こういった疑問にお答えします。
結論、精神科看護師の夜勤は一般科に比べたら楽です。なぜなら、医療処置がほぼなく調子の悪い患者がいなければ静かだから。
この記事を書いている私は精神科看護師4年目です。現役バリバリで3交代制の夜勤にも入っているのでその経験をもとに記事を書いています。
今回の記事内容は下のとおり。
- 精神科看護師の夜勤って大変なの?【結論:ラクです】
- 精神科看護師の夜勤は自己成長に使える
この記事を読めば、精神科の夜勤のリアルな看護師の様子がわかります。もし、一般科で消耗しきっているのであれば精神科看護もおすすめですよ。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
また私が運営するYoutubeチャンネル精神科男性看護師ハチブロでは夜勤あるあるも公開しているのでぜひ参考にしてください。
夜勤をやりたくない看護師さん、夜勤がつらい・行きたくない看護師さんは『寿命10年短い!?看護師が夜勤に行きたくない時の対処法15選&夜勤なし職種23選』が参考になります。
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精神科看護師の夜勤って大変なの?【結論:ラクです】
精神科看護師の夜勤って大変のか?
この答えは、ラクです。
なぜなら、
- 一般科に比べて医療処置が少ない
- モニターがそもそもない
- 採血の絶対数が少ない
からです。
順番に解説します。
一般科に比べて医療処置が少ない【精神科看護師の夜勤がラクな理由①】
一般科に比べて医療処置や点滴管理が少ないです。
精神科なので処置と言えば
- リストカットの創部処置
- アルコール使用障害による栄養失調のじょくそう処置
- 転倒による創部処置
といったところ。
点滴管理も、
- アルコール使用障害の離脱期の点滴
- 薬物使用障害の離脱の点滴
- 拘束での24時間点滴
元々少ないところに夜勤での処置や点滴管理となると、拘束患者の点滴管理くらいです。
処置や点滴管理で追われないだけでもかなりラクかなと。
モニターがそもそもない【精神科看護師の夜勤がラクな理由②】
一般科ならモニターがNsステーションにずらりとならんでいて常にどこかが『ピコピコ』なっていますよね?
精神科ではそもそも拘束している患者や全身管理が必要な患者以外はモニターが付きません。
だから夜間もモニターの音が鳴り響いていることもありません。
モニターがあるケースでも拘束していて不穏状態の場合には体動でモニターがなることもあります。
しかし、鎮静がかかっていることがほとんどなのでモニターもなりませんし、急変も少ないです。
採血の絶対数が少ない【精神科看護師の夜勤がラクな理由③】
という疑問をお持ちになる方もいるかも知れませんね。
精神科看護師は採血も少ないですね。朝の4時から採血に回るってことがまずありません。
採血は、0件~5件/日程度です。
6時から回っても間に合う位の数しかないので、深夜帯の早い時間から採血でバタバタということもありません。
また採血自体も、内科疾患の患者さんは血管がボロボロで採血が難しいということが多いですよね?
精神科は血管も
- 見える
- 触れる
- 刺さる
患者が多いです。
まぁ
- 動く
- 怒る
- よくしゃべる
ということはありますが。
精神科看護師の採血事情については下の記事で詳しく解説しています。
参考精神科看護師はどのくらいの頻度で採血する?【ぶっちゃけ1日3件と少ないです】
精神科看護師の夜勤の仕事内容【不眠や不急の対応がほとんど】
精神科看護師の夜勤に仕事はざっと下のとおり。
- 不眠の患者への対応
- 不急の患者への対応
- せん妄の患者への対応
- 拘束患者の全身管理
このあたりの詳しい内容は下の体験談の部分で話しますね。
体験談は、結構面白いと思います。
精神科看護師の夜勤のスケジュール【ほぼ見守り】
精神科看護師の夜勤のスケジュールはほぼ見回りです。
今回は3交代制のスケジュールは下のとおり。(※私が3交代なので)
準夜帯のスケジュール
- 16時30分 申し送り
- 18時 夕食
- 18時30分 与薬
- 20時30分 就寝時薬与薬
- 21時~0時 20分おきの見回り
深夜帯のスケジュールは下のとおり。
- 0時30分 申し送り
- 1時~5時 20分おきの見回り
