看護技術

【93.5%成功】点滴手技とルート確保の手順・コツを徹底解説【画像23枚でどこよりもわかりやすい】

2020年6月15日

【93.5%成功】点滴手技とルート確保の手順・コツを徹底解説【画像23枚でどこよりもわかりやすい】
悩む看護師
  • 久しぶりに点滴するけど心配だな?
  • 点滴の手順ってどんなだったかな?
  • 失敗したくないし点滴のコツとかないかな?


と疑問に感じたことはありませんか?

看護師をしていると、避けては通れないのが点滴の留置です。

看護師にとっては点滴や採血は花形業務である一方で、苦手にしている看護師も少なくありません。

当サイトの管理人も精神科に勤務しているので、アルコール依存症や薬物依存症の患者が来ない限りは点滴の留置をしないので、来たらドキドキしてしまいます(笑)さすがに数をこなしてるので点滴留置はできますけどね(笑)

 

今回は、看護師の必須技術である点滴の手順やコツを解説していきます。

 
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看護のお仕事

点滴必要物品を準備して、患者の本人確認をする

点滴の指示を確認しながら点滴ラインを組みます。

指示書を傍らに置いて、薬剤アンプルや輸液バックを指差し確認、声出し確認しながら確認を行います。一つ一つ指示書の薬剤名の横をペケで印をつけながら行うと間違いが少なくなります。

点滴に必要な物品をトレーに乗せて、不足物品がにないように準備します。点滴留置針を刺した後にドレッシング材がないとわかっても取りに行くのは難儀です。
点滴必要物品を準備して、患者の本人確認をする

患者の本人確認は5Rの確認に従いながら行います。また点滴の目的やどのような方法で行うのか必ず説明を行います。

指示書通りに点滴ラインを組むのは当然ですが、患者のバイタルサイン、全身状態、アレルギー、既往などを確認してアクシデント防止に努めましょう。

【STEP1】点滴で使うものを使いやすいように準備する

点滴で使うものを使いやすいように準備する
点滴をするときには、留置針を刺して、ルート接続、滴下確認などとやることが満載です。

点滴留置針を刺す前に、留置針固定用テープの準備、ルートキャップをゆるめる、トレーの中を使いやすいようにセットする、

バイオボックスを捨てやすい位置にするなどなど、自分が点滴をしてからの動きをイメージしながら患者の側に整理して準備しておきましょう。

焦りは失敗を生みますので、万全の体制で点滴に挑みましょう。

【STEP2】駆血帯を巻く

患者の点滴留置針を刺す場所を露出させて、駆血帯を巻きます。
患者の点滴留置針を刺す場所を露出させて、駆血帯を巻きます。

駆血帯がゴムだけのもの、クリップ付きのものさまざまです。クリップ付き駆血帯で巻くときには、駆血帯で患者の肉を挟まないように注意しましょう。看護師人生、必ず一回はしますよね笑

駆血帯を巻く位置は穿刺部位よら10cm程中枢側に巻くのがベストです。駆血帯より遠い位置で刺すときには血管の怒張が弱いです。

そうは言いつつも上腕に駆血帯を巻くことがほとんどですけどね(笑)

駆血帯を巻きすぎるとカリウムの値が高くなる偽性高カリウム血症になったり、患者の腕が痺れてきたりしますので注意が必要です。

 

看護のお仕事

【STEP3】点滴留置針を刺す場所を決める

駆血帯を巻く時と、血管が怒張しますので、点滴留置針を刺す場所を視覚的に、触知的に探し、点滴を留置する場所を決めます

点滴留置針を指す血管は、まっすぐで弾力があるものがベストですが、ケースバイケースで柔軟に対応しましょう。

患者がよく点滴をしている患者であればよく点滴を留置しているところを聞くのも一つの手です。

点滴留置に適した血管と適さない血管がありますので確認しておきましょう。

 

点滴に適した血管

点滴留置に適した血管とは、まっすぐで弾力があり、関節部や利き手ではない血管です。

 

  • まっすぐ
  • 弾力がある
  • 留置針の長さが十分入る長さ
  • 関節の可動部位ではない
  • 利き手ではない

 

点滴留置に適した血管とは、まっすぐで弾力があり、関節部や利き手ではない血管

 

