あなたの職場は人間関係はどうですか?
- 新人看護師が理不尽に怒られている
- 看護師同士の派閥争いがひどい
- 休憩室では他の看護師の悪口ばかり
- いじめが横行
- 異性スタッフと少し話しただけで妬み嫉み
上のような人間関係でつらくなって、苦しくなって辞めたくなったことはありませんか?
当サイトの管理人は、新人の頃出来が悪く、毎日のように怒られていました。怒られるのはまだしも看護師同士の派閥争いに巻き込まれ、いじめの対象にもされたことがあります。その頃は仕事場にいくのもつらくて毎朝ご飯も喉が通らず、胃もキリキリ。夜になると涙が出てきたのを覚えています。
あなたにそんな思いをして欲しくないですし、早くつらい人間関係から逃れるために、今回はつらい人間関係から逃れる10の処世術と対処法を紹介します。
この記事を読めば明日から愛され看護師を目指せますよ。
ちなみにおすすめの看護師転職サイトのランキングは『看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】』を参考にしてください。
看護師の退職理由の1位は人間関係!
看護師の退職理由で1番多いのは、人間関係です。
看護師の仕事は「3K」や「9K」なんていわれて、汚い、危険、給料安いなどといわれていますが、「3K」以上に問題となるのは看護師同士の人間関係や、患者や家族との人間関係です。
現に以下の調査では本音の部分の退職理由は人間関係であるとわかります。
看護師が辞めたい本音の理由
1位 | 人間関係(いじめ、パワハラ含) |
---|---|
2位 | 労働環境の不満(休日、残業含) |
3位 | 上司・経営者への不満 |
4位 | 給与・待遇への不満 |
4位 | 仕事内容への不安、不満 |
新人看護師がつらい人間関係に悩む4つの原因・理由
看護師は女の世界!独特の人間模様・雰囲気
男性看護師や医師が側にいるといっても、看護師は女の世界です。
女性が集まれば、妬み嫉みのオンパレードになるのは当たり前ですよね?
男性スタッフと話していたり、医師と飲み会にいったりしたもんなら、目の敵にされていじめの対象にされます。
また、プライベートで嫌なことがあれば仕事中の態度にも反映してきます。そんな虫の居所の悪いときに話しかけようものなら、ものすごい不機嫌な顔で噛み付いてきますよね。そりゃ人間関係が悪くなりますよ。
先輩看護師の気持ちに余裕がない
毎日仕事をしていると余裕がなくなることはありませんか?
それはあなただけでなく、先輩看護師も同じかもしれません。
すごく優しい先輩でも、仕事が重なったり忙しくなったりすると言葉尻が強くなることもありますよね?
優しく教えてあげたいと思う一方で、余裕がなく厳しい言葉でバスっと言われるので怒られたように感じてしまうかもしれません。
それの繰り返しで先輩同士でも人間関係が悪くなっていくわけですね。
命にかかわる責任の重さがあるから指導も厳しくなる
看護師の仕事は、ミス一つで患者の命にかかわるため、非常に責任が重い仕事です。
そのため、先輩からの指導も熱が入ります。ミス一つしないように、看護師とはこうあるべきという確固たるもののために、きつーく指導されます。
一方で看護師の中にはやる気のない、学習意欲のない人も混じっているため、勉強をしている看護師とそうでない看護師との間で派閥ができることもしばしばですよね。
一人でできるまでチームの一員として見なされない
新人の頃は毎日わからないの連続ではないですか?
しかし、先輩方はそんなわからなくて困っている新人看護師の気持ちを汲み取ってはくれません。
看護師の看護技術は専門性が高く、病棟によってやり方もさまざま。慣れるのでも一苦労です。
先輩も教えてくれればいいのですが、ゆっくり教えてもくれません。
そのくせ、1人でできないと一人前と認めてくれないからタチが悪いですよね。
そして、ゆっくり教えてくれる先輩とそうじゃない先輩とでの関係が悪く、こっちも困ってしまいます。
看護観や価値観、年齢、生活環境がバラバラ
看護師として、仕事をしていれば、看護師それぞれで看護観が違うことに気づかされませんか?
