- 住宅手当ってそもそも何?
- どのくらいもらえるの?
- 住宅手当がもらえる条件ってなに?
こんにちは!
管理人で現役精神科看護師のハチです。
結論を言うと、看護師転職サイトに登録した上でアドバイザーと相談して自分の希望通りの求人を探して、補足的に住宅手当があるかないかを確認するのがよいです。
なぜなら、私が保健師から転職するときもそうしたからです。
私の場合は、保健師の時代に住宅手当をもらっていました。その時は家賃の50%で最大2万7000円まで住宅手当がもらえる制度だったはずです。
看護師はというと、私が転職活動をしたときにはマチマチといった印象ですね。
- 上は3万円まで住宅手当がある求人
- 下は5000円程度から、そもそも住宅手当自体がない求人も
なので、損をしないためにもできれば私と同じように看護師転職サイトを利用したほうがいいかなとは思います。
だって3万/月の住宅手当があるのとないのとでは年間36万円ほど年収が変わりますよね?
あなたは足元をみられるように損な看護師転職をするのか、それとも得をする看護師転職をするのかどちらでしょうか。
そういう経験も踏まえて、今回は下の記事をまとめていきます。
記事内容
- 住宅手当の基礎的なこと
- 住宅手当ありの求人を探す3つのコツ
- よくある質問集
それでは参ります。
看護師の住宅手当に関する基礎知識
まずは看護師の住宅手当に関する基礎知識からおさらいしておきましょうか。
住宅手当とは
住宅手当とは、病院(雇用主)が看護師の「住宅にかかる費用」を補助する福利厚生のことです。住宅手当の金額や支給される条件は病院によって違いますし、住宅手当を支給していない病院もあります。
住宅手当はどういうときに支給されるの?
住宅手当が支給されるパターンには、
- 「雇用主がアパート代や寮費などの家賃の一部を負担するケース」
- 「職員の持ち家の住宅ローン返済の一部を補助するケース」
の2つのパターンがあります。
一般的に多いのは、看護師が住んでいるアパートやマンションなどの家賃の一部を負担するケースです。給料に住宅手当を上乗せして支給されることが多いようです。
持ち家がある看護師には、住宅ローンの一部を病院が補助してくれるケースもあるようです。
しかし、このタイプの住宅手当を支給している病院は数が少ないので、住宅ローンの補助もしてくれる場所に転職したいという場合には、転職サイトを利用するとよいかもしれません。
住宅手当の支払い方法は上乗せタイプと天引きタイプがある
住宅手当の支払いの方法は、
- 給料に手当を上乗せして支給する方法
- 病院が運営・契約している寮費や家賃を安くして給料から天引きする方法
の2パターンがあります。
給料に上乗せする場合には、住宅手当の上乗せ金額が1万円ならば、毎月の給料に住宅手当の1万円を上乗せした金額が支給されます。
天引きの場合、たとえば病院が契約しているアパートの家賃総額5万円のうち、病院が半額の2万5千円を負担し、残り半額の2万5千円が給料から天引きされる仕組みです。
本来ならば5万円かかるところが2万5千円で済むというわけです。
住宅手当がもらえるのはどんな場合?どんな条件?
先程も少し触れましたが、住宅手当をもらうための条件にはいかのようなものがあります。
- 世帯主である
- 住宅が賃貸アパートか持ち家
- 会社から住宅までの距離が指定の距離である
世帯主である
まず第一の前提条件として、賃貸アパートにしろ、持ち家にしろ世帯主であることが条件。
たとえば、彼氏と同棲していて彼氏が世帯主として賃貸契約をしている場合には、世帯主に当たりませんので住宅手当も当たりません。
また、持ち家の場合にも旦那が世帯主である場合には、住宅手当の条件外となります。
住宅が賃貸アパートか持ち家
第二の条件は、住宅が賃貸か持ち家であることです。これは単純に実家であればあなたの持ち家ではないので支給の対象になりませんし、病院の寮に住んでいるのであれば賃貸アパートにならないので住宅手当はあたりません。
会社から住宅までの距離が指定の距離である
第三の条件は会社から住宅までの距離が指定の距離であることです。これは病院によってまちまちですが、たとえば「○km以内」「電車で○分以内」と距離が具体的に指定されています。この距離の条件に該当する住宅に住んでいる場合に住宅手当の支給対象となります。
住宅手当ありの求人を探す2つのコツ
3つのコツとは下のようにまとめられます。
- 住宅手当の相場をしっかりと知っておくこと
- 手当の額が多くなるケースを知っておくこと
住宅手当の平均相場はいくら?
