なんか保険とか年金の手続きってやらなきゃいけないかのかな?
もし看護師として再就職するときってどうしたらいいのかな?
私の友達にも看護師を一時退職してしばらくの間、世間一般でいう『ニート』や『フリーター』として過ごした人がいます。
その友人は上の人のように悩んだそうです。
そこで今回は下の内容を解説します。
- 退職して『ニート』になった看護師向けにニート期間や保険の手続き
- 看護師として再就職・転職するときのポイント
※ちなみに今回は取り上げる『ニート』とは、看護師資格を保有しているが、看護師として就業していない人を指しています。
看護師が退職して『ニート』して過ごしていい期間ってどのくらい?
看護師が退職したあと、何もせずに過ごす『ニート期間』は1年以内が望ましいです。
その理由は2つありまして以下のとおりです。
- 医療は日進月歩で置いていかれる
- 面接で悪い印象になってしまう
理由をみれば当たり前だと思うでしょうが、順番に説明させてください。
医療は日進月歩で看護技術、知識が古くなる
看護師として仕事をしていると新薬が導入されたり、新しい器具が導入されたり、看護手順が変わったりといったことは年に何度もありませんでしたか?
看護師がルーチンで行う業務は、検温から血圧測定といったバイタル測定から始まり、薬の副作用の有無の確認、点滴管理といったことです。
しかし、基本的なところは変わらないといっても、やはり最新の医療に触れていない期間が長くなればなるほど、ブランクが空き復帰するときに勉強する量もどんどん増えていくことになります。
再就職の面接の際に悪い印象になる!即戦力とされない?
看護師業界は人手不足で売り手市場とはいったものの、やはり長いこと現場から離れているブランク看護師は印象が悪くなりやすいです。
書類審査で落ちることはなくとも、面接の際には必ず『この空白の期間は何をされていたのですか?』といった質問はされます。
そのことは頭の片隅においてニート期間を過ごす必要があります。
『ニート』でも明確なも目標や目的が明確なら大丈夫!
ニートはダメな印象がある人も多くないでしょうか?
しかし、ニートといっても明確な理由や目的があれば咎められるものではありませんよ。
- 現場がつらくて休養したい
- 今まで頑張った分で世界旅行をして見聞を広めたい
- タイ式マッサージの資格を取りたい
上記のようにさまざまな目的や目標があってニートを選んだ人、選びたい人もいるのでは?
漠然とニートをするのはあまり勧められるものではありませんが、疲れ切った人や新しく資格を取りたい、まとまった時間がほしいという人は看護師を一旦退職してニートをするのも立派な選択でしょう。
健康保険、年金、失業保険の手続きは必ず行う!
健康保険や年金、失業保険の申請は必ず必要な申請になるので退職したらすぐに行っておきましょう。
健康保険の申請について
看護師さんが加入している保険は病院(会社)の社会保険です。仮にこの病院を辞めて『ニート』『フリーター』といった会社に勤めずに自宅や実家に戻る場合には、国民健康保険に加入する必要があります。
社会保険によっては任意継続という形でしばらく前職の保険を継続できる場合もありますが、これができない場合は国民健康保険に加入するか、家族の健康保険に被扶養者として加入するかになります。
申請の期間は退職日から14日以内となっていますので、お住いの市区町村の窓口にいって申請を行いましょう。
申請に必要な書類は以下の3つです。
- 社会保険団から発行された資格喪失証明書
- あなたのマイナンバー通知カードor個人番号カード
- 印鑑
上記の3つを持参の上で早い段階で申請しておきましょう。
もしこの申請をせずに怪我や病気になるととんでも額の医療費がかかることになります。
年金の申請について
国民健康保険の申請で市区町村の窓口にいくついでにしておくべき申請が、年金の申請です。
病院に勤めているときに支払っている年金は『厚生年金』といいますが、『ニート』になると『国民年金』への切り替えが必要になります。
国民年金への切り替え(種別変更)が必要な人とは?手続き方法は?https://taisyoku-shitara.com/kenko-002.html
以下の書類を持参の上で市区町村の窓口で申請するだけなので、簡単です。
- 退職日が証明できるもの(離職票、健康保険資格喪失証明書、退職証明書など)
- 身分証明書(運転免許証など)
- 年金手帳
- 印鑑
いずれの書類も退職時に渡されるものなので、確認しておきましょう。
こちらの申請期間も退職日から14日以内となっていますので忘れずに行っておきましょう。
失業保険について
失業保険については、ハローワークでのしんせいが必要になりますが、自己都合での退職の場合にはすぐに受給することができません。
詳しくは以下のリンクを参考にしてください。
https://www.ニート脱出-ゆるい海外移住-2017.com/entry/2017/11/22/失業給付の情報〜転職やニート、非正規#自己都合だと失業給付は絶対にすぐ貰えないのか
ただ、ハローワークに申請自体はいくべきことなので、離職票をもらった時点で最寄りのハローワークへ行き申請をおこなっておきましょう。3ヶ月ほどの待機期間をおいて給付を受けられる場合もあります。
もしニートから看護師として再就職するには?5ステップの転職術!
ニートから脱却してブランクがあるものの看護師として再出発したい人は以下の5つのステップで転職を考えていきましょう。
- なぜ辞めたのか自己分析してみる
- 求人への希望や条件を明確にする
- 求人探し、転職先は慎重に検討
- 空白の期間の面接対策は必須!
