- 退職の意思表示ってどうやって伝えたらいいのかなぁ?
- どのタイミングで看護師長に伝えればいいのかなぁ?
- 引き止められないためにはどうしたらいいの?
看護師が退職の意思を固めて、いざ看護師長に伝えようと思うと上のように悩みがち。
この記事では看護師の退職理由や退職の意思表示の方法を徹底的に調べ上げた管理人が、看護師の退職理由の伝え方と退職の意思表示から退職までの流れを徹底解説しています。
引き止められたくないあなた。
この記事を読めば看護師長に引き止められない退職理由の伝え方をマスターできますよ。
退職理由を伝えるときに重要なのが退職理由。退職理由の考え方やネガティブな理由をポジティブな理由に変えたいというあなたは下の記事が参考になります。
- 【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
- 【悲報】新人看護師7つの退職理由【引き止められない退職手順も】
- 円満退職する看護師がした3つの秘訣【退職理由とタイミングが重要】
- 【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【円満退職する伝え方&事例】
また退職の流れは『【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&流れを徹底解説』『【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】』が参考になりますよ。
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看護師の退職理由で多いものは?
厚生労働省の調査『看護職員就業状況等実態調査結果(平成22年8月~平成23年1月)』によると下のとおりまとめられます。
順位 | 退職理由 | 割合 |
1位 | 出産・育児のため | 22.1% |
2位 | 結婚のため | 17.7% |
3位 | 他施設への興味 | 15.1% |
4位 | 人間関係がよくないため | 12.8% |
5位 | 超過勤務が多いため | 10.5% |
6位 | 通勤が困難なため | 10.4% |
7位 | 休暇がとれない・とりづらいため | 10.3% |
8位 | 夜勤の負担が大きいため | 9.7% |
9位 | 医療事故への不安があるため | 9.6% |
10位 | 本人の健康問題のため | 8.6% |
11位 | 家族の健康問題・介護のため | 6.9% |
その他 | 19.7% |
結婚や出産、育児といったライフイベントによる要因も多いですが、職場の人間関係が悪い、超過勤務が多い、休みがとれないといった職場環境環境による要因も強いとわかります。
また退職理由はネガティブなものだけでなく、ポジティブな理由も多く『他施設への興味(15.1%)』『キャリアアップの機会がないため(4.4%)』といったものあります。
看護師が嫌になったわけでなく、前向きに退職した人も多く見受けられます。
看護師の退職理由の伝え方
看護師の退職理由の伝え方は下のとおり。
- 最初に退職の意思を伝えるのは師長
- 就業規則で定められた期間内に伝える
- できれば退職の意思表示は退職日の3ヶ月前に伝える
- 看護師長に直接対面で伝える
- 退職日や最終出社日は退職届に残し提出する
- 退職日を迎える
順番に解説します。
もっと詳しい退職手順や流れは『【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&流れを徹底解説』で解説しています。
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【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&やめ方の流れ【理由別の対処方法と注意点】
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最初に退職の意思を伝えるのは師長
退職や転職を決めたら、最初に退職の意思を伝えるのはあなたの病棟の看護師長(直属の上司)です。
これはなにかで決められているわけではなく、看護師業界にある暗黙の了解。
一般的な会社員も自分の直属の上司へ最初に退職の意思を伝えるので通例にしたがってください。
誤っても、看護師長を飛び越えて看護部長へ先に退職の意思を伝えないように注意してください。
看護部長に先に伝えると退職までの間にものすごーーーく気まずい雰囲気で仕事をしないといけなくなるかも。
なぜなら、看護部長に先に退職の意思を伝えると、看護師長のメンツを潰すことになるから。
「看護師長に伝えたくないから」と暗に伝わり、「看護師長の管理不足やマネジメント不足、コミュニケーション不足が原因で辞める」とあなたがいっているようなもの。
また、看護師長に退職の意思を伝えるまえに同僚や先輩看護師に「退職する」と言わないようにしましょう。
なぜなら、看護師の噂は一気に広まるから。看護師長に直接伝える前に看護師長の耳に入ってしまうと引き止めにあいやすくなったり、常識のない人とレッテルを貼られて辞めるまで関係が悪くなり円満退職が難しくなるからです。
最初に退職の意思を伝えるのは看護師長です。
退職時期に迷っているあなた。実は退職の時期は下の基準で具体的な時期を決めたらOKです。
- 自分の辞めたい気持ちが完全に固まっている
- ボーナス時期に合わせて辞める
看護師が退職する具体的な時期の決め方は下の記事で詳しく解説しています。
参考円満退職する看護師がすべきことは『○○』だった【退職理由とタイミングが重要】
看護師長にどう退職理由を伝える?
