看護師転職

現役精神科ナースが答える精神科看護師の役割5選【向いているかも徹底解説】

持ち越しとは、中間作用型や長時間作用型の睡眠薬に良く見られる症状で、夜間に鎮静作用、催眠作用があるものの、起床してもその効果を持ち越してしまう状態を言います。

悩む看護師
精神科看護師の役割を知りたいナース『一般科はやりがいがない・・・精神科は実習くらいで変な患者さんが多いイメージ。どんな仕事してるかわからないから、役割とか一日の流れ、大変なことを知りたいなぁ。』

こういった疑問にお答えします。

この記事の内容は下のとおり。

  • 精神科看護師の役割5選
  • 精神科看護師に向いているか
  • 精神科看護師のよくある質問

この記事は現役精神科ナース4年目のハチが、自分の経験に基づいて書いています。

 

 

人気記事看護師転職サイトランキング【脱看護師しましょう】
参考お祝い金がある看護師転職サイト4選【損しない選び方】

看護のお仕事

精神科看護師の役割5選

現役精神科ナースが答える精神科看護師の役割5選【向いているかも徹底解説】

精神科看護師の役割には下のとおり5つあります。

  • 患者とのコミュニケーション
  • 精神症状のアセスメント
  • 患者の気持ちの代弁
  • 認知行動療法
  • 与薬管理

 

順番に解説します。

 

患者とのコミュニケーション【精神科看護師の役割①】

患者とのコミュニケーション【精神科看護師の役割①】

患者とのコミュニケーションは精神科看護師の重要な役割

 

なぜなら、精神科というだけあって

  • 精神症状を把握する
  • 患者の訴えから直接的なニーズの把握
  • 訴えの裏にある潜在的なニーズを把握

のにコミュニケーションは必須だからです。

 

具体的には、

患者さん:『看護師さん、「消えろ!」って聞こえるんです。看護師さんがナースステーションでいってるんですかね。』

といった幻聴の確認

せん妄の患者:『シーー!いまあっちにおるんや。あいつら来とるやろ。窓の外におるんわかるんや!』

といった暴力や暴言、不穏の確認。

発達障害の患者:『自分を褒めたらまた調子に乗っちゃうんです。だから褒めたらだめなんですよね。』

といった『自己承認欲求』といった潜在ニーズの把握。

 

上の例は一部です。

 

精神科看護師のコミュニケーションは医師、相談員、心理士などの他職種からも重宝されている大切な役割です。

 

精神症状のアセスメント【精神科看護師の役割②】

精神症状のアセスメント【精神科看護師の役割②】

精神症状のアセスメントも精神科看護師の大切な役割

 

なぜなら、精神症状のアセスメントがすべてのケアの根幹だから。

 

具体的には、下のとおり。

『患者行動・言動→アセスメント』の流れで解説します。

自殺リスクのある患者が昨日までは鬱々としていたのに、今日はやけにニコニコしていて、部屋も綺麗に整理整頓されている。

→行動化するエネルギーを振り絞っていて、身辺整理もしているため、『自殺しよう』と考えている可能性が高い。

 

幻覚妄想がひどい患者が『看護師のAさんが僕に悪口いってるんですよね。僕知ってるんですよ。だってあの人この前鼻で笑ったんで。「はぁーーんなるほどど」って理解したんですよ。今度来たらただじゃ返さないなって決めてるんですよ。・・・ほら、また笑ってるって聞こえてきましたよ。』

→経緯は不明だが、患者がAさんに被害意識を持っている。言動的にも攻撃性が増しておりAさんが対応するのは暴言・暴力のリスクが高い。

 

せん妄状態の患者がモニター観察上ベッドを動かしている。前回入院ではベッドを動かしたあとに不穏状態となり、ベッドの破壊行為、飛び出し行為や暴力があった。

→前回入院のこともあるため、破壊行為や暴力のリスクが予測される。複数スタッフにて居室よりベッドを出し、主治医へつないで不穏時の薬剤調整依頼をする。

このように精神科では医療処置や看護技術を使うのが少ない反面、コミュニケーションや看護師の観察力がものをいう職場かも。

なので、看護師の精神症状のアセスメントは重要な役割がありますよね。

患者の気持ちの代弁【精神科看護師の役割③】

患者の気持ちの代弁【精神科看護師の役割③】

患者さんの気持ちを代弁するのも精神科看護師の役割として大切です。

なぜなら、医師、家族に自分の気持ちや想いを伝えることができない患者さんが多いから。

具体的には、

統合失調症の患者さんの場合。幻覚・幻聴の体験が少なくなった反面、「お薬は余り飲みたくない」という思いが強い。飲みたくないという裏には「薬に頼りたくない」「薬を飲まなくても幻聴聞こえないんじゃないか」といった思いがある。

