- 病棟での仕事がしんどい…
- 向いていないって感じるのは何が原因だろ?
- 必死にやるから病棟での処世術を教えて欲しい
病棟看護師が向いていない、合わないと感じると辛くてしんどくなりますよね。
私も精神科急性期の病棟看護師4年目ですが何度も「向いていないから辞めたい」「合わないし別の場所に行ってしまいたい」と感じました。
病棟に向いていない&合わないと感じる看護師の特徴は15つあります。あなたはいくつ当てはまりますか?
- 嘘をつく
- 血が苦手
- すぐに泣く
- 責任感がない
- 積極性がない
- 思いやりがない
- 人のせいにする
- 人間に興味がない
- 自己管理能力が低い
- 潔癖・汚いものが苦手
- 患者の看取りがつらい
- ホウレンソウができない
- 非協力的・協調性がない
- 学ぶ姿勢・学習意欲がない
- 人に聞けない・確認できない
そこで今回は「病棟に向いていない」と感じる看護師の15の特徴と対処方法を徹底解説します。
この記事を読めばあなたがなぜ病棟に向いていないと感じるのかわかり、明日からの病棟勤務が少しだけ楽になるはずですよ。
一つ注意すると、本当に病棟が死にたいほどつらい場合は迷わず辞めて大丈夫です。「辞めるのはちょっと…」と思うなら転職でもOK。とにかく休息してくださいね。
病棟が嫌なら精神科がおすすめ!人間関係もよく残業もなしがいいなら精神科一択です。
参考精神科看護師が向いている人の6つの特徴【精神科にいくなら知っておくべきこと】
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病棟に向いていない&合わない看護師の15の特徴と対処方法
病棟に向いていない&合わないと感じる看護師の特徴は15つあります。あなたはいくつ当てはまりますか?
- 嘘をつく
- 血が苦手
- すぐに泣く
- 責任感がない
- 積極性がない
- 思いやりがない
- 人のせいにする
- 人間に興味がない
- 自己管理能力が低い
- 潔癖・汚いものが苦手
- 患者の看取りがつらい
- ホウレンソウができない
- 非協力的・協調性がない
- 学ぶ姿勢・学習意欲がない
- 人に聞けない・確認できない
それではそれぞれの特徴と対処方法を順番に解説していきます。
嘘をつく【病棟に向かない看護師の特徴①】
病棟が合わない看護師の特徴で、一番ダメなのが「嘘をつく」こと。
これは看護師以前に社会人としてアウトなのですが、意外にも多い。
例えば下のような体験談があります。
日勤帯で薬に関するアクシデントがあり明らかに40代の看護師がミスをしているにもかかわらず私のせいにされてしまいやるせなさを感じました。ミスを隠す看護師ってどうにかなりませんかね。
もし、心当たりがあるあなた。
対処方法はシンプルで嘘ついてしまう自分を認めつつ、嘘をつく状況を作らないようにすること。
アクシデントやインシデントなどの事案が発生すると動揺してしまい嘘をつく可能性が高まります。まずはミスをしないように普段の看護のやり方から見直しましょう。まず処置の準備からダブルチェックや抜けが起こらない準備の仕方を身につける。薬を飲んでもらう時も病棟のルールを守りつつ追加で自分が間違えない与薬方法を考えるなどなど。
要は、ミスや失敗をしなければ嘘をつく必要もないということ。
血が苦手【病棟に向かない看護師の特徴②】
血が苦手な人は急性期病棟や外科病棟は難しいので早々に転職をおすすめします。
なぜなら血が苦手、血や内臓、筋肉繊維などをみると気絶する人は一定数いますし、克服するのはかなりの努力や訓練が必要だから。時期に慣れるという人もいますが、しんどいもの、苦手なものを無理して慣れる必要もありません。
また、苦手な状態で急変時に挿管介助、出血部位の圧迫止血対応などして気絶された方が患者の命を預かる身としては危険です。
対処方法としては、血を直接見るような現場を早々に離れること。採血や点滴などの最低限の「血を見る」のが平気なら精神科やリハビリ病棟がおすすめです。
なぜなら、精神科やリハビリ病棟では出血のある対応をすることはほとんどないから。
精神科である出血を伴う急変は自傷行為やアルコール使用障害患者のマロリーワイス症候群による吐血くらい。病棟によってはほぼ血を見ません。またリハビリ病棟では採血や点滴くらいではないでしょうか。
とはいえ、精神科は怖い患者ばかりでしょ?と不安なあなたは下の記事を参考してください。
すぐに泣く【病棟に向かない看護師の特徴③】
すぐに泣く人も病棟には向きません。看護実習でも何かあるとすぐに泣いている看護学生がいませんでしたか?あなたはすぐに泣いていませんでしたか?