円満退職するためには看護師長にどう退職理由を伝えるかが重要です。
ここでは円満退職におすすめの退職理由を紹介していきます。
看護師が引き止められにくい退職理由
看護師が引き止めれにくい退職理由は次のようなものがあります。
- 体調不良のため
- 引っ越しのため
- 結婚や出産のため
- 家族の介護のため
- 自営業を継ぐため
- スキルアップのため
- 認定看護師や専門看護師取得のため
ここで挙げたものは、止む終えない理由のものが多く引き止められにくいです。
ただ注意が必要なのは、明らかに嘘の退職理由はNGです。
例えば、スキルアップのために転職をしたいといって、転職した先が認定看護師や専門看護師の資格を取得する後押しをしない病院だったらどうでしょう。また、家族の介護のためといって実家から遠い病院に勤めていたら本末転倒ですよね。
引き止めらにくい退職理由は『【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】』で詳しくまとめているのでぜひ参考にしてください。
看護師が引き止められる退職理由
看護師が引き止めれやすい退職理由は下の4つがあります。
- 給料が低い
- 人間関係が悪い
- 残業が多い
このようなネガティブな理由は引き止められやすい傾向にあります。
また、この他にも引き止められやすい看護師の特徴も下のとおりまとめられます。
- 退職理由を聞かれても曖昧に答える
- その場しのぎで理由答える、違うことをいう
引き止められたくない看護師さんは『【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】』を参考にして引き止められにくい退職理由を練ってから看護師長へ伝えましょう。
参考 【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】
退職を申し出るタイミングや時期も大切
退職を申し出るタイミングや時期も重要です。
退職の申し出るのが何月かによっても、看護師長から引き止められにくさも違います。
次の項目で就業規則について解説をしますが、ざっと何月がおすすめかを解説しておくと下のとおりです。
- 3月(年度末)
- 6月(ボーナス時期)
- 12月(ボーナス時期)
転職の意思が決まった段階で、転職先に入職する日を擦り合わせて、その上で退職日も決定します。そのため入職日が決まったらその2~3ヶ月前には退職の意思を看護師長に伝えましょう。
退職の申し出る時期や何月に伝えるのがよいかは『【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】』にまとめています。
就業規則で定められた期間内に伝える
看護師が退職理由を伝えるときには、就業規則で定められた期間内に退職理由を伝えることが重要です。
と法律詳しいあなたなら思うかもしれません。
実は、民法627条1項に規定で退職する2週間前までに退職の意思を伝えればいいことになっています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
「法律上は2週間前だから看護師も辞める2週間前に退職の意思伝えればよくね?」と安易に思う人はいないと思いますが、一応確認しておきます。
看護師はシフト制のため辞める2週間前に申し出されても確実に引き止めにあります。
そこで、でてくるのが就業規則です。各病院や施設には必ず就業規則があり、就業規則にはその病院や施設で働く労働者のルールが書かれています。
法律よりも就業規則を優先して退職理由を伝えるべき理由は、就業規則を無視すると退職できない、もしくは退職金が減額される可能性があるからです。
まず就業規則を無視して退職の意思を伝えると退職できない可能性がある理由から解説します。
その理由は簡単で看護師長から「就業規則を無視しているからあなたが希望する時期には退職できません。」と引き止められるからです。
円満退職じゃなくていいからいますぐ辞めたいという人は強行突破せずに退職代行サービスを使うのがベターですよ。
就業規則を守らないと退職金が減額される可能性がある理由は、就業規則には退職規定を守らないと減額すると書かれているからです。
退職の申し出は期間は1ヶ月とする。この期間より短い場合には退職金を減額・服務規則違反とする。
しかし退職金は一般的な法律上の定めはありません。退職金は病院や施設ごとで独自に規定されているところがほとんどなので退職金が減額されても泣き寝入りになることもあります。
退職金については一般的な法律上の定めはなく、退職金は必ず支給しなければならないものではありません。 支給する場合には、どのような条件で、どういう計算で、いくらの金額の退職金を支給するかを、契約で定めることになります。 就業規則に定めることが必要になります。
就業規則を無視したくなる気持ちはすごーーーくわかるのですが、基本的には就業規則を守りましょう。どうしても退職できず就業規則を守れないときには強行突破するしかないです。
最後に就業規則や法律を守るのはもちろんのこと、自分が辞めたいという理由だけで短い期間で辞めてしまうと同僚や先輩看護師に迷惑をかけます。
と思うかもですが、看護師業界はとても狭い業界。いまの職場で強引にやめてしまうと看護師長、同僚、先輩から悪い噂が簡単に別病院へと伝わっていきます。
シフトの混乱や受け持ち看護師の交代で、同僚に迷惑をかけるよりも立つ鳥跡を濁さずの精神で就業規則に則って辞めるのがベターです。
看護師のどう応募求人への退職理由に伝える?