- 6時 採血や血圧測定
- 7時 朝食
- 8時30分 申し送り
ここからは私のある日の夜勤の体験談をお話していきますね。
精神科看護師の夜勤の体験談
精神科看護師の夜勤の体験談も話しておきます。
ある日の準夜勤を例にざっとやった仕事内容を書いていきますね。
- 16時30分 申し送り
- 17時~血糖測定、隔離室の患者の状態確認のため訪室、放尿処理
- 18時 夕食→隔離室の患者の食事介助&食器投げつけられる
- 18時30分 与薬→怠薬傾向の患者への与薬、与薬後にトイレへ駆け込むため内服確認を繰り返し行う
- 19時~隔離室の患者のNsコール対応→患者の話を聞く→10代の発達障害の生きづらさを傾聴30分、自殺企図患者の状態確認10分対応、躁状態の患者がベッド上で飛び跳ねているためベッド撤去
- 20時30分 就寝時薬与薬→与薬中に全体放送でナース応援要請あり別病棟で暴れている患者の鎮静筋注&拘束対応、ふたたび10代の発達障害から話を聞いてくれとNsコールあり対応
- 21時~0時 20分おきの見回り→3度目の10代発達障害患者からのNsコール対応、アルコール離脱症状によりせん妄患者が放尿放便あり処理、統合失調症患者が不眠で不穏のため当直医へ連絡し同席診察、診察後に筋注施行、傷害事件を起こした患者が当院受診歴あるとのことで受診し入院→点滴および頓服促し→暴言や愚痴を聞きつつ対応、ホールにてウロウロしている患者がいるため不眠時頓服を促し臥床促しベッドまで付き添う
- 0時30分 申し送り
ちょっと見にくくてすいません。ざっとこんな感じですかね。
その他、対応ごとでの記録もありますんで少しバタバタしますけど、比較的静かな方じゃないですかね。
上記よりももっと静かな日もあるのでご安心を。
後述しますが、私はスキマ時間を見つけては読書とかしてますよ。
精神科看護師の夜勤は勉強できて自己成長できる
精神科看護師の夜勤は上で説明したとおり比較的時間があるので、
私は勉強して自己成長の時間にしています。
暇な時間があるので、ほとんどの看護師さんは、
- ぼーっとしている看護師さん
- 世間話をしている看護師さん
- 愚痴をずっといっている看護師さん
- 昔の武勇伝を話している看護師さん
などなどさまざま。
私は、正直、無駄な時間なので、そんな看護師さんをほぼ無視するか、相槌しつつスルーしています。
※あ、当たり障りないように対応はしていますよ。
そして、ここからが重要。
夜勤の時間を勉強の時間にしています。
勉強といっていますが、ほぼブログに活かすため本を読んでいます。
※前は漫然と話をしたり、うたたねしていましたが。
勉強する本は下のとおり。
- 精神科看護や技術系の本
- 自伝本
- 自己啓発本
勉強するといってもブログとかSEOとかの勉強してたらさすがにまずいので、精神科看護の雑誌や発達障害の本などなど精神科看護の勉強をしていることがほとんどですね。
あとは、自伝本や自己啓発系の本も読んでてもそこまで違和感ないですね。
夜勤中に読んだ本は下のような本があります。
- 諦める力→諦める力のレビューはこちら
- 渋谷ではたらく社長の告白→渋谷ではたらく社長の告白のレビューはこちらから
- こんな僕でも社長になれた→こんな僕でも社長になれたのレビューはこちら
おすすめは、当然なんですけど精神科系の本ですよね。
精神科看護の雑誌とかは特集内容や看護技術系の内容をすぐに現場で実践できるんで、インプット&アウトプットができるんで最高の勉強方法ですよ。
インプットだけしてもすぐに忘れるし、すぐにアウトプットしつつ勉強でより精神科看護師として力をつけられるんで精神科看護師の夜勤は最高かもです。
・・・あ、忙しい日もあるんでそういう日は(´;ω;`)ってなりますね。
とはいえ、一般科のように点滴とか処置に追われて時間的にも精神的にも肉体的にも消耗しきるよりは、精神的に疲れるだけの精神科看護師のがいいかなと。
個人的には思っています。
もし、精神科看護師に興味が沸いた!転職したい!と考えた人は下の精神科看護師への転職マニュアルが参考になりますよ。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
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