看護師退職の流れや切り出し方を間違えるとトラブルになって『気まずい』まま退職になるリスクがあります。
看護師退職のパーフェクトな流れは次の11つ。
- 就業規則を確認して退職希望日と転職先の入職日を決める
- 引き止められにくい退職理由を決める
- 直属の上司(看護師長)に話す時間を作ってほしいと伝える
- 退職意思を直属の上司(看護師長)に口頭で伝える
- 正式な退職日を決める
- 有給休暇の残日数から逆算し最終出勤日を決める
- 退職届(退職願)を作成し提出する
- 引き継ぎをする
- 貸与物品を返却する
- 退職の重要書類を受け取り・予定の確認をする
- 退職前の挨拶まわりをする
また看護師の退職意思の切り出し方は次のとおり。
- 最初に退職意思を伝えるのは看護師長!!
- 就業規則と暗黙のルールを考慮して2~3ヶ月前には伝える
- 病床会議や他部署との病床調整など忙しい時間帯は避ける
- 看護師長と二人で話せる場所・時間をとってもらう(アポイント)
- 退職理由は引き止められにくい個人都合がベスト
この記事では私の経験と今まで退職していった先輩や後輩の退職を見てきた経験を踏まえて看護師の退職の流れや細かい注意点をまるっと解決します!!
看護師が師長に引き止められない退職理由や対処方法は『全部知ってる?看護師退職の強い引き止め9の理由&断り方9選』で、嘘の退職理由でおすすめのものは『【門外不出】看護師におすすめの嘘の退職理由5選【辞める理由の伝え方&事例】』で解説しています。
またまだ転職先を決めていないと看護師長に引き止められるので、必ず看護師転職サイトを使って転職先を決めてから退職意思を伝えましょう。
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気まずいがゼロ!!看護師退職のパーフェクトな11の流れ
あなたは「辞めたいけど円満退職したい」と思っているはず。
この章では、現役精神科看護師6年目の管理人(ハチ)が退職に関する書籍や実体験断を含めて、気まずいがなくなる看護師退職のパーフェクトな11の流れを次のとおり解説していきます。
- 就業規則を確認して退職希望日と転職先の入職日を決める
- 引き止められにくい退職理由を決める
- 直属の上司(看護師長)に話す時間を作ってほしいと伝える
- 退職意思を直属の上司(看護師長)に口頭で伝える
- 正式な退職日を決める
- 有給休暇の残日数から逆算し最終出勤日を決める
- 退職届(退職願)を作成し提出する
- 引き継ぎをする
- 貸与物品を返却する
- 退職の重要書類を受け取り・予定の確認をする
- 退職前の挨拶まわりをする
就業規則を確認して退職希望日と転職先の入職日を決める看護師の退職の流れ1
看護師が「退職する!!」と決めたら、まず確認してほしいのが就業規則。
※就業規則の呼び方は企業や病院によって異なり、『就業規定』『企業規定』などという場合もあります。
病棟看護師なら委員会ファイルやアクシデントレポートファイルなどの棚の隅っこに佇んでいるはずです。また入職時に就業規則を配布される場合もあるので、入職時にもらったものを確認してみましょう。
いずれにしても就業規則には退職に関する規定がされています。
具体的には私の病院では次のように『退職』について記載されています。
職員が退職しようとする時は、退職を予定する日の少なくとも1ヵ月前までに所属長を通じて退職願を提出しなければならない。
退職願を提出した職員は、法人の承認が有るまでは従前の業務に従事しなければならない。ただし、提出後2週間を経過した時は、この限りではない。
つまり私の病院では、仮に3月31日に退職するとしたら「退職を予定する3月31日の1ヵ月前の2月28日頃までに看護師長(所属長)に退職願を提出しなければいけない」ということになります。
また2月28日に退職願を提出したとすると、「病院からのOKの連絡が入るまでは仕事をしなくてはいけないけど、退職願を提出して2週間経過した3月14日以降は退職してもいい」ということになります。