何か負の出来事が起きて泣いて対処する行動が癖になっている人は対処能力が極端に低いです。
本来なら下のような対応が看護師に求められます。
何か起きる→なぜ起こったか考える→修正案を実践する
それが下のような短絡的な対応になっています。
何か起きる→泣く
すぐに泣いてしまう人の対処方法は、泣いてしまったことは良しとしつつも、なぜ泣いたのか、泣かずにどのように対処すべきだったのかを考えること。
一番わかりやすい対処方法は、PDCAサイクルを取り入れて看護することです。
- P(Plan:計画)
- D(Do:実行)
- C(Check:評価)
- A(Action:改善)
対処能力が低いと感じるのなら、まずはPDCAの考え方をしっかりと自分の看護に取り入れましょう。
責任感がない【病棟に向かない看護師の特徴④】
責任感がない人、責任を背負うことができない人も病棟看護師には向いていません。
なぜなら、看護師の仕事は責任を負うことばかりだから。
患者に対してする処置や看護、声かけなどはすべてあなたが責任を負います。
- 点滴のミキシングや点滴時間、点滴の滴下速度
- 医師からの突然の指示で行なう注射や与薬の量
- 退院の目途や医師からの伝達事項を正確に伝える事
- 「もう少ししたらまた来ます」といったちょっとした言葉
と思ったあなた。新人もベテランも関係ありません。勤続年数も役職も性別も関係ありません。
患者の命を預かる仕事なので常に責任は平等にかかります。
責任を負うのが怖い、責任感が不安なあなたの対処方法は不安を言語化すること。
看護師はどこまでいっても責任を負う仕事です。
なので責任を無くすことは不可能。なので責任を負うことに慣れるしかありません。しかしただ単に責任に慣れろはあまりにも乱暴ですよね。
責任感がつらい、しんどいの原因は1人で抱えるのが不安だからです。
なので不安や悩みを言語化することが大切。
言語化する相手も同僚看護師や先輩看護師、後輩看護師に伝えることで共感してもらえます。「私1人が不安に思っているわけじゃないのか」と思えれば責任感も少し軽くなるはず。
またすべてを1人で抱えるからつらくなるのです。何か責任を負いそうなときはダブルチェックや周りのスタッフと共有して責任を和らげる言語化をしてください。
積極性がない【病棟に向かない看護師の特徴⑤】
積極性がない看護師も病棟に向かない看護師の特徴です。
なぜなら、積極性が無いと人間関係で不利になるから。
積極性は2つの軸があり、1つ目が仕事面、2つ目が学習面です。
仕事面での積極性とは、「入院受けを積極的にとる」「他のスタッフの手伝いをする」など。
学習面での積極性とは、「経験のない処置や看護を見学させてもらう」「異動先で経験がない仕事を進んでする」など。
と感じたあなた。気付けてなくて危険かも。
仕事や学習面で積極性のある人は無条件に信頼されるし「真面目な人」と評価されます。逆に積極性がないとは、仕事へのやる気が無い、勉強する気もないとネガティブな評価を受けがち。
人間関係は信用を積み上げて作られていきます。異動してきていきなり人間関係が良いなんてことはあり得ません。
もしあなたが人間関係良く仕事をしたいと思うのなら仕事面も学習面も積極性を見せていくべきです。
積極性がない、自分から行くのが苦手な人の対処方法は、
思いやりがない【病棟に向かない看護師の特徴⑥】
思いやりがない人は病棟に向かないです。というより看護師に向かないかもしれません。
病棟勤務看護師は様々な人と関わります。
- 患者さん
- 患者家族
- 患者さんの友人知人
- 同僚看護師・先輩看護師
- 医師や相談員などの医療従事者
いずれの方にも思いやりのある対応ができないと信頼されないので仕事がしにくくなります。
思いやりをもって対応するって一朝一夕にできるものではありません。
本当は思いやりをもった対応をしてほしいのですがまずは相手の立場になって考えること。
「もし私がこの人ならどうしてほしいのか?」「この人はどう思っているのだろうか?」「どう感じるだろうか?」と考えるだけでも対応は変わってくるはずです。
相手の立場になって考えるが思いやりに繋がります。
人のせいにする【病棟に向かない看護師の特徴⑦】
人のせいにする人も看護師已然に社会人として向いていないと言えます。
看護師で人のせいにする人ってけっこういますよね?