上の図の通り、まっすぐであること、紫色に見えるのが静脈ですし、仮に紫色に色がついていなくても、表層にプクッと浮き上がっていれば静脈ですので点滴留置に適しています。

また、Y字に分かれている又の部分からまっすぐに伸びている血管は、血管が逃げにくく点滴がしやすいです。

最後に重要なのは、点滴留置針が入る十分な長さがあるです。

長さが十分でないと、留置針が血管を突き破ったり、うまく血管内に留置できなかったりします。

 

また見かけだけでなく、自分の手で血管を触って血管の弾力や硬さを確認しましょう。
自分の手で血管を触って血管の弾力や硬さを確認しましょう
血管を実際に触ってみて、ググっと、プニプニっと弾力があるものが点滴留置に適した血管です。

仮に触れてみてコリコリ、カチカチしている場合には避けたほうがよい血管です。コリコリ、カチカチした血管は触ればわかりますが、視覚的、触知的には左右に動く(逃げる)ので、良い血管かは触ってみて判断しましょう。

 

最悪、 血管がまっすぐで弾力があり、関節部や利き手ではないことという条件を満たしていれば、点滴留置に適した血管と言えます。

優先順位はありますが、最低限血管がまっすぐでないと留置しにくいので状況に合わせて血管を選択しましょう。

ちなみに下のように手首近くの血管(橈側皮静脈)は怒張していることが多く、点滴をしたくなります。しかしそこは採血・点滴を避けるべき神経損傷のリスクのある穿刺部位でもあります。

手首近くの血管(橈側皮静脈)は怒張していることが多く、点滴をしたくなります。しかしそこは採血・点滴を避けるべき神経損傷のリスクのある穿刺部位

しかしすぐ横に橈骨神経が走行しているので、他の場所を探してもどうしても見つからないときの最終手段としておきましょう。神経損傷のリスクを避けるのも看護師に求められる能力の一つですよ。

点滴留置に適さない血管の特徴

  • 蛇行している
  • 血管がカチカチ
  • 血管が点滴を留置するには短い
  • 肘正中静脈などの関節部位
  • 患者の利き腕

逆に点滴留置に適さない血管の特徴は、視覚的にも触知的にもクニャクニャと蛇行している血管です。また血管がカチカチで、触れると左右にグニャグニャと動き回るものも点滴留置には適しません

蛇行している血管は、点滴留置針を刺したときに、血管を貫通させやすいです。また仮に穿刺に成功しても留置針が中で曲がったり、折れてしまったりと留置が上手くできません。

カチカチの血管は、血管壁が硬く脆く破れやすい血管です。刺した拍子に血管が破れてしまい、内出血して留置できなかったり、血管が硬く針から逃げて行ったりします。

また、関節部は患者の動きを制限しますので、なるべく避けるべきです。患者が関節を曲げたときに点滴の滴下が止まることもあります。

ただ、点滴に適した血管がなく病む終えないときにはその限りではありません。点滴1本や短時間で終わる抗生剤などであれば、正中で点滴を行ってもよいと思います。

利き手は言わずもがな患者を不便にさせるので避けるべきです。

ベットに臥床しがちな患者であれば、ベットに臥床したときに、ベットと接してしまう部位は、疼痛や点滴が漏れる原因になりますので、避けるべきです。

【STEP4】点滴留置針を刺す部位を消毒する

点滴留置針を刺す部位を消毒する
点滴留置針を刺すところを中心から円を描くように消毒をします。

刺すところ以外の場所も広めに消毒して置きましょう。なぜなら、この後血管を固定するときに皮膚を引っ張るので、今の皮膚の位置からすこしずれてしまうからです。

アルコール消毒の場合にはアルコールが飛ぶ(揮発する)ときに消毒効果を発揮するので、しっかりと乾燥させます。

【STEP5】皮膚を引っ張って血管を固定する

皮膚を引っ張って血管を固定する
点滴留置針を持っている手と逆の手の親指(人差し指)で、穿刺部位から数㎝下を引っ張り、血管が動かないように固定します。

ちなみに、血管の走行に合わせて抹消側に引っ張ると、血管にうっ血していた血液が流れてしまい、血管の浮き上がりが消えてしまい、血管を見失ってしまいます

 

穿刺部位から抹消側やや斜め側に引っ張ることで、血管が消えずに固定することができます血管を押さえて固定するのではなく、血管の上にある皮膚を引っ張り抑え付けるイメージで固定するとうまくいきます。