しかしこの看護観が災いの元です。
人によっては、「患者の話を聞くことに重きをおく」という看護観もあれば、「看護技術こそすべて」という看護観の看護師もいます。
また学歴も看護師は上から下まで多種多様で、大学で4年間勉強した人もいれば、社会人になって仕事をしながら夜間看護学校に通って准看護師から正看護師になった苦労人もいます。
そりゃ価値観も違えば生活環境も全く違う人たちがごちゃ混ぜになっていれば、合う人合わない人が出てきても当たり前ですよね。
人間関係が複雑になる根源はここにあるかもしれませんね。
新人看護師がつらい人間関係から逃れる10の処世術
挨拶はしっかりと
先輩看護師、同期看護師、看護補助、事務、医師関係なく、挨拶はしっかりとはっきりしましょう。
当然ですが、患者やその家族と対応するときにも挨拶はしっかりとしましょう。
第一印象が大切といいますが、むしろ毎日の積み重ねの方が大切です。
先輩の声掛けに返事ができないと「こっちから声かけてあげてるのに返事も挨拶もできないのか」と思われてしまいます。
怖い先輩や苦手な先輩だと挨拶もしないことがあるかもしれませんがそれが最もよくありません。
まずは自分から挨拶して印象だけでもよくしましょう。
大きくハキハキと報告・連絡・相談のホウレンソウ!
ホウレンソウ(報告、連絡、相談)は、大きな声でハキハキと話しましょう。
基本的なことですが、実際できてない人ってたくさんいます。
あなたもこんな経験はありませんか?
- こわーい先輩への報告で怖気づいてボソボソと話してしまった。
- 先輩から「これやったことある?根拠は?」と聞かれて自信がなくて「えーと」「うーん」などという。
自信がなかったり、怖気づいていたりするとどうしても声が小さくなって、ソワソワしてしまいます。「◯◯だったかもしれません」「◯◯じゃないかなと、、」と曖昧に答えるのは先輩の逆鱗に触れることになります。
わからないことは「わかりません。」とはっきり伝えて後日調べてくる、もしくは質問するなどハキハキ対応しましょう。
ホウレンソウは大きな声でハキハキと!意識するだけで変わりますよ。
身だしなみはきちんと
基本中の基本ですが、身だしなみは黒髪に薄化粧を徹底できていますか?
まつエクや明るすぎる髪色になっていませんか?
先輩方がまつエクや髪を染めているからって新人看護師のあなたがやってしまうと、目をつけられてしまうかもしれません。
看護師の世界、女の世界では、独り立ちするまではそのような外見をカスタマイズすることを忌み嫌う傾向にあります。
見た目なら明日からでも変えれます。意外ときちんとした身だしなみにしたら、先輩からいじめがなくなるかもしれません。
ナースコール、離床センサー、モニターの音には瞬時に対応
ナースコールやモニターの音がなると緊張したり、見て見ぬ振りをしたりしていませんか?
しかし、それがあなたの成長を遅らせ、先輩からの怒りをかっているかもしれません。
ナースコールや、離床センサー、モニター、電話などは、自分から積極的に対応するようにしましょう。
チラリと見て、「今日の私の受け持ちじゃないし」「あ、わからないアラームが表示されてるし先輩に任せよう」としてはだめです。
受け持ちだろうが、わからなかろうが積極的に対応すると、「あの子わからなくてもよく働くね!」と好感度が上がります。
とくにモニター心電図を読めるようになることは看護師にとって必須の技術です。ただ単に体動でなっていることもありますが、心電図の波形を読み取り、早めに医師に繋ぐアセスメント能力も求められます。
わからなければ先輩に聞けばいいのです。そうすることで、先輩とのコミュニケーションにもつながり、いつでも頼れる関係を作ることができますよ。
vf、vtなどなど心電図が示している異常を放置するなど以ての外です。すぐに先輩に確認して、急変時の対応も身につけましょう。
最短で技術を身につけるコツは、ナースコール、モニター音へ瞬時に反応することです。
わからないこと、できないこのとは1人でやらない
「この薬よくわからないけど毎食後に出てるなぁ」「この看護技術の手技一度見たけど簡単そうだしできるかな」などなど、わからない、しっかりできないまま看護をしていませんか?