例えばインシデントやアクシデントが起こった時に責任転嫁する人や、「私は○○してたから知らなかった」「その時ダブルチェックしたのは○○さんだから」などと責任逃れされたと言う経験もしばしばありませんか?
もし、あなたが人のせいにしてしまう癖があると自覚があるのなら対処方法は、人のせいにしない努力をするのはもちろんのこと、なぜ「人のせいにする」のかを良く考えてみましょう。
怒られたくない、怖いといったネガティブな感情が裏にあるはず。
まずはそのようなネガティブな感情がある自覚をしましょう。そのうえで「人のせい」にしないようにしつつ、「人のせい」にしそうな時どうするのか決めておきましょう。
具体的には、一呼吸おいてから自分がミスしたと正直に話すなど。
人間に興味がない【病棟に向かない看護師の特徴⑧】
人間に興味がない看護師は病棟に向いていません。
なぜなら、看護師は職業柄患者さんや家族とのコミュニケーションをとる場面が多いから。
人間に興味が無く、物や動物に接するように無機質な対応をする人はネガティブな感情を持たれやすくトラブルや苦情を言われる事も多くなります。
なんとなく、
もしかしたら人間に興味が無く、事務対応のようになっているかもしれません。
人間に興味がない人の対処方法は、コミュニケーション技術を学び、コミュニケーションを技術としてとらえること。
人間に興味がないのは極論どうでもいいです。なぜなら興味がないものに興味を持てという方が酷。例えばフィギュアやアニメに興味のない人にいくら勧めても聞く耳を持ってもらえないのと同じです。
と思ったあなたはまずLEAPという統合失調症患者を主に対象としたコミュニケーション技法が参考になります。
LEAPとは、
- Listen(傾聴)
- Empathize(共感)
- Agree(同意)
- Partner(協力)
の頭文字をとったもの。
病識が乏しい患者さんとの良好な治療関係、信頼関係を作りつつ、必要な治療や支援に繋げていくことが目的です。
LEAPを詳しく知りたい人は、現役精神科Nsの私が解説する下の記事が参考になります。
※※記事リンク
ちなみにLEAPを本格的に学ぶなら下の本がおすすめです。
※※本のリンク※※
また看護系の本ではありませんが、「人は感情でモノを買う」という本では共感の仕方が書かれているので人間に興味が無いあなたでも楽しくコミュニケーション技術や傾聴方法を学べます。
自己管理能力が低い【病棟に向かない看護師の特徴⑨】
自己管理能力が低い人も病棟看護師は向きません。
なぜなら下の様な自己管理ができない人に看護をしてもらいたいと患者さんが思わないし、周りのスタッフからも「自己管理できないのに患者の管理・看護できるの?」と不安に思われるから。
例えば自己管理できない看護師の特徴は下のようなものがあります。
- 遅刻する
- 誘惑に弱い
- 時間を守れない
- 約束を守れない
- 体調を崩しやすい
- 寝不足になりやすい
自己管理能力が低い人は、約束を守れないし時間にもルーズになりやすいので結果的に患者さんとの信頼関係(ラポール形成)も上手く出来ません。
自己管理が出来ない人の対処方法はオンオフの切り替えを明確にすること。
なぜなら、自己管理能力が高い人はオンオフを切り替えて、仕事とプライベートを分離している人が多いから。
休みの日はオフでOK。飲み会や合コンに誘われてば参加してもいいですし、二度寝しても化粧をせず1日中寝間着でもいいです。
ただ仕事の日は仕事モードでオンにします。
オンにするためのコツはルーチンを作る事。
例えば、下の様な事。
- 仕事場に行くまでに聞く音楽を決める
- 仕事の日だけの化粧をする(看護師モード)
- 処置の準備や検温など業務のマイルールを作る
ルーチンはあのメジャーで活躍したイチローも大切にしていたことでも有名。