このように就業規則を見ると、あなたの病院なら「いつまでに退職の意思表示をしなくてはいけないのか?」「いつ誰に退職願(退職届)を提出しないといけないのか?」などの疑問が解決します。
看護師が辞める時、いつ誰に言うかの答えは『退職日の2ヶ月~3ヶ月前に看護師長に伝える』が正解
就業規則を確認してからが基本ですが、『看護師が辞める時、誰にいつ言うか?』の答えは『退職日の2ヶ月~3ヶ月前に直属の上司である看護師長に退職の意思を伝える』のが正解です。
また看護師の【退職が通りやすい時期】は次のとおり。
- 年度末の3月
- 人事異動時期の10月
- 看護研究が落ち着く時期
- 委員会活動やプリセプター業務が落ち着いた時期
年度末は4月に看護師の補充があるので退職が通りやすい時期。また人事異動の時期や看護研究、委員会活動が落ち着いた時期なども退職が通りやすい時期になります。
逆に看護師が【退職を避ける時期】は次のとおり。
- 夏季休暇
- 年末年始
- ゴールデンウィーク(GW)
- 委員会活動やプリセプター担当期間
- 退職者や産休に入る看護師が居る時期
連休や長期休暇になる時期、あなた自身が委員会や研究の担当者の時期、退職者が重なる時期は避けるのがベターです。
現役ナースの管理人がおすすめの退職時期
退職しやすい退職しにくいはあくまで管理側・病院側の都合であってナース目線での話ではありません。
現役ナースの管理人がおすすめする退職時期は次の2パターンのみ。
- 年度末の3月
- ボーナスを受け取ったあとの1月や7月
ボーナス時期に退職すると、年度途中の中途半端な時期になるので強い引き止めに合うのは間違いありません。
しかし、ボーナス時期に辞めないと、それまでの勤続が無駄になりもったいない!!
できれば6月や7月の夏季ボーナス(賞与)、12月の冬季ボーナスをもらってから退職するのがおすすめ。ボーナスをフルにもらえる上に、次の転職先でもボーナスをほぼフルにもらえるので効率もいいです。
引き止められにくい退職理由を決める看護師の退職の流れ2
退職時期が決まったら、次は看護師長に退職意思表示をする前に、引き止められにくい退職理由を考えましょう。
病院側や看護部、看護師長が看護師が退職できないように強く引き止める理由は次のとおり9つあります。
- 常勤や正職員が少ないから
- 経験年数が1年~3年だから
- 職場や病棟が人手不足だから
- 自分の時代と比較する老婆心
- 退職時期が他のスタッフと重なるから
- 看護師長が自分の評価を優先するから
- 仕事に慣れた看護師を失うのは痛手だから
- 中途半端な月だから(12月末や6月末など)
- 新人看護師の募集や教育には時間・金銭的コストがかかるから
看護師が退職で引き止められる理由や、引き止められにくい退職理由は『全部知ってる?看護師退職の強い引き止め9の理由&断り方9選』で解説しているので参考にして下さい。
直属の上司(看護師長)に話す時間を作ってほしいと伝える看護師の退職の流れ3
あなたは退職の意思表示するときどのようにしますか?
いきなり、『辞めたい』というと深刻さが伝わらずこじれる可能性が高い!!
直属の上司である看護師長に退職の意思表示をする時には、必ず退職の話をするための時間を作ってもらいましょう。いわゆるアポイント取り(アポ取り)です。
アポイント取りに疑問を感じる人もいるかもしれません。
しかし、あなたが看護師長ならシフトを作っている時、会議前でバタバタしている時に、スタッフから「辞めたいです!!」と言われたらどうでしょうか?
「退職の話なのに、上司の予定や時間、2人で話せる環境で調整ができないなんて常識がない!!」と思われるかも。
看護と同じで丁寧すぎるくらいでちょうどいいと考えて下さい。
あなたが退職意思を伝えるときは看護師長に時間や場所をとってもらい正式に退職意思と伝えましょう。
看護師長にアポイントを取るときの例文は次のとおり。
師長さん少しお時間いいですか?