しかし、それがもっとも危険な行為であることを自覚しましょう。
看護師の一つのミスが患者の命を脅かします。わからないこと、できないことをすると大抵は失敗してインシデントを起こす原因となりますよ。
わからないことは悪いことではありません。わからないことをそのままにしたり、わからないままやることがもっとも悪いことです。
わからないことは先輩に確認したり、見学をさせてもらったり、やっているところを見ていてもらったりしましょう。
先輩看護師が忙しいときは声をかけを避ける
看護師は毎日業務に追われていますよね?
私も実際毎日点滴や処置、オペ出し、入院対応などなどさまざまな業務に追われています。
そうなると余裕がなくなって、後輩を見る目がおろそかになったり、声かけが雑になったりします。
新人看護師の皆さんは、先輩が忙しくしているときに声かけをするのを避けましょう。
先輩看護師によって空く時間帯が異なると思いますが、先輩の受け持ちの状態や業務状況を見て、忙しくない時間帯を狙って確認することや教えてもらいたいことを声かけしましょう。
プライベートと仕事は別に!一定の距離感を保つ
女は群れる生き物ですが、それは仕事場だけにしましょう。
仕事以外のプライベートの時間も仕事場の会うのは避けたほうがいいでしょう。
同期の気の知れた友人ならよいのですが、先輩看護師とプライベートでかかわるとロクなことがありません。
まず気をつかいますし、なにより先輩のどうでもよい話を聞かされるハメに遭いますよ。
プライベートで関わりを持つと仕事場でも派閥ができてしまい、チームプレイをするときの妨げになることがあります。
プライベートと仕事は分離して考えて、一定の距離感をもって関わるのが賢い選択です。
同じ失敗、同じ質問を繰り返さない
バイトの経験がある人は同じ質問を何度もされるとイラッとした経験がありますよね?
当然ながら看護師の仕事でも同じ質問や、同じ失敗を繰り返すと、『できない子』というレッテルを貼られます。
例えばある物品を持ってきてと言われたときに、以前にも確認したにもかかわらず『それってなんですか?』なんて聞いたらあなたの株はどんどん下がっていきますよ。
その日に教えてもらったことはその日のうちに復習して次に質問されたときや、物品出し・準備をお願いされたときにすぐ用意できるようにしておきましょう。
日頃から同じ質問・失敗をくりかえさないように準備しておきましょう。
余裕があるときは先輩看護師や同期を手伝う
新人看護師のあなたはまだ任せられる仕事が少ないと思いますが、できる業務も徐々に増えているのではないでしょうか?
例えば
- 採血のスピッツの準備から施行
- 点滴のミキシングからサーフロー留置
- 処置準備や入院受け入れ準備
などなどあなたができる業務を思い返してみてください。入職時に比べればできることはたくさんあるはずです。
あなたに余裕があるときには積極的に先輩や同期の手伝いをしましょう。
『私のやる処置じゃないし、、、』『私は手伝われなかったし、、、』などということを考えていると相手にも伝わりますよ?
変に目の敵にされたくない、いい人間関係を築きたいのであれば『余裕があるときには手伝う』を意識しましょう。
医師や男性スタッフとの接近を避ける
女の世界では、『◯さんは◯◯先生のことが気になっている』『◯◯さんは◯◯君がお気に入り』ってことはよくあることではないですか?
そのため医師や男性看護師、男性作業療法士などなど異性との接近には慎重になるべきです。
業務のことについて話していたとしても、お気に入りの男性が他の女性と話しているといい思いはしないものですよね。
業務の話をするときには変に2人きりにならないよう詰め所やスタッフステーションなどで仕事の話をしているのが誰にでもわかるようにしましょう。
人間関係がつらくてしんどい時の○つの対処方法
上の処世術を実践しても改善しないことがほとんどだと思います。
新人看護師がどれだけ努力しても新人嫌いは変わりません。
どうしても『毎日つらくて泣いている』『ご飯も喉が通らない』『耐えられない』というときには逃げることも必要ですよ。
同期や先輩に相談して耐える
まずはじめは、同期や先輩に今のあなたのつらさを話してみてはどうでしょうか。
先輩や同期の経験を聞いたり、あなたのつらさを話すだけでも少し気持ちが軽くなるものですよ。
ネットを開いてみれば、あなたと同じようにいろんな場面でつらい思いをしている人の体験談があると思います。
大切なのは、話すことで「あなただけではない。みんな同じように苦しい思いをしている」ことを知ることです。
一人じゃないと思えるだけで気持ちが軽くなるものですよ。
病棟師長や主任に相談する(職場全体の改善)
耐えるのは難しいという場合には、師長や主任に相談しましょう。
あなたがつらくて『仕事のに支障がある』『家に帰ってもだるい、涙が止まらない、寝れない』のであれば、無理をする必要は全くありません。
管理職の師長や主任は職場の環境を改善するのも重要な仕事です。
いじめの事実を伝えるのは言いにくいと思いますが、言わなくては始まりません。
師長も女の世界で生きてきているので下のように調整してくれるはずです。
- 夜勤が一緒な勤務にならないようにシフト調整
- プリセプターから外す
- その日ごとのフォロー看護師にならないように調整
まずは、重い腰を上げてあなたが楽に仕事できるように相談してみませんか?
