- 転職後にすぐに辞めても大丈夫?
- その日に伝えてすぐ辞める『即日退職』ってできるの?
- 転職後すぐ辞めたらどんなデメリットがあるの?
- 次の転職が難しくなるって本当?
このあたりまとめておしえてほしいなぁ。
こんにちは、こんばんわ!現役精神科看護師で、当サイトの管理人のハチです。
看護師の中には、転職後新しい職場が合わずに、すぐ辞めたくなるって珍しくありませんよ。
結論から言いますと、転職後すぐに転職することは可能です。
しかし、転職後すぐに辞めると、次の転職先を自力で探すのが難しくなるという噂。
すぐに辞めてしまった自分への自責や後悔もありますし、何より『次に転職するところも同じだったらどうしよう』と尻込みしてしまいますよね。
私も、保健師から看護師に転職したときに、「うわ、なんか怖い看護師さんいるしやってけるかな、辞めてしまいたくなるなぁ」と悩んだものです。
そこで今回は、転職後にすぐに辞めたいと思ったときの対処方法、すぐに辞めるデメリット、辞めるときのタイミングや確認すべきことを紹介していきます。
ちなみに看護師転職サイトのおすすめランキングが知りたい方は『看護師転職サイトの選び方+ランキングベスト3【脱看護師しましょう】』を参考にしてください。
看護師が転職後すぐに辞めたいと思った体験談
まずは私の体験談から。
実は、私も保健師から看護師に転職したばかりの頃。
一瞬で辞めたくなったことがあります。
そのときは先輩看護師から「なんで看護師になったの?保健師に戻れば」と言われて、心底落ち込んだからですね。
実際は、辞めずに続けて、看護師4年目の私があるんですけど。
例えば、下のようなことがあると辞めてくなりますよね。
- 看護技術のやり方、手技が違いすぎて困る
- 先輩や同僚の看護師層が合わない、人間関係が悪い
- 患者層がおもっていたのと違う、業務が忙しい
全部、私も経験したのでよくわかります笑
で、実際すぐに辞めなかったわけですが、今回はその経験を生かして、転職後にすぐに辞める時の注意点を紹介していきますね。
転職後の人間関係や環境に馴染めない例
転職後すぐに人間関係や環境になじめないという看護師は多いものです。以下の例が代表的なものです。
1ヶ月たった所で、自分で言うのも変ですが馴染めてないのがよくわかります(笑)
同日入社の他の二人も同じ病棟なんですが、見ていると楽しそうで、私だけ存在感なく浮いています?
他の2人には患者説明があるのに、私にはなかったりと若干の違和感は初めから感じていたんですが、夫婦で働いてるせいか、私の問題か風当たり厳しいです。
やはり、すでに人間関係や環境が完成されている病院や病棟に新しく入ってくる新参者への風当たりは、厳しいものがあるようです。
その他のにも人間関係や環境に馴染めず下のような状況で働いている人も少なくないようです。
- 職場に馴染めず部屋持ち業務もやらせてもらえず、毎日薬出し業務のみ
- スタッフが独特で仲が良すぎて馴染めず、長く務める気に慣れずすぐに転職
- 仕事内容や同僚に疑問はもっているものの、3か月は頑張ってみる
教育体制や責任の所在が不明瞭で毎日怖い
転職先の病院での教育体制やマニュアル整備、プリセプター制度がなく、仕事の流れや、やり方がわからずすぐに辞めることを考える看護師も多いです。
結婚が決まって引っ越したので9月から新しい病院で臨時職員(パート)として働き始めました。しかしマニュアルとか仕事の流れの説明はそこまでなくスタッフの1人として数えられています。業務はバタバタしており仕事を教えてもらえる時間もあまりありません。臨時職員でも残業が普通にある状態です。マニュアルを知らないまま仕事をするのがとても怖いです。
看護師の仕事は、患者の命に直結するものが多いため、責任の所在は明確にする必要がありますよね。
特に臨時職員や非常勤の職員があたかも正社員のように生死に絡む業務を教育体制もプリセプター制度もないままに行うのは危険と言っても過言ではないです。
転職後の看護業務量が多すぎてすぐに転職を考えてしまう例
看護師の職場はどこも業務が多くつらい現場も少なくありませんが、度を過ぎた業務量のためにすぐに転職を考えるケースも多いです。
○休憩時間を削って看護記録しないと終わらない業務量。
休憩は長くて15分、早くて8分でした。(ご飯をかけこんで終わり)
休憩を終えないと次の人が休憩入れないでしょと言われる。
○残業するな!と毎日しつこく言われる。
指導者と振り返りをしてたら、タイムカードを勝手に押される。
業務量の多さから、睡眠がとれなくなったり、食事が摂取できなくなることも少なくありません。
看護師が転職後すぐに辞めたいときの3つの対処方法
