由にも記入するのですが、自己成長のための転職では面接官が必ず『なぜわたしたちの病院じゃないといけないのか』という部分を聞いてくるので対策は必須です。
もし前職の病院でもできることだと、転職の必要性が弱まるので転職先の病院にしかない病棟、看護スキルを身につけられるということを強調しましょう。
悪い例
前職では希望する診療科への異動ができずスキルアップの機会がなかったので転職を希望します。
良い例
前職にはスーパー救急の精神科病棟がなかったため、精神科の急性期患者を見る機会が少なく、今回貴院で急性期患者への看護力を高めたり、コミュニケーション能力を高めるのを目的に転職を希望しました。
他の医療施設や診療科の経験のため【看護師の退職理由と転職理由⑩】
スキルアップと似ていますが、他の医療施設や老健、特別養護老人ホーム、クリニックなどの経験を積みたい場合には、職場環境がそもそも違うため「病棟看護師ではなく~」といった形で退職理由や転職理由を伝えればOKです。
良い例
病棟看護師として3年経験しましたが、貴社が運営する特別養護老人ホームにて施設看護師の経験を積んでいきたいと考えています。
また以前は夜勤に追われて患者様と向き合う時間がなかったため、日勤常勤をメーンの施設看護師として利用者様との時間をしっかりと取りたいと考えています。
現在の病院を退職するときに看護師長へどんな退職理由をいうかは『看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】』や『【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】』が参考になります。
参考 看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】
参考 【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
看護師面接で退職理由を伝える時の5つのポイント
看護師が面接で退職理由をまとめるときに注意するポイントは、下の2つがあります。
- 嘘をつかない
- 給料や人間関係、待遇などネガティブな理由はNG
- 退職理由だけで転職後のビジョンが見えない場合もダメ
- ポジティブな退職理由や転職理由に言い換える
- 退職理由と転職理由、採用理由をすり合わせる
順番に説明していきます。
嘘をつかない
看護師の面接に限らず、面接中には嘘をついてはいけません。
むしろ採用担当者や人事担当者は面接でさまざまな看護師を見てきています。嘘をついている看護師はすぐに分かりますし下手な嘘は印象を悪くするだけでいいことがありません。
また嘘を日常的につく人を採用したいとは思えませんよ。
ましてや医療の現場では嘘が大きな医療事故になることも多いです。
参考 【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【円満退職する伝え方&事例】
給料、人間関係、待遇などネガティブな理由はNG
1つ目の退職理由をまとめるポイントは、退職理由がネガティブな理由になったらNGということ。
これは具体例がわかりやすいと思います。ネガティブな理由、NGな理由は下のようにまとめられます。
- 給料が安すぎる
- 前の病院はやる気がでない
- 人間関係が悪すぎてやってられない
上のように自分本位な理由、悪いところしか目を向けれない退職理由はNGです。
と思われるかもしれませんね。
後述しますが、ネガティブな理由をポジティブな理由に変えることが大切です。
一つ例を出すと、
人間関係が悪すぎる→協力しあって看護・医療に関わりたい、自分からも積極的に周りの看護師と協力して治療を進めていきたい
といった具合です。
かなり印象が変わりませんか?
退職理由を考えるときには、自分の現状への不満を書き出すことは大切なことですが、ネガティブな理由をそのまま伝えるのはNGです。
退職理由だけで転職後のビジョンが見えない
2つ目の退職理由をまとめるときの注意ポイントは、退職理由だけでは転職後のビジョンが見えないものはだめということ。
面接官は退職理由から人柄やモチベーションを知りたいといいました。
面接官はあなたを採用したら
- どんな看護をしてくれるのだろうか
- 患者や医療スタッフとどのような関わりをしてくれるのだろうか
というのが気になっているわけです。
たとえば下のような例は転職後のビジョンが見えません。
悪い例
一方の下はどうでしょうか。
良い例
悪い例と良い例を比較するとかなり印象が違いませんか?
良い例のほうが、自分の病院に来たときに
ああ、この人が来てくれたら、きっと患者とのコミュニケーションを大切にした看護師になってくれそうだな。
と感じてくれるはずです。
このように、退職理由は、採用したあとや転職後にどんな看護をしてくれるのかビジョンが見えるものにしなくてはいけません。
退職理由と転職理由、採用理由をすり合わせる
『退職理由』『転職理由』『採用理由』この3つをすり合わせるのが大切って知ってますか?