それだけ理想の自分や理想の状態に持って行くにはルーチンが重要という事。
ルーチンを作り理想の自分=自己管理ができる看護師に近づいていきましょう。
潔癖・汚いものが苦手【病棟に向かない看護師の特徴⑩】
病棟勤務では汚い物を触る、片付けることが多いので潔癖症の看護師は向いていないです。
汚い物を触る業務は具体的に下のような業務があります。
- 導尿
- 便検
- 摘便
- 入浴介助
- 食事介助
- 陰部洗浄
- オムツ交換
- 留置バルーン挿入
- 嘔吐物・吐しゃ物掃除
高齢者が多い病棟なら便がこびりついたお尻を綺麗にしてオムツ交換、せん妄状態の患者が便を壁に塗りつけることもしばしば。
汚い物を触ることへの対処方法は慣れるしかありません。
慣れるといっても汚いものに触れるのは私も未だに苦手。私としてはスタンダードプリコーションを意識しつつ、手袋を二重にしたり、エプロンをしたり、換気をしつつしたりと工夫しながら対応しています。
新型コロナウイルスの影響で手袋があまり使えなかった時期は辛かったですね。
患者の看取りがつらい【病棟に向かない看護師の特徴⑪】
患者の看取りがひどい、つらいという人は病棟というよりは急性期や救急対応が必要な病棟は向いていません。もし転職を考えているのなら患者の看取りが必要になる病院や病棟はNGになるように転職活動をしてください。
現在病棟での看取りがつらいのなら転職を考えましょう。
看取りがつらいのは徐々に慣れるものではありますが、看取りや患者対応でうつ状態になる看護師もたくさんいます。
看取りは過度のストレスです。それを無理に慣れようとせずとも看取りや重症の患者に対応する確率が低い場所で看護師をした方が精神的に楽ですよね。
転職先としては緊急性の高い患者対応をしない病院や精神科がおすすめです。
緊急性の高い患者対応をしない病院=療養型の病院、亜急性期の病院などがそれに当たります。また精神科は場所によっては重度うつ病で自殺企図を起こしたり、リストカットで血だらけになる患者もいますが比較的看取りは少ないです。
いずれにしても看取りがつらい、重症の患者対応がしんどい人の対処方法は転職がおすすめです。
ホウレンソウができない【病棟に向かない看護師の特徴⑫】
ホウレンソウができない看護師も、病棟看護師には向いていません。
なぜなら、病棟ではホウレンソウが何より重要だから。
ホウレンソウとは
- ホウ:報告
- レン:連絡
- ソウ:相談
の頭文字をとった造語。
ホウレンソウができない看護師の内にあるものは下のようなもの。
- 自信がない
- 苦手な先輩がリーダー
- 先輩看護師の『で?』が怖い
- そもそも何をホウレンソウしたらいいかわからない
非協力的・協調性がない【病棟に向かない看護師の特徴⑬】
被協力的な人や協調性がない人も病棟看護師には向いていません。
なぜなら、病棟ではチームワークや多職種のスタッフとの連携が不可欠だから。
例えば、入院受けにしても1人でこなすと大変なので手伝ってもらえるところは手伝ってもらったり、手伝ったりしながら対応しなくてはいません。
また、処置や患者対応、急変対応も看護師同士で協力して対処しなくてはいけません。
退院前の家族や外部関係施設とのカンファレンス調整は相談員(PSW)にお願いしたり、リハビリ関係は理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語療法士(ST)にお願いしたり、本人の理解やストレス耐性を知るためには臨床心理士にお願いしたりと看護師には多職種と協調していく姿勢が不可欠です。
非協力的・協調性がない、苦手と感じているあなたの対処方法はシンプルで自分から手伝う・ギブすること。
と思うかもしれません。