看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときにできる対処方法は下の3つです。
- 一定期間を耐え忍ぶ(忍耐で我慢する)
- 同期や先輩に相談する
- すぐに転職する(早期退職)
結局のところこの3つしかないと思います。
一定期間を耐え忍ぶ(忍耐で我慢する)【看護師が転職後すぐ辞めたい時の対処方法①】
新しい職場に行けば当然すでにある人間関係や環境の中に飛び込むことになります。
あなたがいきなり適応できるわけもありません。
やはり一定期間はその環境に身を置いて慣れるのを待つしかありません。我慢と言っても良いかもしれません。
しかし、この我慢は長続きしないものです。眠れなくなったり、食事がとれなくなって身体を壊してしまうことも少なくありませんので、あまりおすすめできる方法ではありません。
同期や先輩に相談する【看護師が転職後すぐ辞めたい時の対処方法②】
同期の看護師や先輩に相談するのも一つの手かもしれません。
同期に相談すれば、同じ悩みで悩んでいるかもしれません。
先輩や上司、師長に相談すれば、病棟の変更やシフト調整などを検討してくれるかもしれません。
なかなか相談するのは腰が引けますが、以下で紹介する通り、転職後すぐに転職することのデメリットも大きいため、まず相談のうえで改善できないか動いてみるのがよいでしょう。
すぐに転職する(早期退職)【看護師が転職後すぐ辞めたい時の対処方法③】
最後はやはり、転職後すぐにはなりますが、転職するのがよいでしょう。特に以下のようなことで悩んでいる人は早期の転職をおすすめします。
- 睡眠がとれず食事もとれず帰ると涙が止まらない
- 人間関係が悪く新人いびりやいじめにあっている
- 業務量が多すぎて転職前に聞いていた雇用条件と違う
劣悪な環境や極度の緊張状態にある人間関係があると、あなたが看護師として仕事を続けることができなくなることもありますよ!
転職したい理由や転職して別にやりたいことがあるのであれば、転職後すぐに転職してもよいです。
転職後すぐに退職するタイミングはいつ?
退職・転職する意思が固まっていて、退職理由もしっかりと用意できているのであれば、辞める選択も賢い選択です。
正直転職後すぐに転職であれば、あなたの退職・転職する意思が完全に固まっているのであれば、タイミングはいつでも良いです。
ただ、退職を伝える時期は、病院ごとの就業規則に書かれていることが多いです。たいていは以下のように書かれています。
- 退職の申し出は退職希望日の1か月前まで
- 退職の申し出は退職する予定日の2か月前まで
これを読む限りだと、退職をいますぐ申し出ても1か月後にしか退職できないことになります。
即日退職は避けるべき?1か月前くらいに意志を伝えるべき!
即日退職とは、退職の意志を伝えたその日のうちに退職することを言います。
結論からいうと、即日退職は避けたほうがよいでしょう。
その理由は、民法上は「労働者は少なくとも2週間(14日)前までに退職の申し出をすることによって、いつでも労働契約を解除することができる」という意味の記載がされています。
また法律だけでなく、看護師の仕事はシフトが1か月前~2か月前に決まっていることが多く、他のスタッフに迷惑がかかること、狭い業界のため噂がすぐに広がることがあげられます。
なるべく就業規則に則って、1か月前くらいに師長や上司に伝える方がよいでしょう。
つまり即日退職はやめておきましょう。
試用期間中ならすぐに辞められる?
試用期間中とは、正職員になる前のお試し期間です。いわゆる試験やテスト的な機関で、転職した看護師の能力や性格上の問題がないかをチェックする期間です。
病院によって1~3か月と期間が決まっていることが多いです。最長でも6か月としていることが多いです。
正職員になると何かと役職に付いたり、引き止めに合うリスクも高くなるため、転職してすぐの試用期間中に辞める決意が固まっているのであれば、早期の判断をしたほうがよいでしょう。
試用期間中であれば比較的引き止めに合わずにすんなり辞めれたという意見も多いです。
私のところも特に試用期間は明記されてなかったですが、看護部長から試用期間の退職ということで受理されました。その転職活動もスムーズにでき今は新しい所でパートで働いています。
また、試用期間中であれば、職歴に影響が出ません。つまり、履歴書や職務経歴書に記載する必要がないため、次の転職の際にもダメージになりにくくなります。
試用期間中であればすぐに辞められるといっても、即日退職はご法度です。ここでも就業規則に則って1か月前~2か月前に退職の意志を伝えて退職することになります。
看護師が転職後すぐに辞めると引き止めに合うの?