退職の意志を看護師長へ伝えるのも大切ですが、転職先の応募求人への退職理由をマイナス評価にならないように伝えることも大切です。
求人応募の面接では必ず『前職を辞めた退職理由を教えて下さい』と聞かれます。
注意としては、看護師長に伝えた退職理由とは違うものをいったほうがいいということ。もっというと本音の退職理由をそのまま伝えるのはダメです。
おすすめの退職理由は下のとおり。
- スキルアップしたい
- 違う分野の看護技術を学びたい
- 急性期の看護も経験したい
ダメな退職理由 | 求人先の反応 | ポジティブな言い換え退職理由 |
給料が少ない | ・お金が理由で転職された困るしうちもそこまでたくさん出せない ・給料を高くできるけどそれだけの看護や仕事をしてもらわないと困る | 稼ぎたいというよりは、何かしらやむ終えない事情で給料を増やす必要があると伝える ・夫がコロナの関係で収入が減ったので世帯収入を増やしたい ・子どもの学費を捻出するためにもより給料の高い場所に仕事したい |
人間関係が悪い | ・チーム医療を展開できるだろうか ・協調性やチームワークが欠ける人ではないだろうか ・人間関係が悪い原因になっていないだろうか、改善する努力ができるだろうか | 職場の人間関係が悪いと言わず、環境を変えたいとスキルアップ方面に言い換える ・チーム医療を展開できるようにより多職種と連携できる環境に身を置きたい ・慢性期病棟ではなく急性期に身をおいてより看護スキルアップしたい |
体調を崩した | ・精神的に不安定な人だろうか ・採用した後に体調を崩して退職しないだろうか | 身体や精神的にきつくない診療科を希望しているというより、違う分野の診療科を希望すると単純に言い換える ・今までと違う診療科に勤めたい |
残業が多い | ・うちも病棟によっては残業が必要になる ・残業にならない努力をしているだろうか | ・育児のために夕方まで勤務できる病棟を希望します。 |
基本的には上記の4つの退職理由を本音で伝えるのはダメです。
前職の不満や愚痴があろうと、そのまま転職先の求人に伝えるのは転職が成功しないのでやめましょう。
できれば退職の意思表示は退職日の3ヶ月前に伝える【就業規則の○ヶ月前+1ヶ月前がベスト】
就業規則に則るのが基本と話しましたが、できれば看護師長への退職の意思表示は退職日の3ヶ月前に伝えましょう。細かくいうと、就業規則の「○ヶ月前」にプラス1ヶ月前に退職の意思を伝えましょう。
- 3月31日に退職したいのなら、退職の意思表示は12月末。
- 6月30日に退職したいのなら、退職の意思表示は3月末。
なぜ3ヶ月前に退職の意思を伝えてほしいのかというと、現実的に考えて退職の1ヶ月前や2ヶ月前だと看護師長がシフト調整するのが困難だからです。
と思っていて、いざ就業規則に合わせて退職意思を伝えたら「シフトの調整が難しいから1ヶ月延長させてほしい」と看護師長から止む終えない引き止め理由を言われるかもしれません。
強引に「就業規則に書いてあるから退職します!!」といって退職すると退職までの期間に看護師長や同僚看護師、先輩看護師、お局看護師との間に大きな軋轢を生みかねません。
なので就業規則に書いている時期よりも早めに退職の意思を伝えましょう。
3ヶ月と書きましたが、「就業規則の○ヶ月前」+1ヶ月前までに退職の意思を看護師長に伝えましょう。
退職の意思や退職理由は直属の上司へ伝える
就業規則を確認して、だいたいの退職日や入職日を決めたら、直属の上司である看護師長に退職の意思と退職理由を伝えましょう。
間違っても、同僚に先にいったり、先輩看護師経由で伝えたり、主任看護師や副看護師長に伝えたりしてはいけません。
病院によっては看護師長よりも看護部長に直接伝えることが通例になっている場合もあるかもしれませんが、基本的には看護師長に一番初めに伝えましょう。
看護師長に直接対面で退職理由を伝える
看護師長には直接対面で退職理由を伝えましょう。
ここで退職の意思を伝える方法でやりがちな失敗を確認しておきます。
- メモ紙や書面で退職の意思を伝える
- 先輩看護師や主任看護師、副看護師長経由で退職の意思を伝える
- 電話やメール、電子カルテの連絡システム経由で退職の意思を伝える
看護師長に直接対面で退職の意志を伝える方法は下のとおり。
- 看護師長が手があいているタイミングを狙う→委員会の時間やシフトを作っていて忙しい時間帯を避ける
- 看護師長が一人になったタイミングを見計らって「ちょっと個室で相談したいことがあるのですが・・・」と切り出す
- 別室や個室にて他の同僚看護師がいないところへ移動
