こういった疑問にお答えします。
新人看護師が病棟で疲れたと感じる理由はたくさんありますが、この記事では新人看護師が病棟疲れをする11つの理由と対処方法を紹介します。
新人看護師だからといって「3年間同じ病院にいないとだめ」ということは一切ありません。
あなたの悩みと似た理由を見ながら自分なりに対処方法を実践してみましょう。
その上での病棟疲れが治らないなら、あなたが悪いのではなく病棟やその病院が悪いのです。無理せずに異動や転職を考えても大丈夫です。
新人看護師のあなたがこれからの看護師人生が豊かになるように全力で応援しているので一緒に無理せず看護師を続けられる方法を考えてみませんか?
参考【注意】病棟に疲れた93.7%の看護師がすべきこと【転職&疲れない仕事術も解説】
新人看護師が病棟に疲れる理由
新人看護師が病棟に疲れたと感じる理由は、下のとおりにまとめられます。
- 3年で1人前が遠すぎるから
- 「大丈夫?」「できてる?」が逆にプレッシャーになるから
- ミス=インシデントが怖いから
- 先輩看護師やお局看護師のいびりやいじめがつらいから
- プリセプターがあってないようなものだから
- ナースコールは新人が対応すると決まりだから
- 新人看護師は誰も手伝ってくれないから
- 雑用ばかりだから
- 休みも勉強会や研修会で休まらないから
- 休みも自主勉強で疲れきってしまうから
- 給料と自分のスキルが釣り合わずつらくなるから
順番に解説します。
3年で1人前が遠すぎるから
看護師業界では良く言われる「3年経てば1人前」という言葉があります。
新人看護師のあなたにとってはしんどい言葉ではありませんか?
ただこの「3年経てば1人前」言葉にはミスリードが隠されています。
※ミスリードとは、誤った考えを持たせるように仕向けることを指していいます。
3年経てばという言葉を使うことで、新人看護師を辞めさせないようにさせているのです。
また、この「3年」という言葉は看護業界でずーーっと使われ続けています。
3年という苦行を成し遂げた先輩看護師やお局看護師たちは
新人看護師のあなたはこう思うはずです。
これで「新人看護師は3年経たないと辞めてはいけない」という洗脳が完了するわけです。
1年目で他の病院を知らないからこそ、今あなたがいる病院での出来事が看護師の「常識」と思ってしまいますよね。
でも新人看護師のあなたにはミスリードや洗脳されている(思い込まされている)だけだと気付いてほしいです。
周りを見てみてほしいです。
他にも、3年を全うせずに看護師を継続している人もいるはずです。
周りにいなければ学生時代の知人に連絡をとってみてください。
けっこう新卒で入ってすぐに転職している下のような看護師さんはいます。
- 新卒で就職したが3ヶ月で退職しその後別病院で2年経験している看護師さん
- 新卒就職後半年で辞めて、しばらくニート。その後教育体制の整った病院へ転職し5年勤続している看護師さん
- 新卒で就職したが1年勤務し別の病院へ転職を繰り返し10年経過している看護師さん
とはいえ、
と疑問に思いますよね。
辞めてもOKです。
新人看護師さんが辞める時には師長を始め、先輩看護師やときには同期、同級生から引き留めに合うかもしれませんが、無視して辞めても大丈夫です。あなたの状況をよくわかるのは、あなただけ。辞めずに体調を崩して精神科受診している看護師さんもいます。
まずは、「3年経てば1人前」という看護業界の言葉はミスリード(洗脳)であると理解して、3年経たずに辞める選択肢もあると気付いて下さい。
辞める時のコツは1人で悩まずに看護師転職サイトを利用して転職活動を進めること。
ハロワや自力でも転職できますが、どうしても1人ですべてしないといけない上に履歴書対策や面接対策も分からない中しないといけません。面接では「なぜ新卒3ヶ月で辞めるのか?」といった質問にしっかり答えなくてはいけない。
アドバイザーがいれば些細な相談でも24時間対応してくれる看護師転職サイトもあります。
看護師転職サイトへの登録=転職ではないので安心して下さい。登録して情報収集に看護師転職サイトを利用するくらいでOK。
おすすめの看護師転職サイトは下のとおりです。1人での転職が不安な方は要チェックです。
「大丈夫?」「できてる?」が逆にプレッシャー
先輩看護師や主任、師長からたまに聞かれる「大丈夫?」「記録できてる?」という言葉も逆にプレッシャーになって病棟疲れに繋がっている新人看護師も多いですよね。
しかも大抵は優しい看護師や頼りにしている看護さんからの声かけであることが多いから余計プレッシャーになりませんか?