少しお話をしたいことがありまして、腰を据えて話せる時間をとっていただけませんか?もし可能であれば、2人で話せる場所もとって話したいと思うのですが。
退職意思を直属の上司(看護師長)に口頭で伝える看護師の退職の流れ4
退職意思を伝える時間や場所を取れたら、口頭で看護師長に退職の意思を伝えましょう。
伝え方は次のとおり。
今日は私のためにお時間をとっていただきありがとうございます。
お時間をとっていただいたのは退職を考えているためです。
退職する理由は、今年の7月に現在お付き合いしている人と結婚を考えています。
結婚に当たって、その人の実家に入る事になりまして・・・。
就業規則を確認したところ1カ月前に退職の意思を所属長の看護師長に伝えることとなっていましたが、今回はなるべく早く伝えたいと思い3カ月前の4月に伝える形になりました。
たまに看護師長や主任と仲が良く、メールや電話、LINEなどで退職の意思を伝えてしまう人がいますがNGです。
そこは上司と部下といった立場をしっかりと意識してトラブルを避ける行動を心掛けましょう。
正式な退職日を決める看護師の退職の流れ5
看護師長に退職の意思を伝えたら、次に正式な退職日を決めて下さい。
悠長に看護師長や病院側から退職日の調整が入るのを待っていては一向に話が進まない可能性が高いです。
むしろ、退職の話自体をもみ消されてしまうケースも。
受け身にならずに、能動的に自分から退職日を調整して下さい。
正式な退職日の調整は、退職意思を伝えたタイミングで同時に相談して決めてしまうのがおすすめです。
仮に転職先の入職日が決まっているなら、その前月に退職日を設定しましょう。
有給休暇の残日数から逆算し最終出勤日を決める看護師の退職の流れ6
あなたは有休休暇が残りどれだけ残っているかわかりますか?
もし有休休暇があるなら、使えるだけ使って退職しましょう。
有休消化ができない場合に、有休1日いくらで買い取ってくれる病院も稀にあります。しかし、有休の買い取りは法律で決められていません。病院や会社ごとの独自のルールなので、買い取りをしてくれない病院がほとんど。
そのため、有休休暇は積極的にとっていくつもりで対応しましょう。「有休を全部消化できず泣き寝入り…」は珍しくありません。
有休休暇はすべて取得するつもりで交渉しましょう。
看護師長と交渉すると引き止められたり、トラブルになったりするのなら、事務方の人と交渉するのが良いでしょう。
ただ直属の上司を飛び越えて事務方との交渉をすると退職がこじれる可能性が高い。
看護師退職時の有休休暇についての選択肢は次のとおり。
- 有休休暇をすべて取得する
- 使えなかった有休休暇分を買い取り
- 有休休暇を一部使い、残りは泣き寝入り
退職届(退職願)を作成し提出する看護師の退職の流れ7
看護師長(病院側)と退職日や最終出勤日の調整が終わったら、退職届を提出しましょう。
退職届、退職願、辞表の違いは次のとおり。
- 退職願:「退職したい」と希望や願い出る書類
- 退職届:退職が受理され、退職日が確定してから「退職」を会社に届け出る書類
- 辞表:社長や取締役などの役を辞するのを届け出る書類。公務員も辞める時には「辞表」が「退職届」に該当します
退職届の書き方や、退職願・辞表の違いは別記事で解説しているので参考にして下さい。
退職届はいつまでに出すか?
退職届は就業規則に書かれている規定に基づいて提出しましょう。
就業規則には「退職月の1カ月前までに所属長に提出する」「退職日の2ヶ月前までに直属の上司(看護師長)などに退職届を提出する」と書かれているので、あなたの病院の規定に基づいて提出して下さい。
基本は就業規則に書かれているとおりに退職届を提出して、できる限り早めに提出するのがおすすめです。
引き継ぎをする看護師の退職の流れ8
病棟での係、委員会活動、看護研究などの病棟での仕事の引継ぎは必ずして下さい。
引継ぎをするに当たっては、口頭での引き継ぎと、引継ぎ書を作成し渡す引継ぎの2つをしましょう。
引継ぎは基本的に口頭で引継ぎをすればOKです。
しかし、引継ぎも作っておくのがおすすめ。なぜならわからないこと、あなたに聞かないとわからないこと、そもそもメモをとっていなくてわからなくなったことなどを辞めた後にもメールや電話連絡が入る可能性があるから。
引継ぎ書を見れば、次のように具体的な行動がわかるように書きましょう。
ファイルの保管場所
病棟の係や委員会で使う書類のテンプレート
委員会で毎月、毎週入力が確認が必要な内容
委員会のファイルやチェックリストの取り扱い方法
引継ぎ書に漏れなく書いておけば、「あとは引継ぎの紙に書いておいたからそれを見て!」といえて楽ですよ。