しかし、他のスタッフや多職種の人へ自分から声掛けをしたり、手伝える事を探したり、実際に手伝ったりするだけで仕事が楽になります。
なぜならギブすると返報性の原理が働いて周りもあなたを手伝ってくれるから。
非協力的に過ごすと自分の仕事は自分でしなくてはいけなくなり、自分の首を絞めます。むしろ周りと協力関係を築いておくと、自分の仕事を同僚や先輩看護師が手伝ってくれて早く終わります。Win-Winの関係を普段から作っておくとコミュニケーションも良く取れて、いじめの対処にもなりにくくなる副産物も得られます。
学ぶ姿勢・学習意欲がない【病棟に向かない看護師の特徴⑭】
学ぶ姿勢や学習意欲がない看護師も病棟には向かない、合わないです。
なぜなら、国家試験の時の知識や今あなたが持っている知識は数年経つと過去の知識になるから。
医療は日進月歩で進んでいきます。そのため看護師も常にアップグレードしていかないと安全安心の看護を提供できません。
例えば、浣腸液は温めても常温でも効果に差が無いということはご存知でしょうか。未だにグリセリン浣腸液を温めているスタッフを見るとあまり意味が無いんだけどなぁ。と感じます。
このように過去の正しい知識は古い間違った知識になっていきます。
学ぶ姿勢は絶やしてはいけません。
対処方法は簡単で周りにアンテナを張り気になったことを自分で深堀り勉強する。
自分が好きな学習方法で勉強していけばOKです。
- 毎月本屋で看護雑誌を立ち読みする
- 月1回は病院図書館・蔵書の最新本を借りる
- 医師と雑談をしつつ薬や学会の話を聞く、資料をもらう
- 同僚や先輩看護師で勉強熱心な人にトレンドの治療や処置を聞く
- ツイッターやインスタグラム、ピンタレストなどSNSで話題の看護にアンテナを張る
人に聞けない・確認できない【病棟に向かない看護師の特徴⑮】
人に聞いたり、確認したりできない人も病棟看護師に向いていないです。
病棟では急変もあれば処置、点滴などなどやることがたくさんあります。
その中ですべての手技を1人で対応できれば問題ないですが、新人や3年目くらいだとわからない手技や看護技術、書類処理などが必ずあります。
そんな時に人に聞いたり、確認できなかったりすると患者にも他の看護師にも迷惑がかかります。
まずは信頼できる先輩や同僚をつくること。
そして、聞きやすいタイミングを考えてみましょう。
まず信頼できる先輩や同僚を作り質問や確認をしやすい環境を作っていきましょう。例えば別病棟でも同期の看護師には聞きやすいですよね。逆に苦手な先輩や怖いお局看護師には聞きにいかなくてOKです。
ただ誰もおらず止むお得ない状況ではしっかりと確認しましょう。例えば急変時の対応や点滴のミキシング時、静脈注射時のダブルチェックなどなど不安な要素が少しでもあるなら確認しくてはいけません。それはあなたが聞くのが苦手うんぬん関係なく患者の命を左右する看護をする時には確実に確認行動をとってください。
病棟に合っている性格&できる看護師6つの処世術
病棟に向いていない看護師の特徴をざっと紹介しましたが、逆に病棟看護師に向いている人はどのようなことを意識しているのかを紹介します。
病棟看護師に適性のある看護師の6つの処世術は下のとおり。
- 規則正しく生活する
- 自分に合った仕事のやり方を身につける
- 「100%向いている人」がいないとわかっている
- 悪いところばかりでなく良いところに目を向ける
- 他人から「看護師に向いていない」と言われても気にしない
規則正しく生活する【不規則でも生活リズムに注意している】
病棟勤務は2交代や3交代と準夜帯や深夜帯、夜勤と生活リズムが不規則になり乱れがち。
そんな中でもしっかりと休めるように意識し規則正しく生活しましょう。
特にミスや失敗をしがちな看護師の中にはプライベートの時間、夜更かしをしてしまい睡眠不足で業務をしている人もいるのでは?