血管の斜め下方面に引っ張ることで、点滴留置針を穿刺する(刺すときに)に、固定している手が邪魔になりません

やってみてればわかりますが、意外と固定している側の手が邪魔ってことがよくあります(笑)

 

 

血管が動かないことが重要なため、さまざまな固定方法があります。

例えば上の図に示したように、患者の腕の下に手を入れ込んで、左右に引っ張り広げて固定する方法もあります。管理人は意外とこれが多いかも。左手が点滴サーフローを刺すときに邪魔にならないのもGOODですよね。
血管が固定できて、針刺し事故を起こさない方法であれば、血管を固定する方法は、自分独自の方法でよいと思います。そのほかの方法はあまり思い浮かびませんが、血管が固定できて、針刺し事故を起こさない方法であれば、血管を固定する方法は、自分独自の方法でよいと思います。

【STEP6】点滴留置針を血管内へ穿刺する(刺す)

皮膚から血管に針を刺す

点滴留置針を血管内へ穿刺する(刺す)
血管を固定して穿刺部位を決めたら、いよいよ点滴留置針を皮膚から穿刺して、血管内へ留置します。穿刺したい血管の数㎜手前から針を刺していきます

 

滴留置針を皮膚から穿刺して、血管内へ留置します。穿刺したい血管の数㎜手前から針を刺していきます。

 

留置針を指す角度は5~20°と言われていますが、患者それぞれで穿刺しやすい角度は違いますので、経験数をこなして慣れていくことが大切です。
留置針を指す角度は5~20°と言われていますが、患者それぞれで穿刺しやすい角度は違いますので、経験数をこなして慣れていくことが大切

 

健康体な方の血管であればどのような角度で入れてもたいていは成功します。

しかし、高齢者や栄養状態が悪い患者だと浅い角度(5~10°)では血管がカチカチ、元気がなく、血管が針をはじいたり、逃げたりして、血管内にうまく入りません

血管が硬くうまく入らない場合には角度をきつくしてまず血管に刺し入れましょう。血管内に入ってから、点滴留置針の角度を浅くして血管内に留置します。

 

点滴留置針内への逆血を確認して留置針を血管内へ進める

皮膚と血管の間を針が通る時がもっとも痛みを感じるので、できれば下の図のように、躊躇せずにスッと指すと「痛くない点滴をする看護師」になれますよ。

点滴留置針内への逆血を確認して留置針を血管内へ進める
留置針が血管内へしっかり入っていれば、留置針内に血液が逆流してきます。
留置針が血管内へしっかり入っていれば、留置針内に血液が逆流してきます

点滴留置針内に逆血してくる血液の量で血管内に留置針がしっかりと挿入できているかわかります。
点滴留置針内に逆血してくる血液の量で血管内に留置針がしっかりと挿入できているかわかります。
例えば、血管内を外れてしまっている場合には十分な量が逆血してきません。

留置針の種類によって逆血してくる量は違いますが、私の病院で使っているメディキット株式会社のスーパーキャスであれば、持ち手の半分ほどまで逆血が確認できれば血管内に入っています。

逆血が十分になくても入っていることもありますが、こればかりは経験で得ていく感覚です。
私の病院で使っているメディキット株式会社のスーパーキャスであれば、持ち手の半分ほどまで逆血が確認できれば血管内に入っています。

 

 

点滴留置針内に逆血があれば、血管に入ったサインですので、針の角度を浅くしてより、奥に挿入していきます。
点滴留置針内に逆血があれば、血管に入ったサインですので、針の角度を浅くしてより、奥に挿入していきます。

 

 

ある程度点滴留置針を挿入できたら、駆血帯を外し、点滴留置針の内筒を格納して、点滴留置針の外筒を血管内へ留置します。
駆血帯を外し、点滴留置針の内筒を格納して、点滴留置針の外筒を血管内へ留置
点滴留置針によって異なりますが、最近の点滴留置針は針刺し事故防止のため、ボタンを押すと留置針の内筒だけが格納される仕組みになっています。