新人看護師のあなたはこう考えてしまうかもしれませんね。
- 普段から優しくしてくれるから下手な返事はできない
- いつもフォローしてもらっているから迷惑をかけたくない
- 「大丈夫じゃない」って答えたら仕事出来ないって思われそう
今になって思えば、しっかりと大丈夫ではないときに「大丈夫ではない」と意志を伝えておけばよかったと思いました。
なぜなら、「大丈夫?」と聞く時には大抵あなたが大丈夫じゃないとわかっていて聞いているから。
先輩看護師からみても、新人のあなたが仕事が忙しくてテバっていることはすぐにわかります。
こういう場合どうしたらいいのか解決方法を解説しておきます。
「大丈夫?」と聞かれた時には、「大丈夫です。でも●●がまだできていません。○○が終わり次第●●をする予定です。」とまずは社交辞令的に「大丈夫」といってしまいましょう。
そのうえで、「できていないこと」や「終わっていない仕事」を先輩に素直に言ってしまいましょう。
こうすることで、先輩も手伝いやすくなります。
なぜ手伝いやすくなるかというと、実はこれ自分の意見を話すときのテクニックの『イエスバット法(yes but)』を使った会話術だからです。
イエスバット法とは、相手の意見をいったん「そうですね(yes)」と肯定してから「でも(but)」と自分の意見を伝える会話術。
具体的に見て行きましょう。まず『大丈夫ではない』とストレートにいう例から。
次にイエスバット法を使った方法は下のとおり。
どうでしょうか?
どちらもほぼ同じことを言っているのにストレートに言う方が「カドが立つ」感じがして、『なんか図々しいなぁ』『言ったのは、私だけど先輩に手伝い求めるかなぁ。』とモヤモヤさせがちです。
逆にイエスバット法を使った方は、一度問いかけに肯定してから提案するため、「大変なら手伝ってあげようかな」って思いませんか?
大丈夫?の裏には優しさしかないので、甘えてOKです。逆に「大丈夫?」ってきいて周りの看護師にポイントを取ろうと考えている浅はかな看護師は周りからばればれですからそういう浅はか看護師とは距離をおいて『大丈夫です。』と一言返せばいいですよ。
ミス=インシデントが怖いから
新人看護師のあなたが神経をすり減らして「病棟が疲れた」感じがちな理由に、ミスをしそうで怖いからはありませんか??
- ミスしないようにしないようにって思うと余計失敗する
- ミスしたらすぐにインシデントレポートだから嫌になる
- なぜこんなに自分は失敗がばかりするのだろうか、看護師向いてないのかなぁ。
といってネガティブ思考に入りがちですよね。
このネガティブ思考は思考の罠で「認知のゆがみ」とも言えます。
認知のゆがみの原因は、看護師の新人教育に問題があるかもしれません。
新人看護師への教育は常に下のようなニュアンスで指導されることが多いのでは?
- 100点以外は0点だからな
- 質問はせずに自分で勉強しろ
- 1度言われたことは1度で完璧にできるようになれ
これらを繰り返し指導されていると徐々に「私は仕事のできない看護師」「質問もできないしもう誰も頼りに出来ない=周りはすべて敵」といった視野が狭くなっていくかもしれません。
先輩看護師やお局看護師のいびりやいじめがつらいから
先輩看護師やお局看護師のいびりやいじめがつらいと新人看護師も病棟疲れに繋がります。
どこの病院もいびりやいじめがあるというと悲しい現実。
看護業界は徐々に変わりつつありますが、どうしても「私の時代は叩き上げられてきた」「新人看護師は言われてなんぼ」という過激思考の看護師がいます。
この現実を若手看護師、新人看護師が帰ることは難しいです。なのであなたが変わるしかありません。
先輩やお局看護師からいびりやいじめ、パワハラにもとれる「指導」への対処方法は、下の3つを意識して下さい。
- 感情やその人の経験からくる指導は聞くだけで真に受けない
- 看護技術や処置などスキルの指導はしっかりと聞いて身につける&勉強する
- あなたの人間性や人生観を否定する言動は無視&距離をとってOK
まず先輩やお局看護師が何かあって不機嫌で感情をぶつけるために新人看護師をいびったりいじめたりしてきますよね?
