こういった疑問にお答えします。
こんにちは。精神科看護師4年目のハチです。
結論、精神科看護師は筋肉注射は1日1回はあります。
この記事では下の内容を説明します。
- 精神科看護師は筋肉注射をする頻度が1件/日はある話
- どういう場合やケースに筋肉注射をするのか
- 精神科看護師でよくある質問
この記事を読めば、精神科看護師での筋肉注射回数や筋肉注射理由がわかります。
もし、精神科看護師への転職も考えている人にとってはかなり有益な記事になるのではないでしょうか。ぜひ読んで、精神科も転職先の候補として考えてみてください。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
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精神科看護師は筋肉注射をする頻度が1件/日はある話【多いと1~3件/日する】
精神科看護師はぶっちゃけ1日に1回はあります。多いときで筋肉注射は1~3件です。
と疑問に思いますよね。
実は精神科看護師は次のような理由で筋肉注射をするんですよね。
※あ、上の画像のようにニコニコして筋肉注射をするケースはほぼありませんね笑
精神科看護師の注射の種類はセレネース&アキネトンがほとんど。
精神科看護師が患者様に行う筋肉注射の種類は次のとおり。
- セレネース&アキネトン(通称セレアキ):不穏、せん妄、病的症状による衝動性対策
- セルシン:離脱症状対策
- レボトミン
- エビリファイデポ剤
- コロナワクチン
精神科看護師はどういう理由やどういうケースで筋肉注射をするのか
精神科で筋肉注射をするケースや筋肉注射をする理由は下のような患者の場合だけです。
- 不穏状態の患者
- 興奮状態の患者
- 持続性注射薬(デポ剤)をする患者
不穏や興奮状態の患者へは、セレネース®(ハロペリドール)の筋肉注射が多いですね。
パーキンソニズム症状が予測される場合には、アキネトン®(ビペリデン),アーテン®(塩酸トリヘキシフェニジル)などの抗Parkinson薬を追加して筋肉注射することもあります。
不穏状態の患者
不穏状態の患者への筋肉注射は精神科看護師の仕事でもっとも重要。
不穏状態って一言でいってもいろんな不穏状態がありますね。
- 統合失調症の精神症状による不穏
- 双極性感情障害の躁状態での不穏
- 物質使用障害の離脱せん妄による不穏
などなどが代表的。
もっと具体的に言えば、
- 幻覚や幻聴に左右されて、『黒い組織に狙われてるから帰らせて!』『殺されそうだから逃げさせて!』『悪口言われてるからタイマン張りに行くわ!』といった不穏状態
- 躁状態によって、居室の窓やベッド上に登ってしまったり、シーツやまくら、病衣を引き裂いたりしている不穏状態
- せん妄で支離滅裂で言動や行動がまとまらず休息がとれない不穏状態
こういったケースでは、自傷や他害のリスクがあることも多いので、不穏状態を改善するためにも抗精神病薬の注射を行うことが多いですね。
興奮状態の患者
興奮状態の患者へも筋肉注射をすることが多いです。
どうしても精神症状やせん妄による興奮してしまい、スタッフや他患者、患者自身を傷つけるリスクも高いからです。
具体的な興奮状態は下のような状態。
- 幻聴や幻覚で『お前らグルになって俺を嵌めようとしてるんだろ、これ以上したら俺も黙ってないぞ!』と暴力のリスクが高い興奮状態
- 離脱せん妄状態で『ここ危ないわ!なんか壁とか天井迫ってくるし帰らせて!帰れないんやったら押しのけてでもいくから!!』といったスタッフへ攻撃性がある状態
- 興奮状態で破壊行為がある状態
などなど。
興奮状態では内服や診察も難しいため、病む終えず筋肉注射を行うことが多いです。
また、拘束時に鎮静目的で行うこともあります。
持続性注射薬(デポ剤)
持続性注射薬(デポ剤)は、1回の注射で2~4週間交換が持続する注射薬です。
下のような種類があります。
持続性注射薬種類 | 持続期間 |
リスパダールコンスタ | 2週間 |
インヴェガ | 4週間 |
エビリファイ | 4週間 |
主には統合失調症の患者さんに対して使われます。
服薬を忘れがち、もしくは怠薬傾向の患者さんが受診時に筋肉注射を行って服薬管理するのに向いています。血中濃度も安定するので精神症状を安定させることができますね。
その他の精神科看護師がする医療行為の頻度
その他の精神科看護師がする医療行為は下のようなものがあります。
- 採血:0~5件→精神科看護師の採血頻度ってどのくらいかはコチラから
- 点滴:0~3件→精神科看護師の点滴頻度ってどのくらいかはコチラから
その他の精神科看護師によくある質問もまとめておきますね。
精神科看護師でよくある質問
こういった声にもお答えします。
下のとおりです。
- もし精神科看護師になるならどうしたらいい?