- 給料と雇用条件交渉は必ず行う
ブランクがあるため慎重に行うのがポイントになります。順番にステップを確認していきましょう。
なぜニートになったのか、辞めたのか自己分析する
まずはじめに行って欲しいのは、なぜニートになったのか、なぜ辞めたのかという部分をはっきりとさせることです。
薄々自分の中で辞めた理由があるはずです。
- 仕事が忙しすぎてつらかった
- 給料と待遇が悪すぎた
- 人間関係がひどかった
いろいろと退職理由はあると思いますが、ここでしっかりと辞めた理由や看護師が嫌になった理由を明確にしておくことが次の転職で失敗しないコツです。
自分ありに辞めた理由を箇条書きにしてみましょう。
それをもって次のステップにいきます。
求人への希望や条件は明確にする
辞めた理由をはっきりさせた次は、転職先に求める希望や条件をはっきりさせましょう。
先程箇条書きにした不満や辞めた理由を自分なりこれは避けたい、これは改善したいというものに優先順位をつけていきましょう。
すると、あなたの中でモヤモヤしていた希望や条件が明確になってくるはずです。
たとえば上で挙げた辞めた理由から考えると以下のようになるかもしれません。
人間関係がいいところは必須!もう派閥や師長のパワハラに振り回されたくない。その次は給料かな。給料さえある程度高ければ我慢できるから。
などといった具合で優先順位をつけてみましょう。
求人探しや転職先は慎重に選ぶ
さて、希望や条件の優先順位がつけられた段階で、いよいよ求人探しをしていきましょう。
ニートになってブランクがある看護師さんにおすすめの転職先は以下のような場所でしょう。
- 病院の外来
- クリニック
- 健診センター
- 保育園
ただ、あくまでおすすめというだけで、看護師としてやりなおしたいなら病棟の看護師の一択です。
看護技術の復習や新しい知識の勉強などで追いつくのに少し時間がかかるかもしれませんが、そちらの方が高給料で雇用条件の充実した求人が豊富です。
ただ、ここで重要なのは、前の2ステップで決めたあなたの希望や条件に沿っているかどうかです。
その結果として職場は付いてくるものです。
空白の期間への面接対策は必須
ニートをしているとどうしても空白の期間が発生してしまいます。そのため履歴書や職務経歴書には空白の期間が露呈した状態になります。
書類上では落とされる可能性は低いですが、面接の際には、必ず『この空白の期間は何をされていたのでしょうか』という質問を聞かれます。
もし、仕事をしていない期間に何かしらの資格を取った方はそのように答えればよいですが、旅行やリフレッシュのために休んでいた方は何かしらの理由を建前でもよいので用意しておくことが必要になります。
ここで例としては、『家族の介護のため』『家の都合』などで誤魔化すのも1つの手ですし、正直にリフレッシュのためと答えるのもよいでしょう。いずれにしてもいんしょうが悪くならないように自分なりに自信を持って言える理由を用意しましょう。
給料と雇用条件の交渉は後悔しないために必ずする
最後のステップは求人から内定をもらった段階、もしくは面接の段階で、給料や雇用条件の交渉は必ず行うこと。
あなたの希望や条件がしっかりと決まっているのであれば、妥協してはいけません。
妥協して就職しても結局はそのことが後悔として残ってしまう可能性が高いです。
後悔しないためには看護師転職サイトを使うのがおすすめ
もし、以下のように悩んでいる人は看護師転職サイトを使うのがよいかもしれません。
- 求人を自力でさがすのって難しいなぁ
- 病院の内情まで情報収集できないから不安だなぁ
- 病院に問い合わせたり面接調整って面倒だなぁ
- 給料の交渉とかがめつくてできないなぁ
看護師転職サイトを使えばこれらの不安や面倒をすべて解消してくれます。
看護師転職サイトとは、看護師の転職を専門に取り扱っているアドバイザー会社です。
看護師が転職したいと感じたときに数分の登録で相談に乗ってくれて以下のようなサービスをすべて無料で行ってくれるんです。
- 退職の手続きへのアドバイス
- 履歴書や職務経歴書へのフォロー
- 自分にマッチした求人探し
- 面接や見学、入職日などの日程調整
- 面接対策や面接への付き添い
- 人間関係や環境などの内部情報提供
- 給料や勤務条件の交渉
- 転職後のサポート
とくにニート期間が長くて、ブランクを強く感じている方にとってはよいサービスばかりではないでしょうか。
また、看護師転職サイトは、病院とのつながりも強い上に、転職サイト経由で転職した看護師とのコネクションもありますので、病院ごとの内情も深く把握しています。
そのため人間関係がどうなのか、仕事の内容や残業の量はどうなのかまで詳しく調べてくれますので安心して転職活動ができるのもありがたいところです。
上記の5つのステップに加えて看護師転職サイトを利用すれば失敗を最小限にして満足のいく転職になるでしょう。
ちなみに当サイトでもっともおすすめしている看護師転職サイトは大手で知名度も高い『マイナビ看護師』です。
そのほかにも以下にランキングを掲載しているのであなたが気に入った看護師転職サイトに登録のうえ、ニートを脱出して円満な転職をしてくださいね。
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あなたの成功を切に願っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。