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【保存版】幻覚・妄想の看護と6つの対応ポイント【結論:患者を否定も肯定しないで傾聴です】

【保存版】幻覚・妄想の看護と6つの対応ポイント【結論:患者を否定も肯定しないで傾聴です】
悩む看護師
幻視とか幻聴に左右されている患者への対応方法がわからないなぁ。妄想に対してどういう反応をしたらいいんだろう。

と疑問に感じたことはありませんか。

 

幻覚や妄想に対しては、肯定はしてはいけないということは知っていても、間違った対応を無意識にしてしまっている看護師もいるかもしれません。その対応、患者の症状を悪化させるかもしれませんよ?

 

結論は患者の幻聴や妄想体験を否定も肯定もしないこと

 

こんにちは。精神看護師4年目のハチです。

 

今回は、幻覚や妄想の対応方法・看護を解説していきます。
この記事を読むことであなたの普段の看護を見直す機会になれば幸いです。

 

それでは参ります。

看護のお仕事

幻覚や妄想への対応は6つポイント

【保存版】幻覚・妄想の看護と6つの対応ポイント【結論:患者を否定も肯定しないで傾聴です】

幻覚や妄想の症状がある患者への看護や関わり方のポイントは下の6つ。

幻覚や妄想への6つ対応ポイント

  1. 否定も肯定もせずに傾聴する
  2. 深く追求せずに対応する
  3. 知的な論争をしない
  4. いつものことと軽視しない
  5. 冗談のようにからかったりしない
  6. 病的体験の不安や苦しさを受容する

順番に解説していきます。

 

 

否定も肯定もせずに傾聴する

患者が幻覚や妄想を訴えてきた際には、否定も肯定せずに傾聴すること大切

患者にとって幻覚や妄想は現実のものとしてとらえています。そのため否定すると自分はつらい、苦しい思いを理解してくれないと受け取られる可能性があります。

また、患者の幻覚や妄想を肯定してしまうと、患者は幻覚・妄想体験をしている世界を固定化してしまい、余計に幻覚や妄想を増強してしまう恐れがあります。

具体的な対応としては、「辛い思いをしているのですね」など患者感じている感情に共感的にかかわるようにしましょう。

 

 

深く追求せずに対応する

患者の幻覚や妄想に対して、傾聴することは重要ですが、「どのような幻聴か」「いつどこでどのような妄想があるのか」など深く追求して症状を聞いてはいけません

特に統合失調症の急性期などは否定しても全く意味がありませんし、追求すると余計病的症状が強まる恐れすらあります。

人気記事【困ってるNs必見】統合失調症の急性期看護、観察ポイントとアセスメント

またうなずいて聞いているだけでも「幻聴は現実に聞こえるものなのだ。」と肯定的に捉えてしまう患者もいまっし、看護師が幻聴や妄想を肯定してしまうと、患者は幻覚・妄想体験をしている世界を固定化してしまい、余計に幻覚や妄想を悪化させてしまう可能性があります。

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知的な論争をしない

 

幻覚や妄想に影響されての症状であるため、幻覚や妄想に対して知的論争をしてはいけません

 

 

患者にとっては幻覚や妄想は現実のものとして感じているため修正しようとしてもできない場合がほとんどです。

 

そのため、影が見えるという訴えに対して「ここには何もないでしょう。ほら私は触れられないよ」ということや、隣の部屋から幻聴が聞こえるという訴えに「隣の部屋は誰もいない。」などと説明をして説得してもあまり意味がありませんし、患者にとっては自分の気持ちを理解してもらえないという不信感が募っていきます。

 

幻聴の内容や妄想の内容にふれるのではなく患者の病的な症状が「どこから」来ているのかをアセスメントしながら関わりましょう。特に統合失調症が幻聴や妄想症状がよく出ますが、それ以外にも似た症状を呈する病気があるので学習しておくと頼りになりますね。

 

 

いつものことと軽視しない

 

家族や看護師からすると、本人の幻覚や妄想の訴えは日常茶飯事のため、また同じことを言っていると簡単にとらえてしまうことがあります。

 

しかし、患者本人は幻覚や妄想によって不安な気持ちや怖い気持ちがつのっているため、真摯に受け止めて対応することが求められます。

 

簡単に扱われたと患者が思うと、自傷行為や興奮などに発展することも少なくありません。

 

冗談のようにからかったりしない

 

患者の幻覚や妄想の訴えに対して茶化したり、冗談をいってごまかしたりしてはいけません

 

現実ではありえない体験(病的体験)は時として、常識を外れすぎている場合も。

しかし患者の体験は実際に体験しているというもののため、茶化したり、冗談を言ってからかったりするとイライラから興奮、自分を理解してもらえないという思いになり死にたくなったり、物にあたったりする恐れが高まります。

 

 

 

病的体験の不安や苦しさを受容する

 

患者本人の幻覚や妄想による病的体験は、実際に対象がないものを知覚するため、周りの人には理解してもらえないものです。

 

病的体験は不安で苦しいものです。患者の幻覚や妄想に対してどうこういうのではなく患者の不安や苦しさを受け止めて理解するように接することが大切です。

 

幻覚や妄想の内容を聞くのではなく、不安や恐怖などの患者の感情に寄り添うことがもっとも重要なことなのです。

 

 

【まとめ】幻聴や妄想には否定も肯定もしないこと!真摯に向き合う姿勢も大切!

【まとめ】幻聴や妄想には否定も肯定もしないこと!真摯に向き合う姿勢も大切!

基本的な事項が多く、いまさら何をいっているのだと感じることもあるでしょう。

しかし、実際に臨床の場面で幻覚や妄想に左右された患者の訴えを真摯に受け止めて患者の不安な気持ちや怖い気持ちに寄り添えていますか。

 

今一度自分の看護師としての対応を見改める機会になれば幸いです。

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gussan

ハチ

副業ブロガー / 現役看護師【経歴】国立大学▶︎公務員(保健師)▶︎縦社会と副業禁止で退職決意▶︎精神科看護師▶︎3サイト運営するが月1万円収益で3年ほど彷徨う▶︎培ったノウハウを駆使してhachiblog立ち上げ●嫁1太郎1姫と暮らす
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