貸与物品を返却する看護師の退職の流れ9
病院や病棟、委員会などから借りている物はすべて返却しましょう。
看護師が返却するものの具体例は次のようなもの。
名刺
委員会活動の腕章
社章やネームバッジ
健康保険被保険者証
通勤定期券(現物支給の場合)
社員証やIDカードなどの身分証明書
業務上の資料など機密に関わるもの
ロッカーや寮の鍵(掃除も忘れずに)
ユニフォーム(貸与を受けていた場合)
書籍や事務用品(職場の経費で購入したもの)
名刺は自分自身の名刺はもちろんのこと、出先でもらった相談員、施設の方などの名刺も原則返却です。
病院から支給されたものは基本的にすべて返却対象になるのでよく確認の上で返却して下さい。
退職の重要書類を受け取り・予定の確認をする看護師の退職の流れ10
看護師に限らず、退職時には、転職先に提出する重要書類や受け取らないといけないものがあります。
受け取るものの具体例は次のとおり。
離職票
源泉徴収票
雇用保険被保険者証
年金手帳(職場保管の場合)
転職先に退職したことを証明する書類の提出を求められたり、ハローワークでの失業保険の申請のために離職票などを提出しなくてはいけません。
退職日以前にもらえる場合もあれば、退職後数日~数週間後に郵便郵送されてくる場合もあるので、事前に総務課(人事課)へ確認の上でいつ重要書類が受け取れるのか確認しておきましょう。
退職前の挨拶まわりをする看護師の退職の流れ11
退職前には、あなたがお世話になった同僚や先輩看護師へ挨拶まわりをしましょう。
挨拶まわり自体は努力義務のため、必ずしないといけないものではありません。
ただ看護業界は狭い業界。
できる限りお世話になった、なってないに関わらず挨拶をしておくのが無難です。
看護師退職の挨拶はどこまでするか?
挨拶まわりは次のような人にするのがおすすめ。
- 前の病棟看護師長
- 看護部長
- 前の病棟の同僚や先輩
- 入職時のプリセプター
厳密に決まってないですが、前の病棟看護師長や看護部長には一言いっておくのが無難でしょう。
誰に言う?看護師の退職意思や退職理由の切り出し方5つのポイント(伝え方)
看護師が退職意思や退職理由を切り出し方の5つのポイントや伝え方は次のとおり。
- 最初に退職意思を伝えるのは直属の上司(看護師長)
- 就業規則と暗黙のルールを考慮して2~3ヶ月前には伝える
- 病床会議や他部署との病床調整など忙しい時間帯は避ける
- 看護師長と二人で話せる場所・時間をとってもらう(アポイント)
- 退職理由は引き止められにくい個人都合がベスト
最初に退職意思を伝えるのは直属の上司(看護師長)看護師の退職意思や退職理由の切り出し方1
看護師が退職をすると決めたとき、一番最初に『退職意思』を伝えるのは、直属の上司の看護師長に伝えて下さい。
『退職』が頭をよぎると、同僚や先輩に言ってしまいそうになりますが、看護師長に伝える前に、別の同僚に相談するのはダメです。
なぜなら、看護師は口が軽く噂話がすぐに広がるから。
絶対に他のスタッフには話さないだろうと信頼していても、その同僚が夜勤や日勤などのフッとした時にあなたが『退職しようか迷ってるらしいよ』と言ってしまうことも。
あなたが辞めようか迷っている噂が広がって、あなたが看護師長に伝える前に、看護師長の耳にはいってしまったらトラブルの原因になります。
円満退職をしたいのなら、誰にも言わず最初に看護師長へ退職の意思を伝えて下さい。
就業規則と暗黙のルールを考慮して2~3ヶ月前には伝える看護師の退職意思や退職理由の切り出し方2
退職の意思表示は2つの軸で伝える時期を考えるのがおすすめです。
その2つの軸とは、『就業規則』と『病棟の暗黙のルール』。
1つ目の就業規則は、この記事でもたびたび説明しているとおり、退職の規定に書かれている時期より早めに伝えるのが大切。
2つ目の病棟の暗黙のルールとは、退職規定には「1カ月前」と書かれているけど、暗黙のルールで「3ヶ月前に言うルールになっている」ならその暗黙ルールも考慮するのが無難。
暗黙のルールなので、基本的には就業規則が優先されますし、労働基準監督署に相談しても法律的におかしいと言われるのは間違いありません。
ただ円満退職を目指す、急ぎの退職ではないなら、なるべく病棟の暗黙ルールに乗っかった方がいいでしょう。
看護師長が病床会議や他部署との調整で忙しい時間帯に退職意思を伝えるのは避ける看護師の退職意思や退職理由の切り出し方3
看護師長に退職意思を伝えるときには、病床会議や他部署と転棟や入退院の調整など忙しい時間帯に言うのは避けましょう。
看護師長が忙しい、手羽っている時に話しかけると不機嫌で話を真面目に聞いてくれない可能性が高いです!!