またカップ麺やインスタント食品ばかりを食べて栄養状態が悪く体力が続かない人もいるかもしれません。
ただ単に向いていないというよりは集中力や疲労感でミスをしているだけで、睡眠や食事をしっかりとれば看護でのエラーが少なくなる事も。
YouTubeの時間やTwitterやインスタグラムといったSNSを見る時間を少なくし睡眠時間を確保し、栄養バランスを考えた食事をとり、規則正しい生活から始めませんか。
自分に合った仕事のやり方を身につける【適度な人間関係とミスをしないルーチン】
自分に合った仕事のやり方を身につけることも大切です。
なぜならできる看護師の特徴は仕事を効率よく終わらせる自分なりの工夫をしているから。
また病棟での人間関係も適度に保ちつつ面倒が起こらないように立ち回っている人が多いです。
まずはミスをしない、失敗しない自分なりのルーチンを作ってみましょう。
例えば、下のような仕事のやり方。
- 検温は先に終わらせてから点滴や処置をしていく
- 逆に検温と同時に処置や点滴を順番に終わらせる
- 出勤したらまずは一日の日程をざっくりと決める
- 午前中にできる限り仕事を終わらせて午後からの仕事に余裕を作る
「向いていないと感じる時期がある」「100%向いていない看護師はいない」と分かっている
「100%看護師に向いている人」「向いていないと感じる時期がある」と言い聞かせつつストレスを溜めすぎないようにしましょう。
病棟に向いている人は意識的、無意識的に「すべき思考」をしないように注意しています。
「看護師はすべての行為をミスしてはいけない」「先輩ともお局とも仲良くあらねばいけない」などといった「すべき思考」は認知のゆがみといってストレスが溜まる原因。
まずはあなたが病棟に向いていないのではなく、慣れていないだけ、もしくはなんらかの「認知のゆがみ」があるだけと考えましょう。
病棟に向いているから病棟看護師をしている人なんて一握り。あなたもしっかりと病棟で仕事ができるしやれているはずです。
悪いところばかりでなく良いところにも目を向ける【自己肯定感を高める】
どうしても看護師をしていると「できて当然」「看護師なら当たり前」と言われがち。
ですができているところはしっかりと自分で自分を褒めつつ、周りの後輩や同期が「すごい」と思えば褒めつつ仕事をしましょう。
自分や同僚を褒めると自己肯定感が高まります。自己肯定感が低いと自覚がある人こそ口に出して褒めるのを癖にすると口から耳に入って自分の気持ちも前向きになれます。
普段から頭の中で「どうせ私なんか…」「皆すごい看護師ばかりで自分はなんて病棟に向いていないのだろうと…」と自信を無くしているのなら余計自分で自分の気持ちをコントロールしていきましょう。
先輩や主任、師長から「看護師に向いていない」と言われても気にしない【他人の評価は気にしない】
他人からの評価はあくまで他人の評価。自分の評価は他人の評価がすべてではありません。あなたが自分をどう評価するかで変わって来ます。
もし向いていないと言われるのならなぜ向いていないのか理由も合わせて聞きましょう。勝手な思い込みで行っている場合もありますし、理由を聞く事で改善点が見つかることも。
あくまで他人の1つの意見として捉えて、その意見に左右され過ぎないことが大切。
【まとめ】病棟に向いていないは思い込み。まずは改善→ダメなら転職で辞めてよかったと思える
病棟に向いていない人の特徴を15個紹介しましたが「病棟に向いていない」は思い込みのことが多いです。