例えば、あなたの退職理由がスキルアップならわかりやすいです。転職理由は『貴院でしか学べない看護スキルを身につけたい』となりますし、応募先の求人の採用する理由は『意欲のある看護師を採用したい』ということになります。このように退職理由、転職理由、採用理由がすり合わせて一緒だと、面接でも不信感を持たれずにスムーズに進められます。
逆に退職理由が人間関係が悪いからだけだと転職理由は『人間関係がいいところにいきたい』となってしまい、応募先の求人はあなたを採用するメリットが感じられませんよね。
あなたも応募先求人の病院もWin-Winの関係になるように『退職理由』『転職理由』『採用理由』の3つをすり合わせておきましょう。
【看護師向け】面接官が退職理由を聞くのはなぜ?その意図とは?
面接官が退職理由を聞く理由は下の2つがあります。
- 同じ理由で退職しないか確認するため
- 人柄や意欲、モチベーションを確認するため
順番に説明していきます。
同じ理由で退職しないか確認するため
1つ目の退職理由を聞く理由は、同じ理由で退職しないか確認するためです。
なぜなら、病院や施設では新人スタッフを雇うことは、費用や時間を多く使うため、コストのかかることです。
費用でいえば、求人票を出したり、看護師転職サイトへの紹介料を払ったりといったものがかかります。
また、時間でいえば、面接の調整から面接自体、入職後は仕事ができるようになるまで教育や指導に時間がかかります。
だから退職理由を聞くことで、すぐに辞めるリスクはないか、長く勤めてくれるかを確認したいのです。
人柄や意欲、モチベーションを確認するため
2つ目の退職理由を聞く理由は、人柄や仕事への意欲、モチベーションを確認するためです。
例えば、面接に来たときの態度が悪い、身なりが悪い人はきっちりとしないと行けない場面ですら、きっちりできない=仕事でもきっちりできないというのはわかりますよね?
これと同じで、退職理由を聞くことで、あなたの人柄はどのようなものか、仕事への向上心があるのか、意欲はあるのか、自分から看護を積極的にしてくれるのか、などなどモチベーションの確認もしたいのです。
病院に合うのか、病棟にいってもすぐに活躍できるのかといったところも重視しているのです。
看護師が面接に向けて退職理由をまとめる4手順
看護師が面接に向けて退職理由をまとめるには、下の4手順があります。
- どうして退職したいのかをすべて書き出し言語化する
- 退職理由をポジティブな理由に変える
- 退職後や転職後に「どうなりたいか」を考える
- 退職理由と志望動機・理由をリンクさせる
順番に説明していきます。
どうして退職したいのかをすべて書き出し言語化する【看護師の退職理由まとめ方手順①】
1つの目の退職理由をまとめる手順は、どうして退職したいのかをすべて書き出し言語化すること。
まずはあなたが現在の病院での不満や悩みを書き出さないことには良い退職理由を作ることができません。
具体的には下のように書き出していきましょう。
- 退職したいと思ったエピソードを考える
- 給料、業務量、業務内容、残業、人間関係などのソフト面・ハード面の不満を考える
- 理想とする職場のイメージや
上の視点で書き出していくと、あなたがなぜ退職したいと思ったのか、なぜ転職したいと感じたのかがわかってきます。
ネガティブなものも、ポジティブなものもごちゃまぜでいいので次の手順に進みましょう。
退職理由をポジティブな理由に変える【看護師の退職理由まとめ方手順②】
2つの目の手順は、退職理由をネガティブなものからポジティブなものに変えること。
先程書き出した悩みや不満をそのまま退職理由として使うといい印象を持たれないのは先程も説明しました。
ネガティブからポジティブへ変換しましょう。具体的には下のように変えてみましょう。
- 給料が低い→自分の看護に対して、正当な報酬を得られる病院に転職して、より良い看護を提供していきたい
- 残業や業務量が多い、労働条件が悪い→限られた業務時間内で、看護のパフォーマンスを上げていきたい
- 人間関係が悪い→協力できる関係、尊敬できる上司のもとでより成長していきたいし、周りと高めてあっていきたい
上記のようにネガティブなものをポジティブに変えるだけで退職理由といっても印象が変わりますよね。
悩みや不満を、転職後にどうしていきたいか?どのようなものにしていきたいかという視点で考えるといいでしょう。
退職後や転職後に「どうなりたいか」を考える【看護師の退職理由まとめ方手順③】
3つの目の手順は、退職後や転職後に『どうなりたいか』を考えること。
