こういった疑問や悩みにお答えします。
結論、精神科看護師は怖くないです。患者が不穏状態になって『うわーーくるなぁ!!!』と暴れていることもあって就職した当初は『患者が怖い』と感じていました。しかし実際は患者自身が一番『怖い』と思っているんです。
私は、精神科看護師になってから4年目です。その経験をもとに下の内容を解説します。
- 管理人が精神科に転職したときに思ったこと
- 精神科看護師は怖いと感じない理由
この記事を読むと、管理人が保健師から精神科看護師に転職したときの気持ちがわかり、あなたが考える、
というイメージが払拭できますよ。
もし、精神科看護師を目指すのに怖いんじゃないか?という気持ちで尻込みしている人はぜひご覧ください。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】
もし、精神科看護師を未経験や新卒で目指すなら志望動機が重要!!精神科看護師へ転職・就職するとき履歴書に書く志望動機の例文や書き方は『精神科看護師の志望動機の書き方や例文まとめ方【内定はぶっちゃけ余裕】』で解説しています。
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管理人ハチが精神科に転職したときに思ったこと
ちょうど8年前、私は保健師として仕事を初め、その4年後には保健師を辞めて精神科看護師へと転職しました。
このあたりの話はプロフィールでも話しているので参考にしてください。
そして、精神科看護師になったとき初めに思っていたことは下のとおり。
- 精神科って暴れる患者とか興奮する患者ばかりなんだろうな。
- 隔離室って鍵かかるし鉄格子とかそういうところなんだろう。
- 拘束対応とか手足しばりあげるから怖いなぁ。
といったもの。
精神科の病院のイメージは漫画とか映画とか口伝てでそういうイメージが植え付けられていました。
看護師の実習で言ったときには隔離室を見たはずのなのにほとんど覚えていないのはおそらくイメージとかけ離れすぎてて印象に残っていないんだと思います。
そして実際に転職しようと考えたときも上のような『怖い』というイメージがありました。
それから入職日を迎え、1日、2日と日を追うごとに自分の『怖い』という認識が間違っていたことに気づいていきました。
確かに、暴れたり、暴言を吐かれたり、つばを吐かれたり、物を壊したりということはよくありましたが、これを目の当たりにしているうちに感じるものがありました。
それは、冒頭でも紹介した。
看護師よりも患者自身が一番『怖い』想いをしているということ。
結果としては、暴れたり、暴言を吐かれたり、つばを吐かれたり、物を壊したりしているわけですがその根底にあるのは精神症状があります。
見かけ上だけ見れば看護師が『怖い』と感じるだけで終わりですが、患者の話を聞きアセスメントすると患者はめちゃ『怖い』体験をしています。
- 四六時中『お前のことを常に監視しているぞ』『フフフ、寝るんだな、殺しにいってやろうか。』という幻聴が聞こえている
- 虫が見えたり、壁が迫ってきたり、天井が落ちてくる幻覚が見える
- 隔離室の壁から人が出てきては、窓のサッシから消えていく
などなど。患者の体験を少し脚色して書いているだけです。
はい。
控えめにいっても『怖い』ですよね?
むしろ、『恐ろしい』ですよね?
そんな体験を自分がしたらと考えたら怖くないですか?
看護師から
- 幻覚です。
- 幻聴ですよ?
- 誰もいませんよ?
といわれたらそりゃ興奮もするし暴れますよね?
精神科の患者の見かけ上のことだけみているから、『怖い』と感じるだけ。
ちゃんと患者目線で考えたら患者自身が『怖い』と理解できます。
患者自身が怖いのだと理解してからは、患者のことが精神科のことが怖くなっていました。
精神科看護師が『怖い』と感じない理由
精神科看護師が『怖い』と感じない理由はもう言ってしまってますがまとめると下のとおり。
- 精神症状の情報収集・アセスメントしているから
- 患者自身が一番『怖い』と理解しているから
精神症状の情報収集・アセスメントしているから
精神症状の情報収集・アセスメントしているから、精神科看護師は患者を怖いと感じません。
精神症状といっても、
- 幻聴
- 幻覚
- 妄想
- 被害的思考
- せん妄
などなどさまざまです。
そこを見ているだけでは患者のことを怖いと感じるかもしれません。
ただ、その根底にあるものをしっかりとアセスメントできると怖いとは感じません。
結局はコミュニケーションをして情報収集・アセスメントをすることで患者を怖いと思わなくなるんです。
ちなみ、情報収集・アセスメントで重要なコミュニケーション方法は下の記事に詳しく解説しています。一般科でも活用できるコミュニケーション技法なんで必見ですよ。
参考精神科看護師の必須コミュニケーション技術『LEAP』を徹底解説
患者自身が一番『怖い』と理解しているから
患者自身が一番『怖い』『恐ろしい』と理解しているから、患者を怖いと感じません。
逆に言えば、精神症状なしで興奮や暴言をはいてくる患者がいたらめちゃ怖いですね笑
一般科にもたまにいるクレーマーの患者さんとかめちゃ恐ろしいですよ。
精神症状で興奮や暴言をはいている患者は、薬物治療や環境整備をするだけで症状がかなり改善されます。
『え?私そんなこと言いましたか・・・覚えていませんね。・・・すいません・・・怖いこといって(´;ω;`)』
という患者さんもたくさんいるので安心してください。
たまに、
『はぁ?そんなこと(暴れる)するわけないやろ!するとしたらここの看護師が悪いんや!』
と怒る患者もいますが、『無』になりましょう。
患者が怖いと感じるのは情報収集とアセスメント不足
患者が怖いと感じるのは情報収集とアセスメント不足です。
一般科でも精神科でもそれは変わりません。
患者の行動だけに目を向けるんじゃなくて、患者の根底にあるものを見つめると対応も感じ方も変わってくるはずですよ。
精神科看護師っておもしれーと思った看護師さんはぜひ精神科への転職を考えてみていただけるとハチは幸せになります。
一般科で時間的にも業務的にも消耗しきっているのなら危険かもです。
私も保健師時代に業務で疲れ切って『ここで頑張れない自分はやばい』と視野狭窄になっていました。
結果的に精神科看護師に転職して正解でした。心にも余裕が生まれたので。ぜひあなたも精神科で自分らしい看護をしてみませんか?
ちなみに私も転職のときに視野狭窄に気づけたのは転職サイトのアドバイザーさんのおかげ。下の一覧が私の利用したサイト。
どこもおすすめですが、一番は『あなたと合うアドバイザーさんを見つけること』です。
よい看護師ライフを。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
参考看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】