こういった疑問に答えします。
結論は下のとおり。
- 急性期病棟:3~5件/日
- 慢性期病棟:0~2件/日
といったところ。
そこで下の内容を確認しておきましょう。
- 精神科看護師の採血をする件数とか、採血理由は?
- 精神科看護師のきつい仕事って何?
- 精神科に転職するなら勉強しておくべき看護技術って何?
もし、精神科看護師に興味があるならおすすめですよ。
ただそれだけ精神科ってラクなんだと決めつけるのは危険かも。
そこでこの記事では精神科の採血事情を説明しつつ、精神科の大変さも説明していきますね。
3分ほどで終わる内容なんでぜひゆっくりご覧くださいm(_ _)m
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
人気記事看護師転職サイトランキング【脱看護師しましょう】
精神科看護師はどのくらいの頻度で採血をする?【ぶっちゃけ1日3件と少ないです】
最近Twitterをしていると質問をけっこうもらうのが下の質問。
ぶっちゃけ、1日3件と少ないですね。
イメージは下のとおり。
- 急性期病棟:3~5件/日
- 慢性期病棟:0~2件/日
精神科での採血理由は?
精神科での採血する理由は下のようなもの。
- 薬物療法の血液データ(リチウム、クロザリルなど)
- 入院時のルーチン
- 1ヶ月毎のルーチン
- 拘束時のDダイマー確認のため
- 発熱時の感染兆候確認のため
- アルコール使用障害患者のせん妄時、肝性脳症否定のための採血(アンモニア値確認)
ざっと思いつく採血理由は上記のようなもの。
精神科患者の採血の難易度は?
ぶっちゃけマチマチ。
ただ、一般科に比べて難易度高めの人の理由が違います。
一般科だと、採血が難しい人って
- 血管が細い
- 脂肪が分厚く血管が見えない
- 血管が触れない
- 血管が固くて逃げる
とかですよね?
精神科は下のような理由で難しい。
- 患者が動く
- 暴れる
- 採血をされてると理解していない
せん妄の患者さんや、採血自体に拒否的な患者さんが多いんですよね。
そもそも、スタートの入院理由から違うんですよね。治療のために自分から入院してくる患者さんなんてほぼいません。
医療保護入院や措置入院、応急入院といった患者さんが多い。
つまり、無理やり入院させられたと思っている患者さんが多いんですよ。
こういう理由もあって、採血の難易度はマチマチです。
あ、失敗するとめっちゃ怒られやすいかもです笑
だって入院になっとくしてないから採血されたくないですもん汗
精神科看護師のきつい仕事って何?
採血自体の回数は少ないですけど、精神科看護師はきつい仕事も多いです。
具体的には下のようなことが多くてきついですね。
- 暴言・暴力
- 妄想の対象になること
- 自分の一言の重みが大きいこと
- 患者の話を聞かなくてはいけないこと
暴力や暴言は日常茶飯事と思ったほうがいいですね。別に患者さんも言いたくて言っているわけではないんです。
それでも幻聴や幻覚の影響で看護師にぶつけることも多いですし、手首を掴まれたり引掻かれたりっていうのは多いです。
とはいえ、患者の不穏状態をアセスメントできなかった自分、避けられる距離にいなかった自分が悪いというもの。
一般科で一番きつい『患者さんが亡くなる』ということは少ないんでそこはいいかなと。
あ、あと処置や点滴管理で時間に追われまくるというのもありませんね。
きついことなんて一般科もたくさんあると思うんで、参考までに。下の記事にきついことはまとめています。
参考精神科看護師の4つのきついこと【一般科看護師に比べたら時間的に楽です】
参考精神科看護師に転職するメリットとデメリットを解説【コミュニケーション能力が爆上がりします】
精神科看護師に転職するなら勉強すべき看護技術とは?【コミュニケーション技術が一番大事】
結論、精神科看護師が勉強すべき看護技術は、コミュニケーション技術です。
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精神科看護師の必須コミュニケーション技術『LEAP』を徹底解説
続きを見る
と思われがち。
でも、コミュニケーション技術がない看護師は多いですよ。
ちなみに傾聴や共感だけでは精神科看護師は通用しません。通用するけど本当の意味で精神科看護師にはなれません。
結論下のような技術の習得が必要。
- LEAP→精神科全般に使える
- アサーション→自分も相手も大切にする
- 動機づけ面接技術→疾病教育やSSTの導入に必須
- アンガーコントロール→発達障害やアルコール使用障害の対応に必要
- 認知行動療法→基本
このあたりはすべて記事にする予定なのでお楽しみに。
まずは精神科看護師に必要な勉強基本編は下の記事にまとめています。
採血が少ないし看護技術や医療処置は少ないんで、
という方には精神科看護師はおすすめですね。
ぜひ今の現状を打破したいなら、あとはあなたの選択次第ですね。
参考【2020年版】精神科看護師への転職マニュアル【結論:ラクに看護できます】
人気記事看護師転職サイトランキング【脱看護師しましょう】