『どうなりたいか』は、言い換えれば、その病院に転職することであなたにどうのようなメリットがあるのかを考えることでもあります。
例えば下のようなことを考えましょう。
- 給料が上がる、年収が上がる
- 休みがとれる、プライベートが充実する
- スキルが上がる、専門看護師や認知看護師をとれる
上記のような、自分がその病院に就職することでどのようなメリットがあるのか、どうなるかを考えることで次の手順に繋がります。
退職理由と志望動機・理由をリンクさせる【看護師の退職理由まとめ方手順④】
4つ目の手順は、退職理由と志望動機・理由をリンクさせること。
先程も書きましたが、退職理由だけでは不十分で、退職理由からあなたが何をしたいのか『採用したあとや転職後にどんな看護をしてくれるのかビジョンが見えるもの』にしなくてはいけません。
退職理由と志望動機は表裏一体です。
悪い例
上は極端な例ですが、退職理由=志望動機になるようにしなくてはチグハグな印象を持たれます。
良い例
- 退職理由が自分の看護に対して正当な対価をもらいたい
→志望動機:スキルに対して成果報酬のように昇給する御社で看護をしたい。 - 退職理由:業務量が多く、残業になることも多い。
→業務を効率にチームで分担しているこの病院で自分の看護技術を活かしたい - 退職理由:(人間関係が悪く)個々が自分の業務だけをする環境を脱したい→チームで協力して看護を展開する環境の貴院で働きたい。
といった具合に、職理由と志望動機・理由をリンクさせることで、退職理由と志望動機が一貫性があり説得力がある答え方になります。
現在の病院を退職するときに看護師長へどんな退職理由をいうかは『看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】』や『【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】』が参考になります。
参考 看護師退職理由の伝え方&退職の意思表示から退職までの流れ【円満退職する5つの注意点】
参考 【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
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看護師が辞めたい、転職したいと思う10個の本音理由
看護師が転職する本音の理由は以下のようにまとめることができます。
看護師の本音の転職理由10選
- 給料が安い
- 人間関係が悪い
- 休みがない、とれない
- 責任が重い
- イメージと違う看護
- 夜勤がきつい
- 医療事故が不安
- 教育体制が不安定
- 医師が偉そうで看護師は肩身がせまい
どれか一つでも感じているなら辞めどきなのかもしれません。
たとえどんな理由であろうと、本音の部分を前面に出して退職、転職するとろくなことにはならないのは予測できますよね?
本音はあくまで心のうちに秘めて、転職活動の原動力に使いましょう。
看護師が転職するときの建前の理由4選!
意外と『なぜ退職(転職)を決意したのですか?』と聞かれると困るものですよね。
本音を言うわけにはいかない師長への退職意思を伝えるときや、転職先での面接時には建前の理由が必要です。
ネガティブに捉えられない建前の転職理由は以下のようなものがあります。
看護師の建前の転職理由5選
- スキルアップのため
- 結婚するため
- 出産・育児のため
- 引越しのため
- 体調不良のため
- 親の介護のため
どれも退職や転職の理由としては問題なく使うことができます。
実際厚生労働省が行った調査の『看護職員就業状況等調査(平成22年)』では、出産・育児(22.1%)、その他(19.7%)、結婚(17.7%)、他施設への興味(15.1%)という上位の結果になっています。
転職をするのであれば、ネガティブな本音の理由を大っぴらにいって過ごすにくくするよりも、背中を教えもらえる建前の転職理由を上手に使って転職活動をスムーズに行えるといいですよね。
建前の理由なら面接でも使えそうですね。
転職を決断する前にやるべき3つのこと
上記の10個の本音のように『辞めたい』『転職したい』と感じている方も多いと思いますが、実際辞めるとなると踏ん切りが付かないのでは?
そのような方はまず以下の3つの方法を試してみてはどうでしょうか。
転職を決意する前にすべき3つの事
- ストレス発散
- スキルアップのために勉強
- 自分から変わってみる
転職という大きなリスクを背負う前にできる小さな努力からはじめてみませんか?