病棟を変えてもらう
師長や主任に相談してシフト調整や環境調整してもらっても、つらさが改善しないときには、思い切って病棟を変えてもらうの一つの手段ですよ。
いまの病棟でいる限り苦手な先輩看護師とは必ずシフトが同じになることはありますし、嫌な人間関係のまま続けることになります。
『もうこの病棟の人間関係にはうんざりだ!!』ということであれば、病棟を変えるしかありません。
転職するのが最も安全かも?
師長に相談、病棟を変えるという対応をしても、その病院に苦手な看護師がいる状況、同じような人間関係の病棟であることがほとんどです。
つまり相談や病棟替えは根本解決にはなりません。
1番の解決方法は違う病院やクリニックに転職することではないでしょうか?
もし、今のままつらい、苦しい状況のまま仕事をすると精神的に追い詰められて仕事ができなくなったり、うつ病になってもおかしくはありませんよ?
病院を変えることで、つらい人間関係がリセットされます。新天地で新たな人間関係を築いていけばよいのです。
看護師のやめる理由の1番は人間関係なので、人間関係がいい病院をに転職できれば、楽しく仕事ができることは間違いありませんよね。
人間関係が良い病院やクリニックに転職したい看護師はどうしたらいい?
いい人間関係の職場に行けば、看護師の仕事は楽しくなり、患者の治療にも積極的に取り組めるのではないですか?
しかし、いい人間関係の病院やクリニックなんてどうやって探すんだという疑問が生まれますよね。
答えは簡単です。病院の人間関係や環境を熟知している看護師専門の転職サイトを利用することです。
むやみやたらと自力で転職活動をすると、転職先の人間関係ってわかりませんよね?
看護のお仕事をはじめとする転職サイトを使えば、内部調査といって、転職サイトを利用して転職したい諸先輩方に『病院の人間関係はどうですか?』と現場の生の声・情報を収集してくれます。
下手に人事担当者や師長の話を鵜呑みにするよりは確実に内部の環境を知れると思いませんか?
転職サイトとは、無料であなたの転職活動をサポートしてくれるサービスのことです。主なサービスは以下のようなものです。
- あなたに合った求人を紹介
- 履歴書の書き方や面接対策のアドバイス
- 面倒な面接、見学の日程調整
- 給料や雇用条件の交渉
- 転職後のアフターフォロー
これらのサービスがすべて無料で利用できます。
もし、あなたが始めて看護師転職サイトを始めて使うという場合には、『看護師転職サイトのメリット・デメリット』をしっかり確認してください。
また、当サイトがおすすめしているのは大手のマイナビ看護師です。『マイナビ看護師のメリット・デメリット』や『マイナビ看護師の登録方法』、『登録後の流れ』に詳しく紹介しているので確認してみてください。
ちなみに大手のマイナビ看護師を利用するには以下のような流れが必要です。
- 1分で終わる簡単無料登録
- 登録後あなたの希望を聴取
- あなたに合った求人の紹介
- 面接調整
- 給料や雇用条件の交渉
- 内定・入職
転職サイトのサービスは、退職から転職までのサービスがすべて無料で利用できるので利用しない手はないと思いますよ。
【まとめ】新人看護師はつらくなりやすいので処世術を駆使してうまく立ち回る!
看護師のつらく複雑な人間関係に巻き込まれないためには、基本的な挨拶や距離感の保ち方などの処世術が大切です。
自分なりに頑張ってみても、それでもなかなかうまくいかない時には無理せず転職してしまうのも賢い選択です。転職することは逃げではなく、あなたの人生を豊かにする道だと考えるようにしましょう。