そういう場合は聞くだけでOK。真に受ける必要はないです。なぜなら、一時的な感情やその人の経験からくるものなので真に受けても意味がないから。
「この前、言っていたことと違う」という経験はありませんか?
あれ、一過性の感情や経験で指導しているから言っていることに一貫性がないのです。
なので聞くだけ=聞きながしで大丈夫です。
という疑問が出てくるかもしれません。
聞きながしがダメ=しっかりと聞くべきことは、看護技術や処置、時短テク、仕事術などの実務やスキルのこと。
先輩看護師はあなたより経験が長く、さまざまな看護技術を実践して、いろんな患者や患者家族の対応をしてきています。
なので技術や仕事術は見習うのがよいでしょう。
ただ、最新の医療や看護技術と違いがある場合はノウハウやエッセンスを吸収してあなたの看護に活かすイメージで技術や知識を盗んでいきましょう。
最後にいびりやいじめをする看護師の中には、あなたの人間性や人生経験、時には家族を否定する人もいます。
そういう人とは距離をおいてOKです。
という意見もありますよね。
最低限の申し送りやチームで動く時は協力しなくてはいけませんが、それ以外のプライベートや休憩時間、雑談などは関わらないで大丈夫です。
あなたの人間性や人生経験はあなただけのもの。人の人間性や性格などを否定する人間は人生で関わらない方がいい人間です。
プリセプターがあってないようなものだから
プリセプターがあってないようなもので、下のようなことがよくあります。
- 何か困った時に聞く事ができない
- 聞けても「自分で調べて!」と言われた
- 「ちゃんとしないと私が言われるから」と当たられた
プリセプター制度の良いところは、マンツーマンで指導してもらえるところ。一方で悪いところはプリセプターの意欲や指導力に依存してしまう事。プリセプターには当たり外れがあるといってもいいですね。
あなたがミスした時やアクシデントを起こした時に、「プリセプターから習っていなかった」というのはあまりにも酷い言い訳です。
ミスをしたのも、アクシデントを起こしたのもあなた。
なので誰かのせいにできません。
と感じるかもですね。
とはいえ、あなたが病棟でミスや失敗、インシデントやアクシデントを起こさないためには自己学習するしかありません。
責任転嫁する看護師にならないためにあなたの病棟で使う看護技術や薬剤、処置などの自己学習は欠かさずにやりましょう。
そして、プリセプターに相談するときのコツは具体的な質問をすること。
例えば、新人看護師が言いがちな質問の一つに「何を勉強したらいいですか?」という質問があります。
この質問はしてはいけない質問です。
なぜなら、抽象的すぎて答えようがないから。
しかもこの質問は自分で考えなくてはいけないことです。
- 「何を勉強しなきゃいけないか?」
- 「何が足りないのか?」
というのはあなたの中に答えがあるはずです。
- あなたの病棟で必ず使う看護技術や薬剤
- 採血、点滴、ヘパリンロックなどの基礎看護技術
この2つは確実に勉強が必要です。
そのうえで、あなたの病棟でどのような運用をすることになっているのか、どのようなルールになっているのかをプリセプターに確認しましょう。
努力が見えると、プリセプターも親身になって教えてくれます。
もし、プリセプターが教えてくれなくても、ベースに勉強をしてきているとわかれば先輩看護師も指導してくれます。
ナースコールは新人が対応すると決まりだから
ナースコールは新人が対応する決まりで、ステーションに戻ってもすぐに別のコール対応、同じ患者さんのコール対応ばかりで自分の仕事が進まない。結果、新人看護師が残業になることも多いですよね。
「ナースコールは新人がとるべき」
これは明らかに看護師業界にはびこる認知のゆがみ「すべき思考」です。
この「すべき思考」は病棟の看護師ほとんどが共有している意識なので変えるのは難しい。
結論、ナースコール対応はしつつも自分の仕事をするしかない。
という意見がきそうですね。
ナースコールをとりつつもあなたが次に何をするのか優先順位をつけつつ仕事をするのが大切です。
優先順位をつけつつ、次に何をするのか思考しつつ仕事ができると一気に成長します。
ナースコールに追われている新人看護師はステーションで迷っているうちにナースコールがなって対応して、またナースコール対応をループしている可能性が高い。
ナースコール対応が終わったらすぐに自分の次の仕事にとりかかるようにして多少ナースコールを先輩に押しつけるくらいがちょうどいいです。
新人看護師は誰も手伝ってくれないから
