- 先輩看護師同士が派閥争いというか小競り合いをしていて、スタッフステーションの空気が悪い、ピリピリしている
- プリセプターと話がうまくできずつらい
- 先輩看護師から嫌味を言われたり、無視されたりする
こんな悩みをお持ちではありませんか?
私も実際看護師になったばかりのころ、先輩から無視されたり、『なんでこんな手技もできないの?』『保健師に戻ったら?』と文句を言われたり散々な思いをしてきました。
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結論をいうと、敵を作らないようにうまく立ち回ることです。
そこで今回は新人看護師が先輩や師長との人間関係に悩んだ時にやることをまとめてみました。
記事内容
- 看護師が人間関係でこじれる原因
- 新人看護師が人間関係のこじれに巻き込まれない3つの方法とコツ
看護師同士での人間関係がこじれる4つの原因とは?
新人看護師に限らず、看護師の人間関係がこじれる原因は4つあります。下のようにまとめられます。
- さまざまな年齢層のスタッフがいて価値観や文化ジェネレーションギャップがある
- 女性が多いため、女性ならではの悪い面が目立つから
- チーム医療で縦、横の繋がりが重要な仕事だから
- アクシデントやミスが患者の命を左右する仕事だから
どれも心当たりのある原因ではないですか。順番にみていきましょう。
さまざまな年齢層のスタッフがいて価値観や文化ジェネレーションギャップがある
看護師の年齢層は下は10代〜60代まで幅広く仕事をしていますよね。
そして年齢だけの違いでなく下のような違いもありますよね。
- 学歴
- 結婚の有無
- 子どもの有無
- 経済状況
- 育った時代、バリバリ働いた時代の違い
上のように挙げ始めると切りがありませんが、さまざまな年齢層、価値観、文化の違いがあるからこそ看護師はぶつかりやすいといえます。
女性が多いため、女性ならではの悪い面が目立つから
同性が集まるとどうしても良い面も悪い面も前面にでてきてしまいます。
良い面がでれば、協調性や共感性、思いやりなどが出て、良い雰囲気で看護をできますよね?
しかし、一方で女性ならではの悪い面が前に出てくることもあります。
たとえば生理前後は機嫌が悪くなる人がいたり、プライベートで彼氏や旦那と喧嘩をして虫の居所が悪い人、仕事を自分ばかりしていると不信感を募らせている人、悪い噂に左右されて態度をコロコロと変える人などなど、『あーいるいる。』と心当たりのあるひともいるのでは?
女性が多いため、女性ならではの悪い面が目立ってしまうのかもしれません。
チーム医療で縦、横の繋がりが重要な仕事だから
チームで仕事をするからこそミスや遅れがでると厳しい声かけになることもしばしば。
たとえばオムツ交換や体位変換などの簡単な手技でも呼吸が合わないとイライラするスタッフもいます。また、バルーン留置カテーテルを一緒にする際には、実施する側が求める動きを介助側できないと顔や態度に出てしまう人もいます。
チームだからこそ、誰かがミスればフォローせざる終えません。そこで軋轢が生まれやすいと言えます。
アクシデントやミスが患者の命を左右する仕事だから
患者の命をあずかる仕事だからこそ、一つのミスも許されません。点滴ひとつとっても滴下の量を間違えてはいけない薬品もありますし、患者によっては使ってはいけない薬、手技的に禁忌があったりと常に緊張感がありピリピリと空気が張り詰めているときもあります。
そんな中で失敗やミスをすれば衝突することもありますよね。
新人看護師が人間関係のこじれに巻き込まれない3つの方法とコツ
新人看護師が人間関係でこじれに巻き込まれない3つの方法は下のようにまとめれます。
- 職場では中立の立場を取る
- 価値観や育った時代が違うことを受け入れる
- 周りと信頼関係を築きお互いで協力する
どれも大切な処世術といえますので確認しておきましょう。
職場では中取りの立場で立ち回る
人間関係のもつれに巻き込まれないためにもっとも大切なことは、職場での中立の立場を維持することです。
たとえば特定の先輩とばかり仲良くしたり、飲みに行ったりしていると角がたちますよね?