変な話ですけど、看護師長のその時々の機嫌で円満退職が左右されます。
できる限り暇な時間帯に話しかけ、加えていきなり退職意思を伝えるのではなく、アポイントを取った上で腰を据えて退職意思を伝えましょう。
看護師長と二人で話せる場所・時間をとってもらう(アポイント)看護師の退職意思や退職理由の切り出し方4
忙しい時間帯を避けるのに加えて、看護師長と2人っきりで話せる静かな場所をとってもらい、あなたと話をするための時間も取ってもらいましょう。
社会人の常識として、いきなり退職を伝えるのはマナー違反。
アポイントをとって伝えた方が円満退職に近づきます。
立ち話で伝えると誰に聞かれるかもわかりません。
看護師長が「●月●日の●時~なら時間が取れるよ」といってくれるなら、事前に会議室やカンファレンス室を予約しておきましょう。
ライバル病院への転職の対応例
ライバル病院へ転職の場合には、退職理由は工夫が必要になります。
転職先を看護師長に言う必要は全くないので、看護師としてのスキルアップやキャリアアップのために転職しますと伝えればOK。
もし詳しく聞かれた場合には、今の病院では学べない看護技術やスキルの勉強をするためですと濁しても良いと思います。
あっさりと受け入れられた場合
退職をあっさりと受け入れられた場合には、良しとすればOKです。
引きとめられなかったからといってあなたがダメな人材という訳ではありません。
次に行く病院や施設では、仕事ができる看護師として、辞める時おしまれるくらいいい人材になればいいだけです。
仕事ができる看護師とできない看護師の違いや特徴、おすすめの求人は『仕事ができない看護師の特徴11選とできる看護師のヒミツの思考法11選』で解説しています。
看護師の退職理由は引き止められにくい個人都合がベスト看護師の退職意思や退職理由の切り出し方5
退職理由は引きとめられにくい個人都合がおすすめ。
看護師が引きとめられにくい退職理由は次のようなもの。
看護師が看護師長や害悪お局に、転職を引き止められない退職理由は次のとおり7つあります。
- 体調不良のため
- 引っ越しのため
- 結婚や出産のため
- 家族の介護のため
- 自営業を継ぐため
- スキルアップのため
- 認定看護師や専門看護師取得のため
看護師が強く引きとめられにくい退職理由や引きとめる理由は『全部知ってる?看護師退職の強い引き止め9の理由&断り方9選』で解説しています。
引き止められた時の対応例
引きとめられたときの対応方法は次のようなものが挙げられます。
看護師退職の強い引き止めの断り方は次のとおり。
- 転職先の入職日を決める
- 労働基準監督署へ相談する
- 退職願(退職届)を内容証明で送る
- 引き止められない退職理由を伝える
- 退職相談ではなく退職の意思表示をする
- 最終手段の退職代行サービスを活用する
- 転職のプロ【看護師転職サイト】に相談する
- 退職の申し出から経過や相談内容を記録しておく
- 看護師長よりも上の看護部長や事務部長に相談する
看護師が強く引きとめられにくい退職理由や引きとめる理由は『全部知ってる?看護師退職の強い引き止め9の理由&断り方9選』で解説しています。
看護師が退職する時に伝えてはダメな退職理由
看護師が退職する時には自己都合の退職理由がおすすめといったものの、逆に伝えてはダメな退職理由もあります。
伝えてはダメな退職理由は、ネガティブな退職理由や病院や病棟への不平不満。もっと具体的に言えば次のような理由は伝えてはダメです。
- ヘッドハンティングされていること
- 昇給・昇格など、待遇に対する不満
- 上司や同僚との人間関係に対する不満
- 多忙や残業など、労働環境に対する不満
気まずいがなくなる看護師が円満退職する5つのポイント
看護師が円満退職するポイントは次のとおり5つあります。
- 退職時期を考える
- 奨学金の返還方法を確認
- 強く堅い退職意思を伝える
- 退職した先輩看護師を参考にする
- 退職意思を伝えるのは早ければ早い程良い
退職時期を考える看護師の円満退職のポイント1
退職時期は病院ごとでおすすめの時期に個別性がありそうですが、基本的に3月末の退職が引きとめられにくい退職時期です。
退職時期については後述していますが、看護師におすすめの退職時期やタイミングは『看護師の退職は何ヶ月前に伝える?いつ言う?【辞める時期とタイミングを解説】』で解説しています。
奨学金の返還方法を確認看護師の円満退職のポイント2
奨学金の御礼奉公や返済が大変になるから退職できないと困っているあなた。
奨学金については、転職してきてくれるなら立て替えて、転職先で御礼奉公をさせてくれる病院も一定数あります。
奨学金の返済が不安なら、まずは看護師転職サイトに登録の上でアドバイザーに相談してみましょう。
奨学金を立て替えてでも看護師を補充したい病院はあります。
強く堅い退職意思を伝える看護師の円満退職のポイント3
円満退職するためには、看護師長に引きとめられずスムーズに辞めるのが大切。
そのためにもあやふやな気持ちで退職意思を伝えてはダメ!!