新人看護師は誰にも手伝ってもらえなくて、仕事が全然終わらず、残業になって「病棟疲れたぁ」となりがちです。
対処方法は、人に期待しないこと。つまり、誰かから手伝ってもらおうと思わないこと。
そうすると周りから手伝ってもらう選択肢がなくなるので、自分の力で解決する能力が上がります。
効率よく終わらせるには、あなたの看護技術を向上させるか、優先順位や時間管理を上手くなるかしかありません。
あなたの技術や仕事が上手にできるようになると自然と信頼が溜まって行って手伝ってもらえるようになります。
誰かに何かをしてもらうのが当たり前=Takerではいつになっても信頼されません。
自分のスキルを磨いて実績を積んでいくと信頼が溜まって「手伝いたい」という気持ちが溜まっていきます。基本は自己スキルを磨く事を新人看護師は意識してほしいです。
手伝ってくれないというネガティブ思考はあまりよくないので少し思考を変える必要があるかも。
実はその考え方めちゃくちゃわかるんですけど、先輩に時間をとらせてでも質問をしたほうがいいです。
なぜなら、質問せずにしてインシデントやアクシデントにつながるケースって多いんです。
なので「質問をしたら迷惑をかける」思考から「質問をしてミスを減らして迷惑をかけない」思考に切り替えていきましょう。
また、別の意見もあります。
という先輩看護師も多いです。
あなたが
1年後に聞こうと思っても
それなら1年目から積極的に質問をして自己アピールしたほうが得ですし仕事も早く覚えれて一石二鳥です。
雑用ばかりだから
新人看護師は雑用ばかりで病棟にいても「私なんていなくてもいいかも」とネガティブになって病棟が嫌になることも多いですよね。
一旦待ってほしいです。
確かに新人看護師は雑用ばかりですが、逆に雑用じゃない看護実務はできますか?
つまり、先輩看護師や師長も新人看護師にどんどん動いてほしいと思う一方で、「任せれる仕事が少ない・・・」と感じて目にとまった雑用を任せがちになるのです。
「雑用ばかりだ・・」嘆きたくなりますが、そこをぐっと堪えて雑用をこなしつつも勉強&シャドーイングで先輩看護師の動きや思考を真似てみましょう。
休みも勉強会や研修会で休まらないから
休みも勉強会や研修会で休まらないので病棟に疲れてしまう新人看護師さん。
私もその気持ちよくわかります。
休みにもかかわらず、強制参加で参加しても給料もでないし手当も付かないのが当たり前。
と感じてしまう事も多いですよね。
私も日々感じていましたし、それなら参加したくないと思ってしまっていました。
ただ思考の切り替えも重要です。
例えば、あなたの病棟で使わないスキルや看護技術の内容ならの本を読みつつ参加する、もしくは資料を読んでいるふりをしつつ別の勉強をするのもありです。
ただ看護師は患者さんの命を預かる仕事なのであなたの病棟で使う技術は必ず習得する必要があります。
それこそ、混注が禁止の薬剤の点滴方法、エクモをはじめとする専門医療器具の知識は確実に習得しましょう。
1年程は研修会や勉強会で休みがつぶれるのが嫌という場合には、休みに研修会や勉強会のない病院への転職を検討しましょう。
休みも自主勉強で疲れきってしまうから
前の項では、研修会や勉強会が休みもあって休まらないという話をしました。
しかし、いくら研修会や勉強会がない休みの日で自主勉強をやらないわけにもいかない病棟もありますよね。
休みも自主勉強で疲れて切ってしまって、明日からの病棟勤務が「嫌になる」「病棟が疲れた」と感じることも多いです。
私も精神科に来たばかりの頃。
精神科独自の統合失調症や双極性障害の他に、発達障害やパーソナリティー障害などの勉強。
精神科薬剤や筋肉注射などの勉強をするため、医学書がたくさん置いてある本や大学の図書館に入り浸っては学習をしました。
自分も経験があるからこそわかるのですがけっこうきついですよね。
ただ、休みの日の勉強で1つのことを意識するとかなり楽になります。
新人看護師のあなたが自主学習するときに意識することは、あなたが病棟ですぐに実践できることを勉強すること。
役に立つのか立たないのかわからないことを勉強するのってけっこう大変ですよね。
でも、明日にでもすぐに実践できることを勉強すると苦になりません。
なぜなら実践できるから楽しいし、何より知識や技術が定着しやすいです。
看護師に限らず学習するときには、インプットしてすぐにアウトプットする機会を作ること。
インプットだけしても人間はすぐに忘れていきます。
あなたも看護師の国家試験のときの知識はほとんどなくなっていますよね?