新しい趣味や新しい環境でストレス発散
現在の状況に不満や不服があるから辞めたく感じているはずです。
それなら自分からストレスを発散してみませんか。
たとえば新しく料理教室に通ってみる、ボルダリングや今まで触れた事のないスポーツを始めてみる。
カフェ巡りや雑貨屋巡りをしてみるなどでもいいかもしれません。
ストレスを発散させて仕事から一度気持ちをリセットしてみたら意外とまだまだ仕事が頑張れたということもあるかもしれません。
今の職場で活きる看護技術や知識の勉強をしてスキルアップ
現状に不満があるのは、もしかして自分の技術や知識が追いついていないからかもしれません。
今一度看護の勉強をし直して、仕事で活躍できるように努力するのはどうでしょうか。
最新号の看護雑誌を読んだり、自分の診療科の専門書を手にとってみるだけでも、眠っていたあなたの看護師モチベーションが一気に上がるかもしれません。
勉強することで自信にも繋がり今の漠然とした不安が少し和らぐかもしれません。
自分から変わってみて環境を変えてみる
今の職場の人間関係や雰囲気に嫌気が指している人は周りを変えるのではなく自分を変えてみるのも手かもしれません。
何も外見を変える必要はなく、普段何気なく過ぎ去っている業務の中で『笑顔を絶やさなくしてみる』『ありがとうございますのお礼を必ず言うようにする』などなど些細な変化を作ってみてはどうでしょうか。
そうすることで知らず知らずのうちに周りの評価が変わっていくかもしれません。
転職を決意したなら計画を立てましょう。
無計画に師長に退職の意思を伝えて転職活動をすると必ず失敗します。
転職すると決めたのであればまず転職に向けての計画を立てましょう。
転職計画をたてましょう
- 退職日や入職日を決めて早めに退職意思を伝える
- 転職先に何を求めているのか明確にする
- 転職活動をはじめる
まず退職日や入職日を決めてしまいましょう。その日にちが曖昧ではずるずると転職活動を続けて、今の職場にも力が入らず中途半端になってしまいます。アクシデントやインシデントを起こす原因になります。
日にちを決めることで逆算していつまでに師長に退職意思を伝えなくてはいけないのか、面接などを行わなくてはいけないかが見えてきます。
そのあとで重要なのは、自分が転職先に何を求めているのかを明確にすることです。
ここがブレてしまうと転職活動がスムーズにいきません。
たとえば以下のようなものでもいいと思います。
- 給料だけは30万以上のところ!
- 人間関係だけは良好なところがいい
- 残業なく定時で帰れる!
上記は一例ですが、あなたにとってこれだけは外せないという条件があるはずですそこを明確にしておきましょう。
あとはそれに沿って求人を探して条件に合うように転職先と交渉を進めていくだけです。
【まとめ】【転職する看護師へ】面接での退職理由の答え方
面接官が退職理由を聞く理由は下の2つだとまとめました。
- 同じ理由で退職しないか確認するため
- 人柄や意欲、モチベーションを確認するため
また、看護師が面接で退職理由をまとめるときに注意するポイントは、下の2つがあり、退職理由をまとめる4つの手順は下のとおりです。
- 退職理由がネガティブな理由になったらNG
- 退職理由だけで転職後のビジョンが見えない
- どうして退職したいのかをすべて書き出し言語化する
- 退職理由をポジティブな理由に変える
- 退職後や転職後に「どうなりたいか」を考える
- 退職理由と志望動機・理由をリンクさせる
良い例と悪い例については上記を参考に自分なりに修正してみてください。
ただ、注意が必要なのが一人で退職理由を考えていると客観性がなく自分本位な退職理由を考えてしまいがちということです。
できれば、転職のプロに見てもらうのがよいでしょう。
当サイトで紹介している看護師転職サイトはすべて無料で利用できる上に、退職理由を一緒に考えてくれますし、面接の対策として模擬面接も行ってくれます。
無料で相談相手を作ることができるので一度看護師転職サイトの利用を検討してはどうでしょうか。特徴別に紹介しているのであなたに合うところに登録して、転職活動を始めてみませんか?
特におすすめは看護のお仕事です。