医療職の住宅手当の平均相場は、約1万5000円です。
この数字は厚生労働省の調査をもとに算出されたものです。
いかに各職業別の住宅手当の相場金額を載せておきます。
参考:厚生労働省 「平成27年就労総合調査の概況 住宅手当など」より
他の業種に比べると、医療系の職業は住宅手当が低く設定されているようですね。
ま、看護師に関しては夜勤手当も支給されているため、住宅手当を低く設定しているのかもしれませんね。
手当の額が多くなるケースを知っておくこと
住宅手当の額が多くなるケースは下の3つのケースがあります。
- 大きな病院や県立、市立病院に転職した場合
- 都市部へ異動したとき
- 管理職や役職に就いたとき
順番に簡単に見ていきましょう。
大きな病院や県立、市立病院に転職した場合
まず大きな病院では、住宅手当が支給されるケースが多いです。
また、県立や市立といった公的病院は、保健師と同じで公務員扱いになるので住宅手当が支給されます。
逆に言えば、クリニックや私立の病院では住宅手当が支給されない、そもそも住宅手当制度がないということはざらです。
都市部へ異動したとき
都市部の病院では人口も多く家賃が高いうえ、要望も多いので住宅手当が支給される病院が多いです。
逆に地方では、家賃が安いため住宅手当で負担する必要がないと判断する病院が多いので、住宅手当の制度があるところが少なくなります。
管理職や役職に就いたとき
管理職や役職に就いたときにも、住宅手当がつくことがありますが、これはあまり該当する看護師が少ないので説明を割愛しますね。
看護師の住宅手当関係のよくある質問集と回答集
ではここからはよくある質問にお答えしていきます。
結婚した時はどうなる?
上で説明したとおり、結婚した場合にもあなたが世帯主なのか、世帯主じゃないのかによって住宅手当の支給は決まります。
旦那が世帯主であれば、旦那の職場から住宅手当が支給されている場合があります。
住宅手当の「二重取り」を防ぐために、世帯主かどうかの確認の書類を提出することになっていることが多いので注意しましょう。
持ち家を購入したらどうなるの?
持ち家を購入した場合にも、世帯主かどうかが重要です。
あなたが世帯主ではないのであれば、住宅手当は支給されません。逆に住民票などで世帯主であることの証明さえできれば住宅手当は支給されます。
今後住宅手当がなくなる?
今後住宅手当がなくなる可能性があります。
その理由は、看護師に限らず、日本人の生活スタイルが変わってきているからです。最近の住宅の例としては、ルームシェアが台頭してきています。
ルームシェアは住宅の世帯主があいまいになり、住宅手当の二重取り、三重取りが発生するリスクがあります。
雇用主側としてはたまったものではありませんよね?
そのような理由もあって、住宅手当は今後減っていく、もしくは福利厚生の制度として消えていくかもしれません。
【体験談】結局は住宅手当の相場や知識をつけた上で看護師転職サイトに登録するのが最強
と疑問に感じたかたはいませんか?
結局のところ、看護師の住宅手当の相場や知識をつけた上で看護師転職サイトに登録するのが最強です。
なぜなら、私がそうしたからです。
2015年の10月月頃、私は保健師から看護師に転職することを決意しました。
そのあたりの話は、『【自由に生きませんか?】元保健師→今看護師がブログを始めた理由と稼げた理由』で話しています。
そこで私がした行動は下のような行動です。
- 保健師だと公務員だから住宅手当がもらえてるけど、看護師だとどうなの?
- 看護師の住宅手当の相場ってどうなの?え?もらえないところもあるとかまじかよ。
- うーん看護師転職サイトとか怪しすぎるし自分で探すか
概ね上のような行動をしました。
そして実際、自分で住宅手当がしっかりもらえるかとか福利厚生部分を確認していたのですが、
となりました。
しかも、自分で探すととんでもなく手間なんですよね。
- 仕事の合間や休日にハローワークに通ったりネットで探したりしなくてはいけない
- 探すけど実際のところを相談できる人がいない。家族に相談しても限界あるし。
といろいろしているとどんどん時間だけが無駄に経っていくわけです。
と2社だけ登録してみました。
すると住宅手当以外の夜勤手当とか、その他の福利厚生について求人票の情報だけでない、人事担当者に確認した「生の情報」を教えてくれるじゃないですか。
自分でそれぞれの病院に電話して
- 「この手当ってどういう計算なんですか?」
- 「休みとかしっかりとれるの?」
とか確認するのは難しいですけど、
看護師転職サイトならアドバイザーが要望伝えておけば確認してくれるので楽ちんでした。
その他にも看護師転職サイトのメリットはたくさんあるんですけど、結果的にはもっと早く登録して転職活動をしておけばよかったです汗
ちなみに管理人的におすすめの看護師転職サイトを『【失敗しない】現役看護師がおすすめする看護師転職サイトランキング!』で解説しているので参考にしてみてくださいね。
【まとめ】損してる?住宅手当があると年間36万ほどお得に!
住宅手当について簡単に説明してきましたが、住宅手当があるのとないのとでは、年間36万円ほどの差が産まれます。
いま、住宅手当がない病院で看護師をしているあなたは大きな損をしているかもしれませんよ?
36万円もがあればハワイにでも旅行にいけちゃうほどです。
もし、仕事を丁度辞めようかなと思っているのであれば、住宅手当や夜勤手当などが充実している病院にいくべきです。自力で調べたり、ハローワークで調べるのには限界があります。
効率よく給料や手当が充実している病院にいくのであれば、看護師の転職の専門家がいる転職サイトを利用するのをおすすめしています。
看護師の転職には大手の看護のお仕事をはじめとする転職サイトがあり、住宅手当をはじめとする細かな手当がどんな条件だったらもらえるのか、あなたに合った病院はどこなのかなどを調べてくれるんです。
3分ほどで簡単に登録できるので確認してみてください。ただ、転職サイトを利用するときのメリット・デメリットもしっかりと確認して損をしないようにしてくださいね。また、転職サイトを利用しないほうがいいひともいるので注意です。
ちなみに管理人的におすすめの看護師転職サイトを『【失敗しない】現役看護師がおすすめする看護師転職サイトランキング!』で解説しているので参考にしてみてくださいね。