- 退職の意思と退職理由を伝える
- 具体的な退職日を決める
ちなみに看護師が引き止められにくい退職理由は下の記事で詳しく解説しています。
参考【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】
また看護師におすすめの嘘の退職理由は下の記事で詳しく解説しています。
参考【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【円満退職する伝え方&事例】
上の流れで看護師長に退職理由を伝えても確実に下のような引き止めにあいます。
- 「もう少しだけ引き延ばせないか?」
- 「他の子達も辞めたいのを必死で我慢してやってるのよ」
- 「数日考え直してもらって後日改めて気持ちをきいてもいい?」
この引き止めにあったときはっきりと退職の意志は堅いことを伝えましょう。
曖昧な返事で「まだ決めかねてるんですよね…」「もう少しなら時期をずらせます…」といった対応をすると看護師長の思うツボです。
看護師長の気持ちに配慮しつつもハッキリと辞める意思を伝えましょう。
最後に看護師長に退職の意志を伝えるとき、重要なのが具体的な退職日や最終出社日を決めること。
と感じたあなた。あなたは危険です。
退職の意思を伝えた後に看護師長から避けられて具体的な日にちを決めれず「退職の意思は聞いたけど具体的な日は聞いてなかったから諦めたのかと思った」などと引き伸ばしに合うことがあります。
看護師長に退職の意思を伝えるときには必ず退職理由と具体的な退職日を決めましょう。
退職日や最終出社日は退職届に残し提出する
看護師長に退職の意思や退職理由を伝えて了承を得たら、正式な退職日や最終出社日は退職届に残し提出しましょう。
なぜなら、看護師長が勘違いしていたり、引き伸ばしのためにわざと退職日を忘れたといったりするからです。
上司から退職希望日を聞かれようが聞かれまいがしっかりと正式な退職日を決めましょう。できれば1ヶ月以上先~2ヶ月程先の予定で正式な退職日を伝えるとトラブルを避けられます。1ヶ月よりも短い日程で伝えると、引き止めに合ったり、シフト調整がうまくいかず看護師長や同僚に迷惑をかけてしまいます。
このようなトラブルや認識違いを防ぐ意味でも、退職日と再出社日を退職届という書面で残し提出してしまいましょう。
余談ですが、有休消化する予定なら早めに相談しましょう。看護業界では有休消化させてくれないケースが多いですが有休はあなたの権利。有休をお金に変換してくれる病院もありますが法律に規定されているわけでもないので有休をつかえず泣き寝入りした看護師もあとを絶ちません。
看護師長とシフト調整の相談をして逆算の上で退職日や最終出社日を決めて書面に残しておきましょう。
退職届を作成し看護師長に提出する
前述のとおり、正式な退職日や正式な最終出勤日が決まったら退職届を作成し看護師長に提出しましょう。
退職届の書き方は正式なものはありませんし、病院によっては退職届のフォーマットがあるのでそれに則って書きましょう。
仮に正式なフォーマットがなければ自分で用意しましょう。
退職届の書き方は『退職願・退職届の書き方・例文』を参考にしてください。
また退職願は提出後に『退職をやめて現職を続行したい!!』と切り替わったときに撤回ができますが、退職届は受理されると撤回はできません。
退職日を迎える
あとは退職日を迎えるだけです。
退職日までに下のことをしなくてはいけません。
- ロッカーや病棟の自分のスペースの片付けと整理整頓
- 委員会や担当業務の引き継ぎ書の作成
- 次期担当者への口頭での引き継ぎ
- お世話になった人への挨拶回り
- 送別会への参加
- 退職手続き
退職日までに引き継ぎや挨拶回りは抜かりなくやって次の転職先に備えましょう。
看護師が円満退職するための5の注意点
円満退職するために退職理由を伝えるときの注意点もおさらいしておきます。
- 引き止められないためには嘘でも止む終えない退職理由を使う
- 退職の意思はなるべく早く伝える
- 引き継ぎをしっかりとする
- 正式な退職日を書面に残す
- 備品を返却し、重要書類の受け取る
順番に解説します。
嘘でも止む終えない退職理由を使う
退職理由は、嘘でも止む終えない退職理由を使いましょう。
なぜなら、退職理由を無難なものにしてしまうと引き止められる確率が上がるから。
止む終えない退職理由とは下のとおり。
- 体調不良のため
- 引っ越しのため
- 結婚や出産のため
- 家族の介護のため
- 自営業を継ぐため
- スキルアップのため
- 認定看護師や専門看護師取得のため