こういった気持ちを理解しつつ医師や家族に代弁して伝えたところ、医師からは疾病教育の支持、家族からは「病気のことを勉強したい」という要望がでて家族支援を行った。結果的には退院後も安定して生活できている。

 

うつ病の患者さんはそもそもがエネルギー不足で自分の現在の気持ちや、したいことが考えられないことが多い。

今までの生活歴や今回の入院の経緯、退院後に考えられることを患者の言動や行動から予測。

そして、なるべく患者の気持ちと違いがでないように、うつ症状の改善とともに家族や医師に伝える。

 

アルコールや薬物の使用障害患者さんの場合。アルコールや薬物を使いたくなくても使いたくなってしまう脳の器質的な変化を家族へ説明する。

また、こちらから指導しても「そんなこと言われてもこっちは飲むから困る!」と反応されることも多いので、物質使用障害の家族教室や自助グループへの参加促しや、場合によっては同席も検討。

結果的には患者さんが家族理解してほしいという想いを代弁することに繋がる。

 

精神科では看護師が患者の代弁者になって伝えることで治療が進むことも多いです。

 

代弁者という役割を理解しておくことは大切

 

認知行動療法【精神科看護師の役割④】

認知行動療法【精神科看護師の役割④】

認知行動療法にもつなげることも精神科看護師の大切な役割

 

認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。

引用:認知行動療法とは 国立精神・神経医療研究センター

 

認知行動療法ってけっこう難しく考えられがちですが、患者さんの考え方の癖とか対処方法を身につける援助をすることと考えたらOK。

例えば、

「○○しなければならない」というmust思考を、「○○でもいいかなぁ」maybeくらいの思考に切り替える手伝いをするイメージ。

 

具体的には

  • 日常生活で行う決まった行動→ルーチン化
  • 優先順位が高い活動を決めておく→優先順位
  • 楽しめる、好きな行動をしていく→思考の修正

このあたりをコミュニケーションやアセスメントをもとに認知行動療法で生きやすい方向に変えていきます。

主治医や相談員、心理士、作業療法士、訪問看護などなどの多職種を交えつつ進めるのも大切。

 

とはいえ、入院期間中は患者の一番近くにいる精神科看護師の役割が大きいといえます。

 

 

与薬管理【精神科看護師の役割⑤】

与薬管理【精神科看護師の役割⑤】

与薬管理も精神科看護師の役割で大切。

与薬管理といっても下のとおり。

  • 内服確認
  • 筋肉注射
  • 退院後も内服継続できる仕組み作り

 

具体的には、

統合失調症で怠薬や拒薬が過去にあった患者。内服後にトイレに駆け込むため確認すると「吐き出しました。すいません。」とのこと。主治医と相談して内服後に口を開けて内服確認することに。その後も怠薬のリスクがあったため2週間おきの注射によるデポ剤への変更となった。

 

不穏状態が強く、内服への拒否も強いため、筋肉注射へ変更。毎日の16時に定期筋肉注射となり、1週間後には症状改善したため、経口内服に切り替え、ナイフ確認しつつ退院を目指す。

 

などなど。

薬と一言でいっても、精神科看護師の役割は大きいです。

精神科では薬物療法が中心になるので、お薬まわりの看護は重要なんですよね。

 

 

 

精神科看護師に向いているか

精神科看護師に向いているか

精神科看護師に向いているかどうかは下の6つの特徴が参考になります。

  • プライベートと仕事を両立できる
  • 人と話すのが好き
  • 相手のペースに合わせれる
  • 根気強く心の強さがある
  • 精神的に安定している
  • 気持ちの切り替えがすぐできる

 

詳しくは下の記事で解説しています。

参考精神科看護師が向いている人の6つの特徴【精神科にいくなら知っておくべきこと】

 

もし精神科看護師がいいなと思ったら転職も検討してほしい

もし精神科看護師がいいなと思ったら転職も検討してほしい

もし、役割や向いているかを見て

悩む看護師
精神科看護師っていいかも

と思ったなら、転職も検討してほしいです。

 

というのも、精神科看護師って魅力がたくさんあるんですよね。

一般科もやりがいがたくさんあるけど、どうしても仕事に忙殺されて病気になる看護師も多い。

 

驚く看護師
一般科しんどすぎ!!
と思っているならぜひ検討ください。

 

ちなみに

悩む看護師
一般科に勤めつつ転職活動って大変

と考えていませんか?