たしかに気の合う先輩、話の合う後輩ができるのは悪いことではありませんが、あくまで職場です。職場でも友達を作っていきたいという人は派閥争いや人間関係のもつれは仕方ないことかもしれません。
しかし、仕事場では穏便に済ませたい、プライベートとは別だと感じているのであれば、むやみやたらと職場の人とかかわりを持つよりは中立の立場でいる方がいいでしょう。
仕事と割り切って職場のひととは距離感をとって、中立の立場で立ち回りましょう。
価値観や育った時代が違うことを受け入れる
人間関係をあなたから悪くしないためのコツは、『年齢層も違えば、価値観も違うもの』と受け入れておくことです。
産休・育休をとってもさまざまな意見があるでしょう。20代〜30代あれば妊娠が分かった時点で夜勤を外して早めに休みに入りたいと思うでしょう。しかし50代より上の年代になってくると、『私たちの時代は妊娠してても夜勤にはいってたわよ』といってくる先輩や上司もいるでしょう。
それが良い悪いではなく、基本的に自分の生きてきた時代と違うので価値観も違うものと理解しましょう。そこで反論しても反発を買うだけです。
バブルの時代に看護師をしていたひとと、不況の時代に看護師になったひととでは価値観は明らかに違います。20代と60代が流行語で共感できるケースなんて稀ですよね。
まず価値観が全く違うので、少しムッとすることを言われても『価値観が違うからものの考え方も違うのだ』と言い聞かせましょう。それでも難しいならば物理的に距離をとってイライラしないようにするのがよいでしょう。
周りと信頼関係を築いて有利に立ち回る
人間関係をよく過ごすための最後のコツは、周りと信頼関係を築いて有利に立ち回ることです。
これは中立の立場と矛盾するように感じるかもしれませんが、同僚や先輩と仲良くなることを指しているわけではありません。
同僚と協力して処置をするときには積極的に汚れ役でも面倒な役でも買って出て信頼を得ておきましょう。戦略的にやるのはかなり抵抗があると思いますが、これが意外と効きます。特に新人だったらなおのこと効果的でしょう。
『あの子はがんばっている』という印象を持ってもらえるだけでも、人間関係でこじれたときでも周りが助けてくれます。
患者との関わり、スタッフとの関わり、医師との関わり、などなど他職種と関わると思いますが、誠意をもって関わることで、信頼や協力体制は構築できるものです。
新人看護師が人間関係で苦しいなら転職がベスト
新人看護師が人間関係で苦しいなら転職をしても大丈夫ですよ。
実際、私も人間関係でひどいから保健師をやめたので。
辞めてみるとわかりますが、『自分のしごとへのストレスって人間関係だったんだな』ってことです。
新人看護師にとって、先輩看護師は頼りになる仕事仲間でもあれば、逆に人間関係でこじれればストレスそのものにもなりえますよね。
もし、先輩と関係を改善できない、もしくは関係を直す気力がないという場合には、転職するのも立派な手段ですよ。
病院というのは意外と狭い世界ですよね?仮にこじれている先輩と別の病棟に異動できたところで、『あの子はあの先輩とこじれたから異動希望したらしいよ』と噂が立つものですし、異動先にその先輩と仲の良いスタッフがいたりして異動しても息苦しさは変わらない可能性もあります。
また、師長や副師長、主任などに相談して先輩に改善するように声かけしてもらうと余計に陰鬱な嫌がらせが強くなったり、周りの先輩からの風当たりも強くなったりする恐れもあります。
無理して苦手な人やつらい環境に身を置き続けることはあなたの心や身体を壊す原因です。このままその人のせいで看護師自体ができなくなっては本末転倒ですよね。
やはり身体を壊す前に、転職するのがおすすめです。
毎日仕事でクタクタな新人看護師さんたちにおすすめしたい転職方法は看護師転職サイトに登録して行う転職活動です。
看護師転職サイトとは、看護師の転職を専門としている会社が運営しているサイトです。特記すべきは無料で利用できて転職から退職までをトータルサポートしてくれることです。
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- 退職の手続きへの新卒向けのアドバイス
- 新人看護師向けの履歴書や職務経歴書の書き方フォロー
- 新人や第二新卒に適した求人探し
- 面接や見学、入職日などの日程調整
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もし気になる方は下の記事を参考にしてみてください。ちなみに管理人が保健師から看護師に転職するときには『看護のお仕事』を使いましたよ。
»【失敗しない】現役看護師がおすすめする看護師転職サイトランキング!
»【すべて無料】看護のお仕事とは【登録方法、メリットと注意点も解説】
新人だからこそ、教育体制がしっかり整ったところがいいですし、人間関係がよくて相談しやすい環境がある病院へと転職したいものですよね。