なので使う知識から勉強してすぐに実践(アウトプット)とするといいですよ。
給料と自分のスキルが釣り合わずつらくなるから
新人看護師が「病棟に私いてもいいのかなぁ…しんどい」と思う原因の一つに、給料と自分のスキルが釣り合っていないというのがあります。
ただ、そんなに人のある新人看護師さんばかりではないですよね?
他の先輩看護師は仕事をバリバリしているのに私は雑用ばかりで戦力に慣れていない…こんなので給料もらっていてもいいのだろうか。
しっかりと給料分働かなきゃ…。
と悩むあなた。
結論、鉄メンタルの新人看護師さんと同じく給料はもらって当然と思えば大丈夫。
ただ給料ドロボー的な「仕事をしてもしなくても給料は同じ」と考えるはダメです。
そのマインドだといつまで経っても技術も知識も増えません。
しっかりと技術も知識も吸収しつつ成長していけば給料と自分の能力が釣り合わないということは少なくなっていきます。
あと先輩看護師からすると新人看護師ができないのは当たり前と思っています。
上のような感想を持っている看護師も多いです。
なので新人看護師ができないのは当然。ただ仕事ができないのは当然とあぐらをかかずにしっかりと勉強や実践を繰り返して現場で仕事ができるようになっていけば大丈夫です。
あなたが「給料と仕事量が合わない」「周りの先輩看護師みたいに全然仕事ができていないから恥ずかしい」と自分を責めていませんか?
給料に釣り合うようにいまから成長してけば大丈夫です。急いでもすぐに差は縮まりません。地道に先輩看護師との差を埋めていきましょう。
新人看護師が病棟疲れを抜け出すのはいつ?
新人看護師が病棟疲れを抜け出すのは1年間です。
実は、めちゃくちゃつらい今の時期ってそこまで長く続きません。
なぜ1年間かというと、後輩が入ってきて先輩たちの監視の目が後輩にうつるからです。
逆に2年目の先輩を見てみるとあなたのようにつらそうにしていませんよね?
緊張ばかりの毎日で、怒られないかビクビクしながら毎日つらいですよね?
けど1年後の後輩看護師が入ってくれば病棟疲れはほぼなくなります。
なのであと数ヶ月で後輩が入ってくると考えると少しは気持ちが楽になりませんか?
ちなみに中堅看護師になっても下の記事のとおり病棟疲れはします。
参考中堅看護師『病棟疲れた』とおさらばする7つの対処方法を徹底解説【ストレスや辛さの理由も】
新人看護師が病棟に疲れたらやるべきこと
新人看護師のあなたが「もう病棟は疲れたし続けれない!!」と思ったときにやるべきことは逃げることです。
本当にしんどい、つらいと感じているのなら逃げてOKです。
- 1年目で辞めるとか看護師失格
- どこの病棟も病院も同じだろう
- 新人の私を採用してくれるところはない
と思い込んで、頭痛や腹痛に耐えながら睡眠不足で出勤してはあなたが壊れてしまいます。
逃げつつ、あなたがラクな場所を探せばOKです。
病棟に疲れた新人看護師がやるべきことは下のとおり。
- 即決でやめずに現状把握
- 異動をできないか相談する
- 違う病院へ転職する
- 病棟以外で他職種看護師に転職する
- 全く違う仕事をしてみる
順番に解説します。
即決でやめずに現状把握
新人看護師のあなたは今の職場が初めての職場なので視野が狭くなりがちです。
まずは現状把握しましょう。
現状把握の方法には下のとおり。
- うつ病ではないか確認する
- 自己分析する
まずうつ病になっていないかチェックしましょう。
新人看護師あなたは国試に受かって「よし、看護師としてめっちゃがんばるんや!!」と意気込んでいたかもしれません。
しかし、そんなも裏腹で先輩やお局看護師の厳しさに心が折れてしまいますよね。
けっこうな確率でうつ病の症状が出ている人がいるのでまずはうつ病ではないか、心療内科への受診が必要ではないかの確認をしましょう。
- 体がだるく疲れやすいか
- 音が気になるか
- 気が沈んだり気が重くなるか
- 音楽を聴いて楽しいか
- 朝のうち特に無気力か
- 肩がこっているか
- 頭痛持ちか
- 早朝覚醒するか
- 事故や怪我をしやすいか
- 食欲があるか
- テレビやYouTubeを見ていて楽しいか
- 胸が苦しくなるか
- 人生がつまらないか
- 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうか
- 以前にも現在と似た症状があったか
- 元から仕事熱心できちょうめんか
上記サイトでうつ病が疑われるのならすぐに病院受診して休職もしくは転職、退職を検討してください。
看護師は他の病院でもできますし、あなたは生きる価値がちゃんとあります。その病院の先輩や師長のためでなく「あなたの人生のために」仕事をしてほしい。
なので逃げてもOKです。
一人で不安なら看護師転職サイトのアドバイザーと相談しながら今後のことを考えましょう。
まずは病院受診から始めてみましょう。
うつ病ではない場合には、自己分析をしてあなたにとって大事なこと、やりたいことを見直してみましょう。
自己分析のやり方は下の4つのSTEPでします。
- 振り返り:今までの経歴や経験
- Will: 何がやりたいか
- Can:何ができるのか
- Must:何を求められているか
自己分析の方法は下の記事で詳しく解説しています。
参考【就活に必須】看護師転職の自己分析のやり方を徹底解説【STEP4で内定ゲット】
自己分析をすると、現在の病棟で継続するのか、それとも別の場所にいくのか選択肢がいくつか出てきます。
あとはその選択肢に沿って行動を開始するだけ。
まずは異動できないかから考えていきましょう。
異動をできないか相談する
まずは今の病棟で看護師を続けるのが難しいと感じるのなら、異動ができないか師長と相談してみましょう。
ちなみに理由が先輩看護師からのいじめやお局看護師のパワハラだったとしても建前上は「スキルアップ」「別の診療科の経験をしたい」などといった理由がベターです。
師長もいじめやパワハラを把握していてなんとかしたいと考えているのなら、本音で異動したいことを伝えてもOKです。
異動を相談すると100%引き止められるので対策も考えておきましょう。
参考【閲覧注意】転職希望の看護師が引き止められない退職理由と伝え方のコツ
違う病院へ転職する
新人看護師で異動が難しいのであれば、違う病院への転職もありです。
ただ、下のようなことが一朝一夕で改善するわけではありません。
- 人間関係に悩んでいる
- なじむことができない
- また1から勉強し直し
下手に転職すると失敗することも多いです。
失敗しないためには看護師転職サイトのアドバイザーと相談しながら転職を進めましょう。
なぜなら、看護師転職サイトのアドバイザーは看護師転職のプロ。
つまり、素人が一人で転職するよりも成功確率があがります。
このように疑問に思っている方へ、「看護師転職サイトへの登録=転職」ではありません。
むしろ、看護師転職サイトへの登録=情報収集というのが正しいです。
アドバイザー経由で求人の内部情報が聞けたり、給料がどこまで上がるのかを調べられたりとメリットばかりです。
まずは看護師転職サイトに登録して違う病院へ新人看護師でも有利に転職していきましょう。
当サイトでおすすめしているのは、管理人のハチが実際に利用したことのある下の3つのサイト。
私が実際に使った看護師転職サイトのランキングと詳しいレビューは下のページから。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
また派遣として少し気楽に看護師をしたいあなたは下の2つの看護師派遣サイトがおすすめです。
いずれの看護師転職サイトも転職を強制されません。詳しくはランキングをみて、レビューをみてからあなたの気になる所をチェックしてみてください。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
参考【最大40万円は嘘】看護師転職サイトお祝い金比較ランキング4選【なぜもらえるか解説】
病棟以外で他職種看護師に転職する
何も病院に限定して転職先を探す必要もありません。今の時代看護師のスキルを活かせる場所はたくさんあります。
看護師の資格を活かしつつ病棟以外のところで自分の技術を活かすのもありです。
新人看護師におすすめの病棟以外の他職種は下のとおり22種類もあります。
- 市町村保健師・県保健師
- 企業保健師・産業保健師
- 助産師
- 保育園看護師
- 派遣看護師
- 乳児院看護師・児童養護施設看護師
- 訪問看護師
- ケアマネージャー
- デイサービス
- 特別養護老人ホーム、老健施設
- 訪問入浴看護師
- 小学・中学・高校の養護教諭・大学保健室
- 看護師養成学校の教員・助手