下手に自力で転職活動をすると失敗するかも。

私もいま仕事しつつ転職活動も平行でしろって言われると

驚く看護師
夜勤明けに転職活動とかマジ無理なんですけど

となります。

 

看護師しつつ、転職活動をスムーズにする方法は看護師転職サイトを使う方法

看護師転職サイトを使うと転職の面倒事を代行できちゃう上に、給料交渉で給料もアップしちゃいます。

(※実際管理人は5万円アップしました)

 

悩む看護師
看護師転職サイトってどんななの?なんかお金かかりそう

と心配な人もいますよね。『看護師転職サイトってどんなサービス?お金かからないの?を徹底解説』にて解説しています。

 

 

ちなみにおすすめは大手の看護師転職サイトを使うこと

  • 看護のお仕事※アドバイザーが一番よかった。変な人と話したくないならここ。
  • マイナビ看護師※CMでもおなじみの大手。案件も豊富なのでまずはここに登録。
  • ナースではたらこ※『行きたい病院があるけど求人がない』なら逆指名できるここに登録。

 

驚く看護師
あのとき転職サイトを使っておけば給料アップしたかも

と後悔しては遅いのでぜひご検討ください。

ちなみに登録自体は3分で、できちゃうので、複数登録することを加味しても10分程度ですね。

 

10分の投資であなたの看護師人生が変わるかもしれません。

ランキングやお祝い金が気になる方は下の記事を参考に。
人気記事看護師転職サイトランキング【脱看護師しましょう】
参考お祝い金がある看護師転職サイト4選【損しない選び方】

 

 

看護のお仕事

おまけ:精神科看護師のよくある質問

おまけ:精神科看護師のよくある質問

ここからはおまけで精神科看護師のよくある質問をまとめていきます。

 

 

精神科看護師に向いているか向いていないか知りたい

精神科看護師に向いているか向いていないか知りたい

精神科看護師に向いているか向いていないかは下のとおり。

精神科に向いている人には以下のような特徴があります。

  • プライベートと仕事を両立できる
  • 人と話すのが好き
  • 相手のペースに合わせれる
  • 根気強く心の強さがある
  • 精神的に安定している
  • 気持ちの切り替えがすぐできる

詳しくは下の記事で解説しています。

参考精神科看護師が向いている人の6つの特徴【精神科にいくなら知っておくべきこと】

精神科看護師のやりがいって何?

精神科看護師のやりがいって何?

精神科看護の『やりがい&面白さ』は『看護力が治療に直結』すること。

下がやりがいの具体例。

  • あなたの看護力を活かすことで患者が回復する
  • 退院後をイメージしつつ長いスパンで関われる
  • 精神看護だけじゃなく身体疾患の知識も必要

詳しくは下の記事で解説しています。

参考精神科看護の『やりがい&面白さ』は『看護力が治療に直結』するという話

 

精神科看護師のきついことって何?

精神科看護師のきついことって何?

精神科看護師のきついことは下のとおり。

  • 暴言・暴力
  • 妄想の対象になること
  • 自分の一言の重みが大きいこと
  • 患者の話を聞かなくてはいけないこと

このことは別の記事で解説しています。

参考精神科看護師の4つのきついこと【一般科看護師に比べたら時間的に楽です】

 

精神科看護師のストレスは?

精神科看護師のストレスは?

精神科看護師のストレスは下のようなものがあります。

  • 精神科領域の看護や知識が不足していると感じる
  • 医師と患者の間に入るのが難しい
  • 医師と看護師との価値観・意見が食い違う
  • 患者の治療に理想と現実のギャップが大きい
  • 患者からの暴力のリスクがある
  • 患者からの暴言や被害妄想をもたれる
  • 患者・家族の架け橋が難しい

 

詳しくは下の記事にまとめています。

参考精神科看護師のストレスは『無力感』という話【一般科に比べたらぬるゲー】

  • この記事を書いた人
gussan

ハチ

副業ブロガー / 現役看護師【経歴】国立大学▶︎公務員(保健師)▶︎縦社会と副業禁止で退職決意▶︎精神科看護師▶︎3サイト運営するが月1万円収益で3年ほど彷徨う▶︎培ったノウハウを駆使してhachiblog立ち上げ●嫁1太郎1姫と暮らす
>>ハチのプロフィール

-看護師転職

Copyright© ハチブロ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.