国家資格をとったあなたにはしっかりと能力があります。ただ改善が必要な点は胸に手を当てて治すこと。そのうえでなお「病棟しんどい」と思うのなら無理せずに退職か転職しましょう。
あなたが無理をして続けずとも他にも看護師として働く場所はたくさんあります。むしろそのまま「向いていない」という呪縛を抱えたまま看護師を続けるとうつ病になって入院することになる危険性もあります。
あなたがあなたらしく看護をできる場所にいけばOK。
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病棟看護師以外に看護師資格を活かせる他職種
病棟看護師以外の看護師資格を活かせる他職種は次のとおり。
- 助産師
- 保健師
- 看護教員
- 派遣看護師
- 児童福祉司
- 産業保健師
- 訪問看護師
- 病児保育士
- 学校看護師
- 保育園看護師
- 刑務所看護師
- シップナース
- 機能訓練指導員
- 離島応援ナース
- 介護施設看護師
- 精神福祉相談員
- ケアマネジャー
- カウンセリングナース(心理カウンセラー)
- データマネージャー
- 福祉用具専門相談員
- サービス管理責任者
- アートメイク看護師
- ナースキャスト/テーマパーク看護師
- MR(医療情報担当者)
- 美容クリニック看護師
- バイトやパート看護師
- 学校保健室(養護教諭)
- 重症心身障がい児看護師
- 臨床開発モニター(CRA)
- 治験コーディネーター(CRC)
- 福祉住環境コーディネーター
- コールセンター(健康相談員)
- ツアーナース・イベントナース
- 検診センター看護師(献血ルーム)
- 検疫官(看護師)
- 乳児院・児童養護施設看護師
- デイサービス
病棟看護師以外の看護師資格を活かしてできる他職種は『1651いいねバズツイの看護師辞めて転職におすすめの他職種37選&違う仕事』を解説します。
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病棟看護師以外の看護師の就職先ランキング
病棟看護師以外の看護師の就職先ランキングは次のとおり。
- 病棟看護師【就職先:病院】
- 保健師【就職先: 都道府県・市町村】
- クリニック看護師【就職先:クリニック(診療所)】
- 訪問看護師【就職先:訪問看護ステーション】
- 産業保健師(企業看護師) 【就職先: 企業】
- 介護施設看護師【就職先:特別養護老人ホーム】
- 介護施設看護師【就職先:介護老人保健施設】
- 美容看護師【就職先:美容クリニック】
- 保育園看護師【就職先: 保育園や幼稚園】
- 健診看護師【就職先:健診センター、献血ルーム、検診バス】
- 治験コーディネーター(CRC) 【就職先: 製薬会社・CSO企業】
- 病棟看護師【就職先:老健や特養】
- 離島応援ナース【就職先:へき地や離島の病院】
- ツアーナース【就職先:看護師派遣会社】
- テーマパーク看護師【就職先:遊園地や水族館などのアミューズメントパーク】
- シップナース【就職先:豪華客船運営会社】
- イベントナース【就職先:看護師派遣会社】
- 検疫官看護師【就職先: 検疫所】
- 刑務所看護師【就職先: 刑務所】
- コールセンター看護師【就職先:看護師派遣会社】
- 乳児院・児童養護施設看護師【就職先: 乳児院・児童養護施設】
看護師の資格を活かす就職先ランキングや詳しい仕事内容や給料(年収)、求人の探し方一覧を見たい人は『現役6年目Nsがおすすめ!!看護師に人気の就職先ランキング22選&求人の探し方』で解説しています。