上の7つは止む終えない退職理由に見えますし引き止められにくい退職理由です。
もっと詳しく看護師が引き止められない退職理由を知りたいあなたは下の記事を参考にしてください。
参考【効果バツグン】看護師が引き止められない退職理由7選【強い引き伸ばしの断り方】
また嘘でもいいから引き止められにくい退職理由は下のとおり。
- 体調不良のため
- 親の介護のため
- スキルアップのため
- 結婚や出産、育児のため
- 夫や家族の引っ越しのため
嘘でも引き止められにくい退職理由を伝えるコツが知りたいあなたは下の記事を参考にしてください。
参考【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【円満退職する伝え方&事例】
退職の意思はなるべく早く伝える
退職の意思はなるべく早く伝えましょう。
なぜなら、退職の意思を伝えるのが遅くなればそれだけ退職の時期も遅くなるから。
退職の意思を伝えてから退職日の日程調整をする看護師長も多いですが注意してください。
先程も確認しましたが、就業規則で「退職する場合3ヶ月前までに申し出なければならない」としているところもあります。
病院や施設側も早めにいってもらうとあなたの代わりになる新しい看護師の採用の準備ができいます。
退職の意思を伝えるのをダラダラと先延ばしにするよりは、早めに伝えたほうがあなたにも病院側にもメリットがあるわけです。
退職理由を伝えるときに重要なのが退職理由。退職理由の考え方やネガティブな理由をポジティブな理由に変えたいというあなたは下の記事が参考になります。
参考【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
引き継ぎをしっかりとする
退職前には、あなたの後任者へ引き継ぎを行いましょう。
引き継ぎのポイントは下のとおり。
- 看護師長に後任者を決める
- 引き継ぎの日を決める
- 引き継ぎ前に引き継ぎ書・手順書を作成する
引き継ぎは早めに終わらせておくと安心ですが、少なくとも1ヶ月~1ヶ月半の以内に終わらせましょう。
早めに終わらせておくと、その間にわからないことがあっても後任者があなたに確認する時間があります。
正式な退職日を書面に残す
先程も伝えましたが、正式な退職日や最終出勤日を書面に残しておきましょう。
退職日や最終出勤日は看護師長と口頭のやり取りで終える人が多いですが危険です。
なぜなら、口頭で退職日を決めただけで後々看護師長から別の日を伝えられたり、ずらされたりするリスクがあります。
後々このようなトラブルが起きないように退職日や最終出勤日は書面に残して看護師長と共有しておくことをおすすめします。
備品を返却し、重要書類の受け取る
退職時には病院から受け取ったユニフォームやカードキーなどの備品を返却しなくてはいけません。また離職票や源泉徴収票などの転職先に提出つする書類を受け取らないといけません。
これらのことは退職日にすべてやるのではなく準備して順番に終わらせておきましょう。特に退職の重要書類は転職先に提出する関係で確実に受け取れる日は確認しておきましょう。退職後に郵送で送られてくる場合もあるので転職先の病院を待たせる時間も考慮しておきます。
ちなみに病院や職場に返却物、職場から受け取る重要書類やものは下のとおり。
病院や職場への返却物 | 健康保険証、職員証、ユニフォーム、靴、鍵、パソコン、USB、ファイル、職員バッチ、連絡先などの機密資料など |
職場から受け取る重要書類やもの | 離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票、年金手帳など |
【まとめ】退職理由の伝え方で看護師の円満退職は決まる
看護師が円満退職したいのなら、退職理由を上手に伝えるのが大切。
ここで紹介した退職理由の伝え方をぜひ事前して転職や退職をスムーズにすすめていきましょう。
ちなみに退職理由に関しては下の記事たちが参考になります。
- 【43サイト徹底比較】看護師の退職理由と例文6選【意思表示の伝え方と注意点も解説】
- 【悲報】新人看護師7つの退職理由【引き止められない退職手順も】
- 円満退職する看護師がした3つの秘訣【退職理由とタイミングが重要】
- 【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【円満退職する伝え方&事例】
また退職の流れは『【失敗しない】看護師の10つの円満退職の手順&流れを徹底解説』『【期間を解決】看護師の転職・退職活動は何ヶ月前に始める?【申し出時期は3ヶ月前!】』が参考になりますよ。