強く堅い退職意思を伝えて、「●月●日までに退職したいです!!」と退職日や最終出勤日を決めてしまうのがおすすめ。
ダラダラと看護師長と話す機会と持つと、ボロが出て引きとめられて面倒なことになりますよ。
退職した先輩看護師を参考にする看護師の円満退職のポイント4
あなたが在職中に退職した看護師はいませんか?
同僚、先輩、後輩にしろ、その辞めて行った看護師さんがどのような流れで看護師長に言ったのか、どのような引き継ぎや辞め方をしたのか参考にするのも大切。
この記事で書いた内容は基本的なこと。あなたの病院や病棟の個別性に合わせた内容ではありません。
病院ごとでの暗黙のルールが確実にあるので、そのルールを守れるとこじれにくくなりますよ。
退職意思を伝えるのは早ければ早い程良い看護師の円満退職のポイント5
退職意思表示は就業規則に則ってといった手前、退職の意思表示は早く伝えれば早く伝えるだけいいです。
早すぎるのに遅すぎることはありません。
退職の意思が堅まった段階で、看護師長にアポイントをとって伝えてしまうくらいでいいかもしれません。
伝えると『3ヶ月後にして』などと謎の引きとめに合う場合が多いので許容できる期間を測る意味でも早めに伝えましょう。
看護師におすすめの退職希望時期は3月末、6月末、12月末
現役6年目看護師の管理人が看護師におすすめの退職時期は次のとおり。
- 3月末
- 6月末
- 12月末
なぜなら、3月末は4月採用で退職される側も、採用する側も助かるから。6月末と12月末は看護師にとってボーナスをフルにもらえて、転職先でもボーナスをほぼフルにもらえるのでおすすめです。
ただ病院側からすると退職して欲しい時期は、3月末や異動の時期などになります。
看護師の退職時期やおすすめのタイミングは『看護師の退職は何ヶ月前に伝える?いつ言う?【辞める時期とタイミングを解説】』で解説しているので参考にして下さい。
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看護師の退職でよくある質問
看護師が辞めようとする時によくある質問は次のとおり。
- 看護師が退職を言いにくい時の対処方法
- 退職できない看護師さんの対処方法
- 看護師がすぐ辞める方法
- 看護師の退職や辞めたいとき誰に言う?
看護師が退職を言いにくい理由は?
看護師が退職を言いにくい理由は次のようなものがあります。
- 忙しいから
- 人間関係が悪いから
- 理不尽に怒られるから
- 強い引き止めがあるから
- 転職先が決まってないから
- 人手不足で迷惑になるから
- プリセプターを任せられたから
- いじめや嫌がらせがエスカレートするから
これらの看護師が退職を言いにくい理由は別記事にまとめています。
看護師がすぐ辞める方法
すぐに辞めたくなった時の対処方法は次のとおり5つ。
- 前の職場へ出戻りする
- ダメならすぐに転職する
- 同僚や先輩、プリセプターに相談する
- ストレス発散方法(コーピング)をつくる
- 1ヶ月~3ヶ月と期限を決めて頑張ってみる
看護師が転職後すぐに辞めたくなった時の対処方法は『Ns6年目が語る転職後すぐ辞める看護師18の理由【出戻り前の5つの対処法】』で解説しています。
看護師の退職や辞めたいとき誰に言う?
看護師が退職したい、辞めたいとおもったら、直属の上司である看護師長に伝えましょう。
間違っても、先に同僚、先輩、後輩看護師に言ってはいけません。また看護部長や主任などの直属の上司ではない人に退職意志を伝えるのもだめです。