人差し指で留置針の外筒を押さえて、留置針の格納ボタンを押して内筒を格納します。

人によっては、点滴留置針の外筒を押さえながら留置針を引き、外筒と内筒を少し外してから格納ボタンを押す看護師もいます。

この辺は手技が必ずこうしなさいというものはありません。(※もしかしたらあるのかもしれません。間違っていたら教えてください笑)自分のやりやすい方法で留置針を留置しましょう。

留置針の内筒を格納して、留置針の外筒を血管内までしっかりと挿入します。

皮膚に見えている留置針の外筒が見えなくなればOKです。しっかりと挿入しないと、患者の体動で抜けてしまったり、血管から漏れてしまう原因になります。

【STEP7】駆血帯を外し、内筒と外筒を分離する。

駆血帯を外し、内筒と外筒を分離する。
血管内に留置したら留置針の内筒と外筒を分離してます。

駆血帯を外し、分離する際には、留置針の入っている血管を抑えながら分離しないと血液が逆流してしまいます

焦っていると抑え忘れて患者の腕が大変なことになります(笑)

最近の留置針には血管を抑えなくても、逆流防止弁がついていることもありますが、どの医療機関のどの器具でもできるように癖として覚えておきましょう。

内筒と外筒を分離するときに、外筒がつられて抜けてしまうことがありますので、しっかりと外筒を押さえながら分離しましょう。

【STEP8】点滴ルートと留置針外筒を接続する。

点滴ルートと留置針外筒を接続する。
留置針の外筒に点滴ルートを素早く接続します。

このときに留置針の外筒や点滴ルートの接続部を汚染しないように注意しながら行いましょう。

上手く血管の中に点滴留置針が入っていれば、点滴ルートを接続したときに点滴ルート内に血液が逆血してきます接続があまいと血液が漏れてきたり、点滴薬液が漏れてきたりしますので、しっかりと接続します。

【STEP9】点滴を滴下して血管内に入っていることを確認する

点滴を滴下して血管内に入っていることを確認する
点滴のクレンメを操作して、滴下して血管内に留置できていることを確認します。

このとき、患者に「痛みはありませんか」「痺れはありませんか」と確認しながら、留置針周辺を観察します。

患者に疼痛がなく穿刺部位の腫脹がなく、滴下がスムーズであれば留置針の留置ができています。もし、点滴が漏れていると挿入部位・留置針周辺がプクっと、どんどん膨れ上がってくるので良く観察をしましょう。

血管に入っていない場合には、別の部位でやり直します

腫れずに滴下だけがうまくいかないというときには、留置針を少し引いてみたり、角度を少し動かしてみると滴下できることがあります。まぁたいていは接続したときに「逆血してこねぇ・・・はずしたな(;^ω^)」となることが多いですね(笑)

【STEP10】留置針、点滴ルートを固定する。

留置針、点滴ルートを固定する。
留置針の穿刺部位を観察しやすいフィルムドレッシング材で留置針先端を固定します。

穿刺部位に空気が入ると汚染や炎症、点滴漏れの原因になりますので、空気を入れないように密着させましょう。

点滴ルートは患者が動いたり、何かに引っ掛けても、留置針や接続部に影響を与えないように、ループにゆとりを持たせて固定します。

ループを曲げすぎると、詰まったり漏れる原因となりますので、注意しましょう。

 

点滴の穿刺部位は観察しやすいようにループがかからないようにしましょう。

また、留置針の留置は一般的には72~96時間ごとに交換することが望ましいです。静脈炎や感染の原因になります。少しでも異変を感じたら交換を行うようにしましょう。

 

点滴ルート固定するときには、テープをルートの脇まで密着して貼ることで外れにくくなります。
ープをルートの脇まで密着して貼ることで外れにくくなります。

【まとめ】点滴をマスターして頼られる看護師を目指そう!

【まとめ】99%成功!点滴手技とルート確保の手順・コツ【イラスト23枚で解説!】

点滴留置針の穿刺手技と手順について解説していきました。細かいコツなども紹介しているページへのリンクも貼っておきましたので参考にしてみてください。

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【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
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gussan

ハチ

副業ブロガー / 現役看護師【経歴】国立大学▶︎公務員(保健師)▶︎縦社会と副業禁止で退職決意▶︎精神科看護師▶︎3サイト運営するが月1万円収益で3年ほど彷徨う▶︎培ったノウハウを駆使してhachiblog立ち上げ●嫁1太郎1姫と暮らす
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