あなたが「辞めたい」「退職」の意志を伝えると、たいていは引き留めにあうでしょう。
どこの病院も看護師の人で不足ですし、せっかく入職してきた看護師をみすみす手放すことはしたくないのが病院の本音です。
「入職してきたことがうれしい」「勤務日数を減らすから」などと引き伸ばしに合い、なかなか退職させてもらえないケースもあります。
下手な引き留めに引っかからず、「1か月後の○日に辞めさせていただきたい」「来月末いっぱいで退職したい」と具体的な時期を伝え、退職届を提出しましょう。
看護師が転職後すぐに辞めたときの3つのデメリット
転職してすぐ辞めるから当たり前ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 転職後すぐに辞めると次の転職が不利になる!
- 看護業界の狭さから次の職場に影響ができる可能性あり
- 年齢や転職回数によっては再就職が困難に
順番に紹介していきます。
転職後すぐに辞めると次の転職が不利になる!
当然ですが、試用期間中がなく、正職員として採用されて保険証が発行されている場合には、履歴書や職務経歴書にすぐに辞めた病院の経歴も記載する必要があります。
つまり、以前に転職後すぐに辞めた事実が知られてしまいます。
面接のときには必ず「すぐに辞めた理由はなんですか?」と質問がとんでくることは覚悟しておきましょう。
すぐに辞めているので、次の転職先での印象が悪くなり、転職が不利になります。
看護業界の狭さから次の職場に影響ができる可能性あり
看護師業界はとても狭い世界です。
転職先にいた師長と以前勤めていた病院の師長が知り合いだったり、病棟の先輩が以前の病院に勤めていたなどなど、情報や噂が一気に広まりやすいです。
以前○○病院に勤めていたという情報から根ほり葉ほり情報が筒抜けになることもあります。
すぐに辞めてしまったことがばれる恐れもありますので、転職の際には注意が必要になるのは言うまでもありません。
年齢や転職回数によっては再就職が困難に
転職回数が増えるのはもちろんのこと、年齢によっては再就職が困難になることもあります。
20代や30代の頃は引く手あまたですが、ブランクがあり子どもが手を離れたから再就職してすぐ辞めるなどと経歴が傷つけば再就職が難しくなることを肝に銘じておきましょう。
辞めると決めたら必ず転職先を決めてから退職する!【看護師転職のコツ】
辞めようと思ったらすぐに退職の意志を伝えたくなるとは思いますがそれで大丈夫ですか?
焦って退職して転職先を決めずにいると、また同じような失敗をくりかえすことになるかもしれませんよ?
転職後すぐに辞めるとなっても、必ず転職先を決めてから退職しましょう。
看護師が転職後にすぐに退職を考えてしまう原因は転職活動での失敗!
転職後にすぐに辞めたいと考えてしまうのは、転職前に以下のようなことが調べられていないのが原因です。
- 転職先の病院がどのような病院なのか?
- 人間関係や環境はどのような雰囲気なのか?
- 教育体制やプリセプター制度は充実しているのか?
- 残業や業務量はどの程度か?
- 定時帰宅できるのか?
でもそのような情報は自力ではなかなか調べられないのが本音ではないですか?
しかし、それを簡単に解決する方法があるんです。
それが看護師専門の転職サイトを利用する転職方法です。
転職して同じ失敗をしないために看護師転職サイトを活用する
転職してまた同じ失敗を繰り返したくない、辛い思いをしたくないというのであれば、看護師専門の転職サイトを利用するのをおすすめしています。
以下のようなことを心配している人はいませんか?
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- また同じようにリサーチ不足で失敗するかも
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- 人間関係がいいところに転職したい
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転職後すぐに辞めたくなったあなたにとっては、転職先の内部情報を調査してくれるのが最大のメリットでしょう。
内部調査は、下手に人事担当や師長から情報収集するのではなく、以前に転職サイトを利用して転職した看護師から直接聞き取り調査をしまう。
それこそ、「今の病院の人間関係はどうですか?」「残業とか業務量ってどんなもんですか?」などといった生の声を拾って教えてくれるので、転職後に聞いていた話を違うということが少なくなりますよね。
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»【すべて無料】看護のお仕事とは【登録方法、メリットと注意点も解説】
看護師が転職後すぐに辞めるときの確認すべきことのまとめ
転職後にすぐ辞めたくなったときの対処方法や転職するときの注意点を紹介しました。
転職してすぐに辞めたくなった原因は、転職する前にリサーチを十分に行っていなかったからです。転職先の生の情報を得たいのであれば、自力やハローワークを利用していてはだめです。
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