- 治験コーディネーター(CRC)
- 臨床開発モニター(CRA)
- 検診・健診センター
- 献血ルーム
- カウンセラー
- フィールドナース(クリニカルスペシャリスト)
- 助産師
- 健康相談員(コールセンター)
- 美容クリニック
- イベントナース
- ツアーナース
詳しくは下の記事で詳しく解説しています。
参考看護師免許を活かす看護師以外の他職種23種を紹介【転職サイトに登録でOK】 続きを見る
看護師免許を活かす看護師以外の他職種23種を紹介【転職サイトに登録でOK】
全く違う仕事をしてみる
思い切って看護師ではなく全く違う職種の仕事を経験してみるのもよいです。
全く違う仕事とは下のような職種。
- カフェのバイト
- 留学
- フリーター
- ニート
- ネイリスト
などなど。
さまざまな職種へ転職した人がいます。また、全く違う職種を経験したことで看護師の魅力や高給に気づけたという方も多いものです。
ただ全く違う仕事をするときの注意点もあります。
- 給料が看護師からかなり下がる
- 新しい職種が看護師と全然違う働き方で戸惑う
- 看護師からの転職だとなかなか正社員採用してもらえない
「病棟に疲れたから新人看護師でも、他の仕事をするんや!!」と強い意志で辞めるのならそれ相応のリスクが伴うことを理解しましょう。
やりたいことをやってみてそれでもダメなら看護師に戻ればいいです。
第4の選択肢でおすすめの看護師副業2選
と思っているあなた。
やめずに継続することは立派なことです。
ただ看護師だけで食っていくとなると夜勤もありますし、面倒な人間関係もずっと続いていきます。
それでも大丈夫ですか?
私からあなたに2つだけ看護資格を活かしつつ今の状態でもすぐにできる副業を紹介しておきます。
- Webライター
- ブロガー
この2つは病棟に勤務しつつもできる副業でいますぐにでも始められるのでおすすめです。
なぜおすすめかというと、看護師のスキルを活かせること、そして何より文章を書く力やPCスキル、論理的な思考が身につくからです。
これは結局個人で稼ぐ力につながっていきます。
病院や会社に勤める仕事のやり方は徐々に減ってきます。
なのであなたにはそうなってほしくない。
しかもWebライターもブロガーも個人で月100万円稼げる副業。
月に100万、50万と稼げるようになれば病棟を離れてフリーランスとして、ハワイやグアムへ旅行しつつ仕事をするのも夢じゃない。
私のブログでは看護師がブログで稼ぐ方法や看護師がWebライターで稼ぐ方法を解説している記事があるのでぜひ参考にしてみてください。
ちなみに私は看護師をしつつ月3万円程ブログとWebライターで稼いでいます。生のノウハウを惜しみなく解説していますよ。
【まとめ】新人看護師が病棟に疲れたなら転職ありです
新人看護師が病棟に疲れたのなら転職も選択肢に入れてもOKです。
ただ、この記事でもまとめたとおり新人看護師が病棟疲れしない対処方法をぜひ実践してみてください。
あなたの悩みは自分のうちにある問題である可能性もあります。
ま、看護業界の闇も深いので本当にきついときには辞めて大丈夫です。
他の病院でも看護師はできますし、その病院だけが看護師業界のすべてではありません。
いまのあなた、これからのあなたがどのような看護師になりたいか、どのような未来を想像しているかで看護師をする場所を決めたらいいです。
転職も視野にいれるなら情報収集のためにまずは看護師転職サイトのアドバイザーと相談してみましょう。
当サイトでおすすめしているのは、管理人のハチが実際に利用したことのある下の3つのサイト。
私が実際に使った看護師転職サイトのランキングと詳しいレビューは下のページから。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
また派遣として少し気楽に看護師をしたいあなたは下の2つの看護師派遣サイトがおすすめです。
いずれの看護師転職サイトも転職を強制されません。詳しくはランキングをみて、レビューをみてからあなたの気になる所をチェックしてみてください。
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
参考【最大40万円は嘘】看護師転職サイトお祝い金比較ランキング4選【なぜもらえるか解説】