- 向き不向きを知りたい
- 精神科看護師のやりがいって?
- きついことってどんなこと?
- きつさ以外のストレスは?
順番に解説します。
精神科看護師になるにはどうしたらいいのか?
精神科看護師に転職したい、なりたいと思っているなら、
いますぐ行動でOK。
幸いなことに、精神科看護師に転職するマニュアルをまとめています。
そちらを確認してください。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
精神科看護師に向いているか向いていないか知りたい
精神科看護師に向いているか向いていないかは下のとおり。
精神科に向いている人には以下のような特徴があります。
- プライベートと仕事を両立できる
- 人と話すのが好き
- 相手のペースに合わせれる
- 根気強く心の強さがある
- 精神的に安定している
- 気持ちの切り替えがすぐできる
詳しくは下の記事で解説しています。
参考精神科看護師が向いている人の6つの特徴【精神科にいくなら知っておくべきこと】
精神科看護師のやりがいって何?
精神科看護の『やりがい&面白さ』は『看護力が治療に直結』すること。
下がやりがいの具体例。
- あなたの看護力を活かすことで患者が回復する
- 退院後をイメージしつつ長いスパンで関われる
- 精神看護だけじゃなく身体疾患の知識も必要
詳しくは下の記事で解説しています。
参考精神科看護の『やりがい&面白さ』は『看護力が治療に直結』するという話
精神科看護師のきついことって何?
精神科看護師のきついことは下のとおり。
- 暴言・暴力
- 妄想の対象になること
- 自分の一言の重みが大きいこと
- 患者の話を聞かなくてはいけないこと
このことは別の記事で解説しています。
参考精神科看護師の4つのきついこと【一般科看護師に比べたら時間的に楽です】
精神科看護師のストレスは?
精神科看護師のストレスは下のようなものがあります。
- 精神科領域の看護や知識が不足していると感じる
- 医師と患者の間に入るのが難しい
- 医師と看護師との価値観・意見が食い違う
- 患者の治療に理想と現実のギャップが大きい
- 患者からの暴力のリスクがある
- 患者からの暴言や被害妄想をもたれる
- 患者・家族の架け橋が難しい
詳しくは下の記事にまとめています。
参考精神科看護師のストレスは『無力感』という話【一般科に比べたらぬるゲー】
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精神科看護師の志望動機は?
精神科看護師の志望動機の書き方は下の記事にまとめています。
参考精神科看護師の志望動機の書き方や例文まとめ方【内定はぶっちゃけ余裕】
精神科看護師は筋肉注射が少ないから医療行為に苦手意識があるならオススメ
精神科看護師は筋肉注射や筋肉注射くらいしか医療行為がないので、看護技術や医療行為に自信がない、苦手という看護師さんにはオススメです。
ただ、全く医療行為がないわけではないので最低限したの記事で紹介することは勉強しておきましょう。
参考精神科看護師へ転職で勉強すべきこと4選【結論:病気・薬・コミュ力・行動制限が重要】
いずれにしても、私は保健師から精神科看護師にいきなり転職してもある程度は仕事ができるようになりました。
もし、今の仕事や看護に疑問があるのなら、コミュニケーション技術が中心で患者との関わりをたくさん持てる精神科看護師はおすすめですね。
むしろ、そのまま看護の業務に忙殺される方が危険かもしれません。
いずれにしても精神科看護師に少し興味が出たという人はまず下の記事で精神科看護師への転職に仕方を確認しておくと良いかも。
後の行動はあなた次第。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
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